きかんしゃトーマス (2021年のアニメ)
きかんしゃトーマス All Engines Go | |
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ジャンル | アドベンチャー |
原作 |
ウィルバート・オードリー「汽車のえほん」 ブリット・オールクロフト「きかんしゃトーマス」 |
企画 | リック・シュヴァル |
構成 |
リック・シュヴァル(第20話まで) クレイグ・カーライル(第21話以降) |
監督 |
ジェイソン・グロー キャンベル・ブライア ショーン・ジェフリー |
言語 | 英語 |
シリーズ数 | 2 + |
話数 | 104 + |
製作 | |
製作総指揮 | コリン・ボーム |
制作プロデューサー |
クリストファー・キーナン ダグ・マーフィー フレデリック・ソーリエ パム・ウェストマン |
製作 |
マテル・テレビジョン ネルバナ |
配給 | マテル・テレビジョン |
放送 | |
放送チャンネル | カートゥーン ネットワーク ツリーハウス チャンネル5 NHK Eテレ |
放送期間 | 2021年8月23日 - 2021年9月13日 - 2021年9月18日 - 2021年11月8日 - 2022年12月24日 - |
番組年表 | |
前作 | きかんしゃトーマス |
『きかんしゃトーマス All Engines Go』(原題:Thomas & Friends: All Engines Go)は、マテルとネルバナによって製作された、ブリット・オールクロフト原作「きかんしゃトーマス」の2DCGアニメーションシリーズ。2021年8月にメキシコにて最初の13話が先行放送されたのち、同年9月よりアメリカのカートゥーン ネットワークおよびカナダ・ツリーハウスでの放送を開始した。
概要
これまでのテレビシリーズにおける、鉄道社会のリアリティを重視したビジュアルとは異なり、キャラクターのデザインから動作までしなやかなカートゥーンチックの2DCGアニメーションとなっている。また、第25シリーズと紹介されることもあるが、物語において過去24シリーズ分との繋がりは意識されておらず、あくまで別コンテンツとされている。それにより、メインキャラクターもほぼ小型機関車のみに集中されている他、時代設定も絵本や過去シリーズが大きく意識した20世紀から大きく進んだ現代となり、作中にホログラムやタブレット端末が登場する。[1]
シリーズの立ち上げや構成はアメリカの脚本家リック・シュヴァルに大きく委ねられており、その様子が放送開始直後にファンによるインタビュー等で明らかとなった[2]。
制作
第1シリーズ(2021 - 2022)
きかんしゃトーマスの権利所有者であるマテル・テレビジョン(旧マテル・クリエイションズ)は、2020年までにテレビシリーズの3DCGアニメーションを製作したジャム・フィルド・トロントとの契約更新を行わず、現代の視聴者感性に合わせた新シリーズの展開を決めた[3]。それにあたり、リック・シュヴァルとネルバナを主導とした、これまでとは大きく異なる体制でのシリーズ構成が行われ、第22シリーズより参加しているマイケル・ホワイトを除き脚本陣も一新された。加えて1回につき2話という放送における契約に合わせ、2話に1曲脚本家が作詞したミュージカル調の歌が挿入されている。
全52話各11分。先述の通り、メキシコでは2021年8月23日から9月4日の間に第13話まで先行放送されたのち、9月中旬に米国、カナダにて放送開始。
米国のNetflixでは英語版、メキシコ吹替版、ブラジル吹替版を同時に、第1〜26話、第27〜39話、第40〜52話と分割して配信。うち第19〜26話は放送に先駆けての公開となった。
なお、リック・シュヴァルは他のシリーズに時間を割かなければならなくなった為、第20話で構成をクレイグ・カーライルに引き継ぎ、当企画から退いた。
第2シリーズ(2022 -)
このシリーズより、自閉症スペクトラム障害を抱えるキャラクター、ブレーキ車ブルーノが登場する。ブルーノのキャラクター開発にあたり、自身も自閉症である脚本家ダニエル・シェア=ストロムが大きく携わっており[4]、また米国・英国吹替ともに自閉症の少年が起用されている。
加えて予算の都合により姿を現さなかったウィフや、ヨンバオに続くゲストキャラクター・アシマ等過去シリーズのキャラクターやスポットも続々登場する。
当初は2シリーズ分全104話と長編2作分の契約が交わされていたが、2022年には第4シリーズまで制作されることが発表された。
日本での展開
2022年6月16日開催の東京おもちゃショー2022にて企業向けに日本での展開が発表されたのち、同月20日に一般に向けたアナウンスが行われた。その後9月23日に長編第1作の邦題を含めた予告編[5]が公開された。12月24日よりNHK Eテレでの放送が開始される予定[6]。
メインキャラクターには、原語版で大半を子役が演じていることや、自ら歌うことを考慮し、平均年齢をこれまでより大幅に下げた新キャスト陣が用意された[7]。
"All Engines Go"は「みんなでGO」と翻訳されたが、タイトルとしての使用は為されていないため、このページにおける表記も原題のままとする。
あらすじ
