Α

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ギリシア文字
Αα アルファ Νν ニュー
Ββ ベータ Ξξ クサイ
Γγ ガンマ Οο オミクロン
Δδ デルタ Ππ パイ
Εε エプシロン Ρρ ロー
Ζζ ゼータ Σσς シグマ
Ηη イータ Ττ タウ
Θθ シータ Υυ ウプシロン
Ιι イオタ Φφ ファイ
Κκ カッパ Χχ カイ
Λλ ラムダ Ψψ プサイ
Μμ ミュー Ωω オメガ
使われなくなった文字

()
ディガンマ サン
ヘータ ショー
ギリシアの数字
スティグマ
()
サンピ

()
コッパ

Α, α(アルファ、アルファー、希: αλφα / ἄλφα, 英: alpha)はギリシア文字の1つで、伝統的な配列では最初にあたる。古代ギリシア語ではアルパまたはアルファと発音され、日本語でもアルファあるいはアルファーと呼び習わされている。大文字は「Α」小文字は「α」。音価は、短母音 [a](ア)、または長母音 [a:](アー) で、ラテン文字の「A」に対応する。数文字としては、右肩に点を置いた場合、1を表し、左肩(または左下)に点を置く場合、1000を表す。ラテンアルファベットの「A」、キリル文字の「А」はこの文字を起源とする。

Α/αの意味

ギリシア語アルファベットの冒頭に位置する文字であるために、物事のはじめを象徴する。例えば、新約聖書ヨハネの黙示録では、次のように使われている。「わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終りである」(22章13節)

ギリシャ文字系統の文字(ラテン文字、キリール文字など)をアルファベットと言うが、これはギリシア文字の最初の2文字αとβ(アルファ、ベータ)に由来する。

α‐は、ギリシア語で否定を表す接頭辞である。

ギリシャ語の表記以外では、大文字Αはラテン文字のAと紛らわしいためほとんど使われず、小文字αのみが使われる。

Α/α(アルファ)を冠する用語

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Α U+0391 1-6-1 Α
Α
Α
α U+03B1 1-6-33 α
α
α

関連項目