JR貨物UT13K形コンテナ

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UT13K形コンテナ(UT13Kがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している、20 ft形の私有コンテナタンクコンテナ)である。

概要[編集]

本形式の数字部位 「 15 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積15 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積14.5 m3 - 15.4 m3の間に属するコンテナが対象となる[1]。 また形式末尾のアルファベット一桁部位 「 K 」は、恒常的に鉄道輸送するISO 668規格の国際海上コンテナを私有化した、危険品タンクコンテナに付与されている[2]

特記事項[編集]

もともと、国際的なタンクコンテナの内容物は、液体又は気体類である。従って、海上コンテナ由来の本コンテナでは、日本国内仕様の鉄道用私有タンクコンテナにみられるような粉末又は、状貨物類は積載できない。

番台毎の概要[編集]

95000番台[編集]

95001 - 95005
日陸所有、リニアレン専用。最大総重量13.4 t。海上コンテナ専用タイプコード (20 T6)
95006
不 明
95007
日陸所有、イソパラフィン専用。最大総重量13.4 t。海上コンテナ専用タイプコード (20T6)
95008 - 95011
日本石油輸送所有、オクタジエン専用。最大総重量13.5 t。海上コンテナ専用タイプコード (20 K2)
95012 ・ 95013
不 明
95014
日陸所有、酢酸エチル専用。最大総重量13.4 t。海上コンテナ専用タイプコード (20 T6)
 ↑
※元、UT10K-95002を改番。
【改番前データー】日陸所有、ハイゾールSAS-296専用。最大総重量13.5 t。海上コンテナ専用タイプコード (20 T6)
95015 ・ 95016
日陸所有、リニアレン専用。最大総重量13.4 t。海上コンテナ専用タイプコード (20 T6)

脚注[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
※参考白黒写真掲載ページ → ---項。

外部サイト[編集]

関連項目[編集]