ソドー島の鉄道で働く機関車のトーマスとパーシー、ディーゼル、そして保線車両のカーリーとサンディーは、クリスタル洞窟での冒険を機に5台で"The Biggest Adventure Club"を組んだ。クラブはその後アフリカ・ケニアから来たニアと日本の最新式電気機関車カナを迎え、必要な時には協力しながら、日々楽しく仕事や冒険を成し遂げるのであった。
キャラクター
※声は米国吹替版/日本語吹替版
メインキャラクター
- トーマス(Thomas)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:メーシャ・コントレラス/田中美海
- 青いタンク式蒸気機関車で、本シリーズの主人公。元気で生意気な部分もあるが、車体番号の『1』や"A Thomas Promise"に誓って、いつでも仲間や人々の役に立つ存在になろうとしている。
- パーシー(Percy)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:チャーリー・ゼルツァー/越乃奏
- 緑色のタンク式蒸気機関車で、車体番号は『6』。トーマスの一番の親友。暗闇や高い場所が苦手だが、友達のためなら何にでも挑もうとする勇敢な心の持ち主。幸運の鐘を常に身に着けている。郵便配達と冗談が好き。
- カナ(Kana)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:エイヴァ・ロー/大久保瑠美
- 日本から来た紫色の蓄電池機関車。流線型のボディを持ち、ソドー島の機関車の中で最も速く走ることができる。また、そのことに強い自信を抱いており、考えるより先にスピードで解決しようとすることが多いが、ヒロの特訓によりだいぶ注意深くなった。専用の客車を持っている。
- ニア(Nia)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第2話
- 声:タリア・エヴァンス/古賀英里奈
- ケニア出身の、誰よりも旅慣れたオレンジ色のタンク式蒸気機関車で、車体番号は『18』。親切で素直な性格。普段は落ち着きながら計画を立てて仕事をしているが、夢中になりすぎて何も見えなくなってしまうことがよくある。冒険と音楽が大好き。
- ディーゼル(Diesel)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:ショモイ・ジェームス・ミッチェル(第1シリーズ)→ウィル・バネジャ(第2シリーズ-)/山藤桃子
- 黒い力持ちのディーゼル機関車。ライバル意識が高く、狡猾な手を使うこともよくある。"1番"の機関車であるトーマスとは特に競争をしたがる。
- カーリー(Carly)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:ジェナ・ワーレン/土師亜文
- 黄色のクレーン付きディーゼル機関車。面倒見がよく、常に落ち着いて仕事に取り組んでいるが、実は競争が好き。
- サンディー(Sandy)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:グリー・ダンゴ/山下七海
- 小型モーターカー。その名の通り砂遊びや汚れ仕事が大好き。フロントバンパーの奥に様々な道具が用意されており、車両の修理や保線を手際よく行う。冒険心が強く、怖がる素振りも滅多に見せない。
- ブルーノ(Bruno)
- 初登場・初台詞 - 第2シリーズ第2話
- 声:チャック・スミス/柴田芽衣
- 第2シリーズより登場する、赤いカブース(米国型ブレーキ車)で、クラブの新メンバー。車体番号は『43』。予定通りの運行や決まりごとに拘っている。パーシーと同じく冗談が好き。
- ゴードン(Gordon)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第1話
- 声:ニール・クローン/武内駿輔
- 青いテンダー式蒸気機関車で、車体番号は『4』。かつてはソドー島で最も速く走る機関車だった。体裁を人一倍気にするが、仲間思いで仕事も時間通りにこなす、ソドー島の鉄道のリーダー的な存在。
サブキャラクター
- クランキー(Cranky)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第2話
- 声:コーリー・ドラン/伊東健人
- ブレンダムの港に佇むクレーン。普段はしかめっ面だが、親切で楽しむ様子を見せることも少なくない。
- ジェームス(James)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第3話
- 声:ルーク・マーティ/伊東健人
- 赤いテンダー式蒸気機関車で、車体番号は『5』。陽気で綺麗好き。貨物列車による無自覚のトラブルが多く、そのことを知ってか知らずか、貨車よりも客車を引くことの方が好き。
- エミリー(Emily)
- 初登場 - 第1シリーズ第5話、初台詞 - 第1シリーズ第40話
- 声:ケイラ・ロレット/柴田芽衣
- 深緑色のテンダー式蒸気機関車で、車体番号は『12』。お淑やかで安全第一に働いており、トップハム・ハット卿の専用列車もよく任されている。
- アニーとクララベル(Annie and Clarabel)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第3話
