WordPress
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| WordPress | |
|---|---|
WordPress 1.5の既定デザイン
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| 開発元 | Matt Mullenweg Ryan Boren Donncha O Caoimh |
| 最新版 | 2.8 / 2009年6月11日 |
| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| 種別 | ブログ / CMS |
| ライセンス | GNU General Public License |
| 公式サイト | http://wordpress.org/ |
WordPress(ワードプレス)はデータベースにMySQLを利用し、PHPで書かれたオープンソースのブログソフトウェアである。b2\cafelogというソフトウェアの後継として開発された。GNU General Public License(GPL)の下で配布されている。
目次 |
[編集] 主な特徴
- PHPによる動的なページ生成
- 標準添付のテンプレート等がウェブ標準に準拠
- 記事への複数カテゴリー設定に対応
- カスタマイズ可能で検索エンジンフレンドリーなURL
- テーマによる簡単なデザインの切り替え
- プラグインによる拡張機能
- WYSIWYGによるエントリ編集
- 投稿スラッグによるパーマリンクURL作成
[編集] ライセンス
WordPressはGPLに従い配布されている。プロプライエタリではなくオープンソースであるため、誰もがWordPressの開発に参加することができるという利点は他の商用ブログソフトウェアと比べ非常に大きい。
2004年には、競合するMovable Typeのパッケージのライセンスがシックス・アパートによって変更された。またその多くのユーザはWordPressに移行した。それはWordPressの人気を著しく継続的に増大させる原因となったといわれている。 [1] [2] [3]
[編集] テンプレート、テーマ
WordPressのテンプレートはすべてPHPであるため、PHPとHTMLをある程度知っていれば容易にテンプレートをカスタマイズすることができる。テンプレートは多くの場合、ヘッダー部とサイドバー部、コンテンツ部、フッター部に分けて記述され、1ページはそれらの組み合わせで表示される。WordPressではPHPテンプレートにスタイルシートを組み合わせたセットをテーマと呼ぶ。多くの無料テーマが公式サイトのほかサードパーティから提供されている。テーマの中にはページを構成する要素をメニューから選択できるウイジェットという機能が使えるものがある。
[編集] プラグイン
様々な機能をプラグインとして追加することができ、サードパーティからも多くのプラグインが開発されている。プラグインはPHPで開発することができる。
[編集] 言語対応
WordPressはマルチバイト文字に対応しており、文字エンコーディングをUTF-8に設定することで日本語が利用できる。ただし、インタフェースに関してはすべて英語であるため、これを日本語化したWordPress日本語版がWordPress 日本語サイトでリリースされている。日本語版は基本的にインターフェースのみを日本語化したものであり、機能面での互換性は保たれている。また、これとは別にWordPress Japanによってインタフェースが日本語化された多言語対応版がWordPress ME (Multilingual Edition)と言う名称でリリースされていたが、2008年3月28日に配布元のWordPress Japanが同月末のウェブサイト閉鎖を宣言、現在は本家バージョンへの移行を推奨している。
[編集] 動作環境
- PHP 4.3以上
- MySQL 4.0以上
(MEでは、PHP 5.1.4 MySQL 5.1.11での動作が報告されている)
[編集] リリース
1.0以降のWordPressの各バージョンでは著名ジャズミュージシャンの名前にちなんだコードネームを採用している。
- 0.7
- 2003年5月27日に前身であるb2\cafelogとおなじファイル構造でリリースされた。現在WordPress Release Archiveのページからダウンロードできる最古の版は0.71-goldである。
- 1.2 Mingus
- 2004年5月22日リリース。この版ではプラグインがサポートされた。このときに採用されたのと同じ構造のプラグイン識別ヘッダーが最新版のWordPressでも使われている。
- 1.5 Strayhorn
