JR貨物U30A形コンテナ

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JR貨物U30A形コンテナ
基本情報
種別 有蓋コンテナ
所有者 水島臨海通運中央通運日本フレートライナー、他
製造メーカー 日本車輌製造東急車輛製造富士重工業、他
製造年 1988年昭和63年)
製造数 0番台 337個
5000番台 46個
主要諸元
材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
総重量 10 t - 12.3 t
内容積 30 m3
自重 2.1 t - 2.9 t
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U30A形コンテナ(U30Aがたコンテナ)は、1988年度に登場した、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している20 ft 級・標準内容積30 m3私有コンテナドライコンテナ)である。

概要[編集]

本形式の数字部位 「 30 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積30 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積29.5 m3 - 30.4 m3 の間に属するコンテナが対象となる[1]。また形式末尾のアルファベット一桁部位「A」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が「普通品の輸送」を表す記号として付与されている[2]

特記事項[編集]

日本国有鉄道時代に運用されていたUC5形の後継形式として全国的に使用されている。

番台毎の概要[編集]

0番台[編集]

  • 11 ・ 12 : 日本フレートライナー所有。
  • 13 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
  • 14 : 日本フレートライナー所有。
  • 15 : 日本フレートライナー所有(越谷貨物ターミナル活用)。
  • 16 - 30 : 日本フレートライナー所有。
  • 31 - 40 : 大栄運輸所有。
  • 41 - 43 : 日本フレートライナー所有。
  • 44 - 47 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
  • 48 - 53 : 日本フレートライナー所有。
  • 54 ・ 55 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
  • 56 - 65 : 日本フレートライナー所有。
  • 66 ・ 67 : 日本フレートライナー所有。自重2.8t、総重量10.0t。
  • 68 - 75 : 日本フレートライナー所有。
  • 76 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。
  • 77 - 80 : 日本フレートライナー所有。
  • 81 ・ 82 : 山九所有。自重2.8t、総重量12.3t。
  • 108 - 111 : 日本石油輸送所有(堺通運借受)。総重量12.3t。後に借り受け解除により日本石油輸送へ返却。
  • 222 : 日本石油輸送所有(神奈川臨海通運借受)。総重量12.3t。後に日本フレートライナー所有へ変更。
  • 223 : 日本石油輸送所有(神奈川臨海通運借受)。総重量12.3t。後に日本石油輸送所有(日本フレートライナー借受)へ変更。
  • 224 : 日本石油輸送所有(神奈川臨海通運借受)。総重量12.3t。後に日本フレートライナー所有へ変更。
  • 225 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。後に借り受け解除によりフレートライナー所有へ変更。
  • 226 : (不明)
  • 227 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。後に借り受け解除によりフレートライナー所有へ変更。
  • 228 - 234 : 日本フレートライナー所有。総重量12.3t。
  • 235 - 237 : 日本フレートライナー所有(フットワークエクスプレス)。総重量12.3t。
  • 238 : 日本フレートライナー所有(松岡満運輸借受)。総重量12.3t。後に借り受け解除によりフレートライナー所有へ変更。
  • 239 - 244 : 日本フレートライナー所有。総重量12.3t。
  • 245 - 264 : センコー所有。自重2.5t、総重量11.5t。
  • 265 - 294 : フットワークエクスプレス所有。総重量10t。
  • 295 - 304 : センコー所有。自重2.5t、総重量11.5t。
  • 305 - 324 : フットワークエクスプレス所有。総重量10t。
  • 325 - 327 : 中央通運所有。総重量12.3t。


5000番台[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 

外部サイト[編集]

関連項目[編集]