- 声:キャサリン・ディッシャー(アニー)、リンダ・カッシュ(クララベル)/久保田未夢(アニー)、香坂侑(クララベル)
- オレンジ色の客車。常に一緒に働いており、乗客のことを第一に考えている。クララベルには顔にそばかすがついており、側面の模様もアニーより多く描かれている。
- いたずら貨車1(Troublesome Truck #1)
- 初登場 - 第1シリーズ第3話、初台詞 - 第1シリーズ第6話
- 声:ジェイミー・ワトソン/武内駿輔
- 緑色の厄介な木造無蓋車。
- いたずら貨車2(Troublesome Truck #2)
- 初登場 - 第1シリーズ第3話、初台詞 - 第1シリーズ第6話
- 声:コーリー・ドラン/堂坂晃三
- 赤茶色の厄介な木造無蓋車。音楽が好き。
- エドワード(Edward)
- 初登場 - 第1シリーズ第7話
- 青いテンダー式蒸気機関車で、車体番号は『2』。親切な働き者。昔話が好きで、年齢を気にされることが嫌い。
- ヘンリー(Henry)
- 初登場 - 第1シリーズ第6話
- 緑色のテンダー式蒸気機関車で、車体番号は『3』。穏やかに過ごすことと、貨物列車を牽くことが好き。
- トビー(Toby)
- 初登場 - 第2シリーズ
- 声:/
- 路面蒸気機関車。車体番号は『7』。
- テレンス(Terence)
- 初登場 - 第2シリーズ
- 声:/
- オレンジ色のトラクター。
- ケンジ(Kenji)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第11話
- 声:キンタロウ・アキヤマ/堂坂晃三
- 日本出身の銀色の新幹線。常に落ち着いているが、仲間が必要としているときは快く駆け付ける。様々なレースで優勝しており、現在はソドー島で働いている。
- バルストロード(Bulstrode)
- 初登場 - 第1シリーズ第15話、初台詞 - 第1シリーズ第23話
- 声:ジェイミー・ワトソン/神尾晋一郎
- 大型の艀。穏やかな性格で、ゆっくりと喋る。
- スキフ(Skiff)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第23話
- 声:ジェイミー・ワトソン/土師亜文
- ブレンダムの港に暮らすヨット。海での冒険や競争が大好きで、陸に上がると気分が悪くなってしまう。
- ハロルド(Harold)
- 初登場 - 長編第1作、初台詞 - 第1シリーズ第28話
- 声:ブルース・ダウ/神尾晋一郎
- 白いヘリコプター。空から機関車の様子を窺ったり、助けたりすることが仕事。
- ソルティー(Salty)
- 初登場 - 第2シリーズ
- 声:/
- 赤い小型ディーゼル機関車。
- ウィフ(Whiff)
- 初登場・初台詞 - 第2シリーズ第12話
- 声:ジョー・ピングー/武内駿輔
- 眼鏡をかけた、深緑色のタンク式蒸気機関車。車体番号は『66』。普段はリサイクル場に籠っており、第2シリーズで初めて姿を現した。ソドー島に詳しい。
- ヒロ(Hiro)
- 初登場・初台詞 - 長編第1作
- 声:キンタロウ・アキヤマ/神尾晋一郎
- 日本出身の黒いテンダー式蒸気機関車。ケンジのかつてのトレーナーで、トーマスからも慕われている。
- ヨンバオ(勇宝/Yong Bao)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第27話
- 声:パトリック・クウォクチョオン/伊東健人
- 中国の赤い大型テンダー式蒸気機関車。勇敢な機関車として名高く、親切で誰からも好かれている。
- アシマ(Ashima)
- 初登場・初台詞 - 第2シリーズ第5話
- 声:ディヤ・キチツリ/久保田未夢
- インドで働いている、登山向けのタフなタンク式蒸気機関車。
- ボクシー(Boxy)
- 初登場 - 第1シリーズ第23話
- メンテナンス・ヤードに留置されている、つぎはぎの有蓋車。老朽化により第2シリーズにて大改装を受ける。
- ウィルソン(Wilson)
- 初登場 - 第1シリーズ第44話
- ディーゼルになついたカモメ。ショートアニメでは2人の出会いが描かれている。
- タグボート(Tugboat)
- 初登場 - 第1シリーズ第1話
- ソドー島を横断している。男性。
- テス(Tess)
- 初登場・初台詞 - 第2シリーズ第4話
- 声:カイア・オズデミール/香坂侑
- ケルスソープの川(ハーウィン・クローカ)沿いに佇む、緑色の厄介なガントリークレーン。
- ダーシー(Darcy)
- 初登場・初台詞 - 長編第2作
- 声:デイナ・プディコム/土師亜文
- 黄色いトンネル掘削機。長い間地下に籠もり、大好きな掘削に従事していた。
- ベレスフォード(Beresford)
- 初登場・初台詞 - 第2シリーズ第9話
- 声:ダン・チャムロイ/神尾晋一郎
- 青いガントリークレーン。車輪と線路を使い、ソドー島のあちこちで働くことができる。背が高く、俊敏な動きはできないが、いつでも積極的に友達を助けようとしている。
- ウルトラトレイン(Ultratrain)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第19話
- 声:コーリー・ドラン/武内駿輔