- 2005年2月17日リリース。この版ではいくつかの重要な機能が追加された。そのひとつは静的なページの機能が追加されたことである。これは通常の時系列で管理されるブログ記事とはべつのページを生成し管理することを可能としたもので、WordPressが単なるブログ管理ソフトからコンテンツマネージメントシステムへと移行するはじめの一歩であった。この版で追加されたもうひとつの重要な機能は、新しいテンプレート/テーマの機構である。これによって、ユーザーが簡単に外観を切り替えることが可能になった。また、Michel Heilemannによってデザインされたあたらしいデフォルトのテンプレート(コードネーム: Kubrick)が同梱されるようになった。
- 2.0 Duke
- 2005年12月31日リリース。この版ではシステムのバックエンドが大幅に書き換えられたのに加え、WYSIWYG編集、管理ツールの改善、画像のアップローダー、投稿速度の改善、インポート機構の改善など多数の改善が行われた。またプラグインの開発者向けの様々な改善が行われた。
- 2.1 Ella
- 2007年1月22日リリース。セキュリティ面での改善に加え、内蔵のスペルチェッカーとオートセーブ機能などを備えた編集機能の強化や、ユーザーインターフェースのデザインの修正が行われた。サーチエンジンに対するプライバシーオプションや、データベースの最適化なども含まれる。
- 2.2 Getz
- 2007年5月16日リリース。この版ではウィジェットがサポートされた。また、完全なAtomフィードの機能の追加や、速度的な改善が行われた。
- 2.3 Dexter
- 2007年9月24日リリース。この版ではタグ機能、あたらしいカテゴリーの分類法、アップデートの通知機能などが追加された。
- 2.5 Brecker
- 2008年3月29日リリース。2.4のリリースはされなかったため、この版にはメジャーリリース2回分の新しいコードが含まれている。この版では管理インターフェースの大幅な改善や、個別のページを含む検索機能などが追加された。
- 2.6 Tyner
- 2008年7月15日リリース。この版ではWordPressがより強力なCMSとなるためのいくつかの新しい機能が追加された。そのひとつは編集履歴を追跡する機能で、Wikiのように投稿やページに加えられた変更点を知ることができるようになった。また、「Press This」投稿ブックマークレットを用いて、webのどこからでも記事を書くことができるようになった。ほかにも2.5で導入された機能に対する多数の改善が含まれる。
- 2.7 Coltrane
- 2008年12月11日リリース。この版では再び管理インターフェースの全面的な改善が行われ、ユーザーによる自由なカスタマイズが可能となった。またWordPress本体の自動アップグレードの機能が追加され、手動でファイルを展開しなくても、管理インターフェースからの操作によりアップグレードが可能となった。
[編集] Movable Typeとの比較
ブログツールとして日本で大きなシェアを持っているMovable Typeとの比較は次の通りである。
[編集] データベース
Movable TypeはMySQL、PostgreSQL、SQLite、Movable Type EnterpriseではOracleとSQL Server(ただし日本語文字コードはShift_JISとなる)にも対応している。WordPressはMySQLとSQLite(プラグイン導入による)に対応している。
[編集] 複数ブログの管理
Movable Typeは複数ブログの管理に標準で対応している。WordPressに複数ブログの管理機能はないが、複数管理に対応した派生版のWordPress MUが開発されている。なお標準版で同一サイト内において複数ブログを運営するには、複数のサブディレクトリにWordPressをインストールするという方法がある。この場合MySQLデータベースは共有となり、追加インストールがうまくできないことがあるので、テーブル接頭辞が異なる追加インストール分のwp-config.phpファイルを手書きで用意しておく必要がある。
[編集] テンプレートの互換性
Movable Typeは標準テンプレートの仕様が定められており、デザインを変えてもページの論理構造は保たれる。WordPressではテーマを差し替えると、divブロックの名称やサイドバーの表示順序など論理構造が変わることがある。そのため論理構造はそのままで複数のスタイルシートを切り換えることのできるテーマ[4]もある。
[編集] 静的生成と動的生成
Movable Typeのコンテンツ生成方式には、記事の数に比例して「再構築」のコストが大きくなる静的生成と、要求ごとにコストを分散する動的生成がある。WordPressでは動的生成のみ対応している。
