JR貨物UF46A形コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JR貨物UF46A形コンテナ
UF46A-38009(2012年3月6日撮影)
UF46A-38009(2012年3月6日撮影)
基本情報
種別 冷凍コンテナ
所有者 サーモライン園田陸運ランテック
主要諸元
全長 9,410 mm
全高 2,600 mm - 2,750 mm
総重量 14.5 t - 16.5 t
テンプレートを表示

UF46A形コンテナ(UF46Aがたコンテナ)は、日本貨物鉄道(JR貨物)輸送用として籍を編入している31 ft私有コンテナ冷凍コンテナ)である。

形式の数字部位 「 46 」は、コンテナの容積を元に決定される。このコンテナ容積46 m3の算出は、厳密には端数四捨五入計算の為に、内容積45.5 m3 - 46.4 m3の間に属するコンテナが対象となる。 また形式末尾のアルファベット一桁部位 「 A 」は、コンテナの使用用途(主たる目的)が 「 普通品の輸送 」を表す記号として付与されている。


番号毎の概要[編集]

38000番台[編集]

38001 - 38004
サーモライン所有。全高・全長規格外、コキ100系貨車積載限定。国土交通省認定、東京 - 札幌間実証実験輸送用。
38005 - 38010
園田陸運所有。全長9,410 mm(規格外)・全高2,600 mm(規格外)、最大総重量14.5 t、コキ100系貨車積載限定。

39500番台[編集]

UF46A-39547
39501 - 39505
園田陸運所有。

東京タ~福岡タ間で運用されていた。製造当初は仮のナンバーでUF41A-00001から00005で登録されていた。仮のナンバーだったのでガムテープの上に油性ペンで番号が書かれていた。

39506 - 39602
ランテック所有、コキ100系貨車積載限定、全て青函トンネル通過禁止。

製造時期によって表記やエンジンが異なる。

39506 - 39525:規格外HLGW、運用区間表記有り、コキ100系貨車積載限定、SUPER2(THERMO KING 製エンジン)

39526? - 39543:規格外HLG、運用区間表記有り、コキ100系貨車積載限定、SUPER2(THERMO KING製エンジン)

39544 - 不明:規格外HL、運用区間表記有り、コキ100系貨車積載限定、SUPER2(THERMO KING製エンジン)

不明 - 39583:規格外HL、運用区間表記無し、コキ100系貨車積載限定、SUPER2(THERMO KING製エンジン)

39584 - 39587:規格外HL、運用区間表記無し、コキ50000積載禁止枠有り、SUPER2(THERMO KING製エンジン)

39588 - 39597:規格外HL、運用区間表記無し、コキ50000積載禁止枠無し、SUPER2(THERMO KING製エンジン)

39598 - 39602:規格外HL、運用区間表記無し、コキ50000積載禁止枠無し、SBシリーズ(THERMO KING製エンジン)

後に39526?以降のグループは後にエンジンをTHERMO KING製のSBシリーズやSLXシリーズに換装しSUPER2で残っている個体は残存しない。最近はSBシリーズの個体もSLXシリーズのエンジンに換装が始まっている。また終盤に換装した個体は積載限定表記を消去した。新型のUF46Aにより初期のハローマーク全埋めのグループは消滅した。

39603 - 39607
廣川運送所有。

2019年に運用終了し売却された。

39608 - 39681
ランテック所有。

UF45Aから再びこの形式に製造がシフトチェンジした。エンジンが薄型のSLXシリーズになりUF45Aの仕様でUF46Aの容量が実現できた。また側面の扉が廃止され妻一方開きとなった。

関連項目[編集]