- 人気映画のキャラクター。スーパートレイン。
- トレイニアック(Trainiac)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第19話
- 声:コーリー・ドラン/武内駿輔
- 人気映画のキャラクター。ウルトラトレインの宿敵。
- 紫色の大型機関車(The Purple Tender Engine)
- 初登場 - 第1シリーズ第38話
- トップハム・ハット卿(Sir Topham Hatt)
- 初登場・初台詞 - 第1シリーズ第7話
- 声:ブルース・ダウ/堂坂晃三
- ソドー島の鉄道の管理人。お祝い事が好きで、本シリーズではイベントの主催者として登場することが多い。機関車に愛をもって褒めたり叱ったりする。
- ファローナとフレデリコ(Ferona and Frederico)
- 初登場・初台詞 - 長編第1作
- 声:ハンバリー・ゴンザレス(ファローナ)、トーマス・サントロ(フレデリコ)/ファローナ:美保純(長編第1作)、フレデリコ:船越英一郎(長編第1作)
- スペイン出身の蓄電池機関車たち。車体色はファローナが黄色で、フレデリコが黒。レースに勝つためには手段を択ばない。
- リフとジフ(Riff and Jiff)
- 初登場・初台詞 - 長編第1作
- 声:アディソン・ホーリー(リフ)、エヴァニー・ローゼン(ジフ)/リフとジフ:美保純(長編第1作)→柴田芽衣(第2シーズン-)
- 陽気な性格の蓄電池機関車。リフは黄色、ジフには水色がラインや車輪に入っている。
登場スポット
特に記載のない限り、ソドー島内の場所を挙げている。
- ティドマス機関庫(Tidmouth Sheds)
- トーマス、パーシー、カナ、ニア、ディーゼルの5台が休む機関庫。彼らのプライベートスペースにもなっている。
- 整備工場(The Maintenance Yard)
- カーリーとサンディーの本拠地であり、修理が必要な車両はここを訪れる。トーマスとカーリーが築いた遊び場もある。
- ブレンダムの港(Brendam Docks)
- 波止場が旅客用とクランキーの佇む貨物用とで分けられている。
- ウィフのリサイクル場(Whiff's Recycling Plant)
- 必要がなくなった多くのものはここに運ばれ、リサイクルされたり、ウィフの実験や発明の糧となったりする。
- ナップフォード(Knapford)
- 島の西海岸にある町。ドーム屋根の大きな駅があり、貨物列車が用意されることも多い。ゴードンが暮らしている。
- マッコールさんの農場(MacColl's Farm)
- 家族経営。鉄道による牛の輸送がよく行われている。
- ヴィカーズタウン(Vicarstown)
- 島の最東端の町で、大きな駅や博物館、舞台ステージ、メインランドにつながる橋など様々な施設が登場する。トップハム・ハット卿の暮らす場所でもある。
- クイックドロー橋(Quickdraw Bridge)
- 島内にある電気仕掛けの跳ね橋。
- ハーウィック(Herwick)
- 港町。トップハム・ハット卿がよく行く帽子屋や、船の修理場がある。
- カーク・ローナン(Kirk Ronan)
- 支線の終点や古い城(ロルフ城)、港町(ハーウィックの流用)がある。
- ピール・ゴッドレッド(Peel Godred)
- 水力発電所と人工湖がある街。セットはハーウィックの流用だが、風車が取り除かれている。
- ケルスソープ(Kellsthorpe Road)
- ハーウィン・クローカの川が流れており、テスの働く港がある。
- ノランビー・ビーチ(Norramby Beach)
- 観光地。本線からここまで続くトーマスの秘密の近道がある。
- キャノンボール・カーブ(Canonball Curve)
- 急カーブの続く下り坂。『汽車のえほん』における「魔の尾根(Devil's Back)」にあたる。
- クランブル渓谷(Crumble Canyon)
- 脆い岩間に線路が敷かれており、特大の岩が転がってくる事もある。
- ブルーマウンテンの丘(Blue Mountain Hills)
- ジグザグの急カーブが続く丘。
- 暗闇の森(The Dark Woods)
- 自然豊かな森。本線から農場までの1番の近道だが、揺れの激しい橋がある。
- クリスタルの洞窟(The Crystal Cave)
- 古い鉱山の地下深くにある。古い給水塔から地図が発見されたことを機に、再開発が始まった。
- ルックアウトマウンテン(Lookout Mauntain)
- ソドー島一帯を見渡すことができる高い山。かつて中に鉱山があったが、クリスタル洞窟のある場所に取って代わられた。
- ウェイランド(Wayland)
- メインランド・ノーフォークに位置する実在の地名。
オープニング
- 作詞 - ジョー・シフタ、リック・シュヴァル
- 作曲 - ジュリー・フェーダー、グラハム・ウォルシュ
一回の放送につき1話流す場合は15秒版、2話の場合はキャラクター紹介パートを含んだ30秒版が使用されることとなっているが、現在後者はカナダ・ツリーハウス放送版でしか見られない。エンディングではオフボーカル版が流れる。