[編集] プラグイン
Movable Typeはオブジェクト指向設計になっており、また、データベースのアクセスの際にもO/Rマッピングが行われ、基本的にはSQLを書く必要がない。
WordPressはオブジェクト指向設計ではない、これはオブジェクト指向プログラミングの知識を不要とすることで、開発の敷居を下げる狙いがある。データベースへのアクセスは、SQLを直接に実行する仕組みとなっており、複雑なクエリも容易に実行できるが、サニタイズ等のセキュリティの考慮はプラグイン側に任せられている。
Movable Typeはサードパーティ製プラグインの互換性を考慮せずにアップグレードされたため、一部のプラグインが新しいバージョンでは動かない。その方針を不便に感じたプラグイン開発者がMovable TypeからWordPressに移行した結果、WordPressのシェア向上に結びついたとも言われる。
[編集] WordPress MU
WordPress MUは複数のユーザでブログを管理できるバージョンのWordPressである。これは主にブログホスティングの業者向けに作られている。MUは Multi-User の略で、ギリシャ文字μ(ミュー)が用いられることもある。WordPress.comもこのMUを導入してホスティングされている。サブブログはサイトのサブディレクトリまたはサブドメインのいずれかに設置でき、メインブログにはサイト内の全てのブログの最新記事や、更新情報などをリスト表示できる。インストールについてはWindows版とMac OS X版、Linux版がある。標準版とは少し手順が異なるので、最初はwp-config.phpを自動作成した方がよい。デフォルトの言語は英語のみであるが、標準版のlanguagesフォルダを流用、またはMUの日本語リソースサイトからja.moとja.poをダウンロードすれば、インストール後の主要な処理メニューを日本語化できる。なおMUのバージョンアップは標準版に準じて行われている。
[編集] いくつかの問題
[編集] wpautop
WordPressの特徴のひとつとして、オートパラグラフ(自動整形表示)機能がある[5]。ブラウザがレンダリング(表示)するときにテキストブロックを自動的にpタグで囲んだり、冗長なbrタグを削除してくれるという、初心者には親切な機能だが、正確なHTMLソースを投稿記事あるいはページに流し込んだ場合、ソース中のbrタグが削除されて必要な改行がされないだけでなく、一部の埋め込みタグが勝手に削除される[6]、あるいは不適切な閉じpタグが挿入されるという現象の原因ともなっている。この現象を抑えるdisable-wpautopというプラグインもあるが、単にフィルター機能を停止させようというもので、対策としては十分でない。この問題にパーフェクトに対応するには、formatting.phpの中にあるwpautop関数そのものを簡潔なものに書き換え、なおかつユーザーがビジュアルエディタを一切使わない設定にする必要がある。
[編集] 脚注
- ^ Google Trends による結果。ただし、これは単にGoogle社による検索件数の増減の情報であり、WordPressのシェアがMovable Typeのシェアを上回る根拠とはなりえない。あくまでもGoogleの情報に過ぎないことに注意されたい。 http://www.google.com/trends?q=wordpress%2Cmovable+type
- ^ ectoと呼ばれるブログクライアントソフトウェアを使用した結果からWordPressのシェアを説明しているブログ。その結果によれば、WordPress が28%とシェア率で1位を示している。WordPress のシェア
- ^ 「WordPressはエンタープライズを行く(シックス・アパートは隅で泣く)」という挑発的なフレーズをサブジェクトにしているブログ記事。KnowNowとAutomatticによってWordPressの企業クラス強化版が開発されており、WordPressはエンタープライズ市場にまで勢力を拡大している。 Wordpress goes Enterprise (SixApart cries in dark corner)
- ^ wp.vicunaなど
- ^ ウィキペディアにも様々な自動整形機能が備わっている。
- ^ 空行を目的としたpタグ、スペーサー(spacer.gif)、iframeやブログパーツが削除されることがある
[編集] 外部リンク
- WordPress(英語)
- WordPress 日本語サイト
- WordPress MU(英語)
- WordPress.com(英語) WordPressのレンタルサービス
- WordPress.com(日本語)上記の日本語版

