コンテンツにスキップ

イングリッシュ・マフィン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Luckas-bot (会話 | 投稿記録) による 2011年12月27日 (火) 05:17個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: cy:Myffin)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

イングリッシュ・マフィン

イングリッシュ・マフィン: English muffin )は丸い、酵母発酵させたパンであり、コーンミールトウモロコシ粉)がまぶされる。北アメリカイギリスの朝食で食べられ、他の塩分のある朝食メニューのベーコン目玉焼きソーセージと共に食べられる。アメリカの菓子マフィンとは区別される。

製法

イングリッシュ・マフィンは、クランペットよりもパンに近いが、イギリスオーストラリアおよびニュージーランドでは共に単にマフィンと呼ばれる。イングリッシュ・マフィンは柔らかく小麦牛乳酵母砂糖を練った生地で作る。これを寝かせて、丸めて形を作り、再び寝かせる。イングリッシュ・マフィンは通常オーブンで調理するが、グリルトースターで焼き直す場合もある。

使用

イングリッシュ・マフィンはアメリカ合衆国イギリスカナダニュージーランド、およびオーストラリアで広く売られている。また、アメリカのファストフード店の朝食メニューとして世界的に販売される。通常トーストしてバタージャムをのせる。トーストする場合は二枚に裂いて焼くが、裂く時はナイフなどを使わずに、外周にフォークを刺して一周ぐるりと穴を開け、そこから手で裂いてトーストすると、独特のカリカリ感と香ばしさが楽しめる。また、肉(ベーコンハムソーセージ)、卵(目玉焼きスクランブルエッグポーチドエッグ、蒸し卵)やチーズの朝食サンドイッチに使用される。伝統的なニューヨークブランチ料理、エッグベネディクトの主要材料である。

通常のパンよりも水分含有量が多くカビやすいので、冷蔵庫に保存してなるべく早く使い切るのが好ましい。

文献

  • エリザベス・デイビッド English Bread and Yeast Cookery、1979年 ISBN 978-0140467918
    イングリッシュ・マフィンの発祥および使用についての信頼のおける議論。

関連項目

外部リンク