ジョナサン・エヴァンスとデイブ・メリットが作曲した30秒版のデモバージョンが、メリット率いるバンド”The Golden Seals”のSoundCloudアカウントに投稿されている。なお、エヴァンスとバンドメンバーのマット・ウィメットは後に本編の挿入歌をいくつか担当している。
全ての楽曲においてそうだが、フレーズを繰り返したロングバージョンも存在する。こちらは本編とは別の俳優によって歌われており、公式YouTubeチャンネルにて聴くことができる。
エピソード
第1シリーズ(2021–2022)
話数 | サブタイトル | 監督 | 脚本・作詞 | 挿入歌作曲 | 初回放送日(米) | 初回放送日(加) |
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1 | A Thomas Promise | ジェイソン・グロー | リック・シュヴァル | ネイト・クレイスワース | 2021年9月13日 | 2021年9月18日 |
2 | Thomas Blasts Off | キャンベル・ブライア | クリストファー・ジェンタイル | 2021年9月13日 | ||
3 | License to Deliver | ピーター・ガフニー | ジョナサン・エヴァンス | 2021年9月13日 | 2021年9月19日 | |
4 | Rules of the Game | ジェイソン・グロー | アイドレア・ウェルデン | 2021年9月13日 | ||
5 | A Quiet Delivery | デビッド・シェイン | ジュリー・フェーダー | 2021年9月14日 | 2021年9月25日 | |
6 | Kana Goes Slow | キャンベル・ブライア | クレイグ・カーライル | 2021年9月14日 | ||
7 | Dragon Run | クリストファー・ジェンタイル | チアラ・ヤング ライアン・マーシャル |
2021年9月15日 | 2021年9月26日 | |
8 | The Biggest Adventure Club | ジェイソン・グロー | ピーター・ガフニー | 2021年9月15日 | ||
9 | Percy's Lucky Bell | アイドレア・ウェルデン | ジュリー・フェーダー | 2021年9月16日 | 2021年10月2日 | |
10 | Sandy's Sandy Shipment | キャンベル・ブライア | カリッサ・ヴァレンシア | 2021年9月16日 | ||
11 | A Wide Delivery | ニキ・リットン | ヒル・クルクティス ダムネイト・ドイル |
2021年9月17日 | 2021年10月3日 | |
12 | Counting Cows | ジェイソン・グロー | リズ・ハラ | 2021年9月17日 | ||
13 | Music is Everywhere | アダム・ビーチェン | マット・ウィメット | 2021年9月20日 | 2021年10月9日 | |
14 | Backwards Day | キャンベル・ブライア | クレイグ・カーライル | 2021年9月27日 | ||
長編 | めざせ!夢のチャンピオンカップ Race for the Sodor Cup |
ジェイソン・グロー キャンベル・ブライア |
ピーター・ガフニー | ジュリー・フェーダー(1曲目) アンヌリーズ・ノローニャ(2曲目) ヒル・クルクティス(3曲目) ダムネイト・ドイル(3曲目) |
2021年12月27日 | 2021年10月10日 |
15 | Chasing Rainbows | キャンベル・ブライア | ブランドン・ヴァイオレット | ジョナサン・エヴァンス | 2021年10月4日 | 2021年10月16日 |
16 | Nia's Balloon Blunder | ジェイソン・グロー | パトリック・リーガー | 2021年10月11日 | ||
17 | Capture the Flag | デニス・ダウナー | ネイト・クレイスワース | 2021年10月18日 | 2021年10月23日 | |
18 | Mystery Boxcars | キャンベル・ブライア | フィル・モロイ | 2021年10月25日 | ||
19 | Super Screen Cleaners | ブレント・ピアスコスキー | マット・ウィメット | 2021年11月1日 | 2021年10月30日 | |
20 | Overnight Stop | ジェイソン・グロー | ニキ・リットン | 2021年11月8日 | ||
21 | The Joke is on Thomas | ブライアン・スウェンリン | アシャー・レンツ スティーブン・スクラット |
2021年11月15日 | 2021年11月6日 | |
22 | Lost and Found | キャンベル・ブライア | サラ・アイゼンバーグ ベッキー・ウォンバーグ |
2021年11月22日 | ||
23 | Thomas' Day Off | クレイグ・カーライル | ジュリー・フェーダー | 2021年11月29日 | 2021年11月13日 | |
24 | The Real Number One | ジェイソン・グロー | ジャヤ・ラムダッシュ | 2021年12月6日 | ||
25 | Roller Coasting! | ジェイソン・グロー ショーン・ジェフリー |
ジェフ・グッド クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
マット・ウィメット | 2021年12月13日 | 2021年11月20日 |
26 | No Power, No Problem! | キャンベル・ブライア | ダン・サルガロロ | 2021年12月20日 | ||
27 | The Tiger Train | キャンベル・ブライア | ブランドン・ヴァイオレット クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ネイト・クレイスワース | 2022年1月10日 | 2022年4月9日 |
28 | The Can-Do Submarine Crew! | ジェイソン・グロー ショーン・ジェフリー |
アダム・ビーチェン | 2022年1月17日 | ||
29 | Thomas and Percy's Eggsellent Adventure | ブレント・ピアスコスキー クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ヒル・クルクティス ダムネイト・ドイル |
2022年1月24日 | 2022年4月10日 | |
30 | Callilope Crack-Up | キャンベル・ブライア | サラ・アイゼンバーグ ベッキー・ウォンバーグ |
2022年1月31日 | ||
31 | Tyrannosaurus Wrecks | クリストファー・ジェンタイル | マット・ウィメット | 2022年2月7日 | 2022年4月16日 | |
32 | The Super-Long Shortcut | ジェイソン・グロー ショーン・ジェフリー |
ピーター・ガフニー | 2022年2月14日 | ||
33 | A Light Delivery | ニキ・リットン | ヒル・クルクティス ダムネイト・ドイル |
2022年2月21日 | 2022年4月17日 | |
34 | The Paint Problem | キャンベル・ブライア | アンディ・ヤーキズ | 2022年2月28日 | ||
35 | A Wonderful World | レキシー・カハノヴィッツ | ネイト・クレイスワース | 2022年3月7日 | 2022年4月23日 | |
36 | Whistle Woes | ショーン・ジェフリー | サラ・アイゼンバーグ ベッキー・ウォンバーグ |
2022年3月14日 | ||
37 | Letting Off Steam | サラ・アイゼンバーグ ベッキー・ウォンバーグ クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ジュリー・フェーダー | 2022年3月21日 | 2022年4月24日 | |
38 | Nia's Perfect Plan | キャンベル・ブライア | ピーター・ガフニー | 2022年3月28日 | ||
39 | Something to Remember | パトリック・リーガー | ジョナサン・エヴァンス | 2022年4月4日 | 2022年4月30日 | |
40 | Sandy Versus the Storm | ショーン・ジェフリー | ジョーダン・ガーショヴィッツ | 2022年4月11日 | ||
41 | An UnbeLEAFable Day | ギア・ゴッドフリー クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
マット・ウィメット | 2022年4月18日 | 2022年5月1日 | |
42 | Ghost Train | キャンベル・ブライア | エヴァ・コンスタントプーロス | 2022年5月2日 | ||
43 | A Rusty Rescue | ニキ・リットン | アンヌリーズ・ノローニャ | 2022年4月25日 | 2022年5月7日 | |
44 | Hide and Surprise! | ショーン・ジェフリー | レキシー・カハノヴィッツ | 2022年5月10日 | ||
45 | Pop a Wheelie | スーザン・キム クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ジョナサン・エヴァンス | 2022年5月17日 | 2022年5月8日 | |
46 | Goodbye, Ghost-Scaring Machine | キャンベル・ブライア | アンディ・ヤーキズ | 2022年5月23日 | ||
47 | More Cowbell | サラ・アイゼンバーグ ベッキー・ウォンバーグ クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
アンヌリーズ・ノローニャ | 2022年5月31日 | 2022年5月15日 | |
48 | Sir Topham Hatt's Hat | ショーン・ジェフリー | デニス・ダウナー | 2022年6月6日 | ||
49 | Nia's Surprising Surprise | マイケル・ホワイト クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ネイト・クレイスワース | 2022年6月13日 | 2022年5月22日 | |
50 | A New View for Thomas | キャンベル・ブライア | ジャヤ・ラムダッシュ | 2022年6月20日 | ||
51 | Skiff Sails Sodor | ダニエル・シェア=ストロム | 2022年6月27日 | 2022年5月29日 | ||
52 | Song of Sodor | ショーン・ジェフリー | クレイグ・カーライル | マット・ウィメット | 2022年7月5日 |
第2シリーズ(2022–)
放送順はカナダ放映版に基づく。
話数 | サブタイトル | 監督 | 脚本・作詞 | 挿入歌作曲 | 初回放送日(加) |
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1 | Fast Friends | キャンベル・ブライア | サラ・アイゼンバーグ ベッキー・ウォンバーグ クレイグ・カーライル(作詞のみ) ジョー・シフタ(作詞のみ) |
ジュリー・フェーダー | 2022年9月17日 |
2 | Percy Dissapears | ショーン・ジェフリー | ピーター・ガフニー | ||
3 | Shake, Rattle, and Bruno | キャンベル・ブライア | ダニエル・シェア=ストロム クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
マット・ウィメット | 2022年9月18日 |
4 | Blackout! | ブレント・ピアスコスキー | |||
5 | Ashima's Amazing Arrival | ショーン・ジェフリー | ニキ・リットン クレイグ・カーライル(作詞のみ) ジョー・シフタ(作詞のみ) |
アンヌリーズ・ノローニャ | 2022年9月25日 |
6 | Try-and-a-Half-a lon | キャンベル・ブライア | デニス・ダウナー | ||
7 | Carly's Magnificent Magnet | ジョーダン・ガーショヴィッツ クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ジョナサン・エヴァンス | 2022年10月2日 | |
8 | New Mail Engine in Town | レキシー・カハノヴィッツ | |||
長編 | The Mystery of Lookout Mountain | クレイグ・カーライル ダニエル・シェア=ストロム(脚本のみ) ジョー・シフタ(3曲目作詞のみ) |
ヒル・クルクティス(1曲目) ダムネイト・ドイル(1曲目) ジュリー・フェーダー(2曲目) アンヌリーズ・ノローニャ(3曲目) |
2022年10月8日 | |
9 | Hot Air Percy | アイドレア・ウェルデン | ヒル・クルクティス ダムネイト・ドイル |
2022年10月9日 | |
10 | Carly's Screechy Squeak | ジョン・ロイ | |||
11 | Brand New Track | ピーター・ガフニー クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ティカ・シモン ラナイ・ガブリエル |
2022年10月16日 | |
12 | Stink Monster | ベッキー・ウォンバーグ サラ・アイゼンバーグ |
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13 | Off the Rails | ピーター・ガフニー クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
エイヴァ・ケイ | 2022年10月23日 | |
14 | Diesel's Dilemma | レキシー・カハノヴィッツ | |||
15 | Good as New | スーザン・キム クレイグ・カーライル(作詞のみ) ジョー・シフタ(作詞のみ) |
ジョナサン・エヴァンス | 2022年10月30日 | |
16 | More Than a Pretty Engine | ジャヤ・ラムダッシュ | |||
17 | Snowplow Struttin' | ニキ・リットン | ジャレル・ヤング | 2022年11月6日 | |
18 | Thomas in Charge | アンディ・ヤーキズ | |||
19 | Kana Recharges | アイドレア・ウェルデン | ジュリー・フェーダー | 2022年11月13日 | |
20 | The Great Skunk Funk | トレイシー・ニコレッティ | |||
21 | Christmas Mountain | レキシー・カハノヴィッツ モニーク・モロウ クレイグ・カーライル(作詞のみ) ジョー・シフタ(作詞のみ) |
ネイト・クレイスワース | 2022年11月20日 | |
22 | Whiteout! | ニキ・リットン | |||
23 | Bring it On Beresford | デニス・ダウナー クレイグ・カーライル(作詞のみ) |
ヒル・クルクティス ダムネイト・ドイル |
2022年11月27日 | |
24 | What's in a Name? | ジョン・ロイ | |||
25 | Sheep Shenanigans | 2022年12月4日 | |||
26 | Tunnel Troubles |
ショートムービー
ショートアニメ― きかんしゃトーマスとなかまたち ―[8]/All Engines Go Shorts[9]
各エピソード2分全20話。第1シリーズ前半期の公開に合わせ、それを踏まえたエピソードや、第27話以降の前日譚となるものが、2021年9月よりYoutubeにて配信されている。また、一部はカナダにて配信に先駆けテレビ放映された。
日本では、本編のテレビ放送に先駆け、2022年11月4日より順次公開予定。
米国話数 | 日本話数 | 英語サブタイトル | 日本語サブタイトル | 公開日(米) | 公開日(日本) |
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#9 | 第1話 | Thomas and the Troublesome Trucks | トーマスといたずら貨車 | 2021年11月4日 | 2022年11月4日 |
#1 | 第2話 | Diesel's Rules | ディーゼルのルール | 2021年9月15日 | 2022年11月11日 |
#2 | 第3話 | Nia and the Ducks | ニアとカモさん | 2021年9月16日 | 2022年11月18日 |
#3 | 第4話 | Muddy Thomas | どろんこトーマス | 2021年9月23日 | 2022年11月25日 |
Let's Race
ショートムービーはこのシリーズ以降、フレーム数と声優陣、劇伴が本編とは異なったものとなる。また、一話における尺も約4分に統一された。
全4話。長編第1作のNetflix配信に併せ、2022年3月よりYoutubeにて公開されている。メインキャラクターと長編のゲストキャラクターが二人一組になり、様々な競技を行うといったストーリー。
Train School
全6話。2022年6月より公開。ゴードンが先生となり、機関車たちに様々なことを教えていくストーリーとなっている。また、ショートムービーシリーズでは唯一オープニングテーマを持つものとなる。
All Aboard!
全5話。第2シリーズの放送に合わせ、2022年9月より公開。自閉症のブレーキ車ブルーノと各機関車とのかかわりを描く。
日本語版制作スタッフ
- 日本語版制作:ソニー・クリエイティブプロダクツ、HALF H・P STUDIO
脚注
- ^ “https://corporate.mattel.com/news/mattel-television-announces-thomas-friends-all-engines-goand-unveils-new-creative-approach-to-thomas-content”. corporate.mattel.com. 2022年11月7日閲覧。
- ^ “All Engines Go Wiki:Exclusives/Rick Suvalle Interview” (英語). Thomas & Friends: All Engines Go Wiki. 2022年11月7日閲覧。
- ^ “Mattel Television Greenlights 104 New “Thomas & Friends®” Television Episodes and 2 Specials” (英語). www.businesswire.com (2020年10月12日). 2022年11月7日閲覧。
- ^ “All Engines Go Wiki:Exclusives/Daniel Share-Strom Interview” (英語). Thomas & Friends: All Engines Go Wiki. 2022年11月8日閲覧。
- ^ (日本語) リニューアルするよ!『映画 きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ』特報 2022年11月7日閲覧。
- ^ “「きかんしゃトーマス」新シリーズ放送開始日決定!PV公開&キャスト発表第2弾! - NHK”. NHKアニメ. 2022年11月7日閲覧。
- ^ “「きかんしゃトーマス」新シリーズ放送&新キャスト決定のおしらせ - NHK”. NHKアニメ. 2022年11月7日閲覧。
- ^ “ショートアニメ― きかんしゃトーマスとなかまたち ― - YouTube”. www.youtube.com. 2022年11月11日閲覧。
- ^ “Thomas & Friends: All Engines Go - Shorts - YouTube”. www.youtube.com. 2022年11月7日閲覧。
外部リンク
- Thomas & Friends: All Engines Go Wiki - スタッフへのインタビューを積極的に行っている。また、脚本家のダニエル・シェア=ストロムも自ら書き込みをしている。