飯石郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本 > 中国地方 > 島根県 > 飯石郡

飯石郡(いいしぐん)は島根県である。人口5,550人、面積242.84km²、人口密度22.9人/km²。(2009年6月1日、推計人口

以下の1町を含む。

目次

[編集] 由来

出雲国風土記』によれば、伊毘志都幣命(いひしつべのみこと)という神がこの地に鎮座していたことに因むという。

[編集] 沿革

律令制の施行により制定されたと考えられる。郡家は多禰郷にあった。

[編集] 奈良時代

天平5年(733年2月30日に成立したとされる『出雲国風土記』には7つのの内に19の里があったと記され、以下の郷の記載がある[1]。波多郷と来嶋郷にはそれぞれ2つの里が、他の5つの郷にはそれぞれ3つの里があった。

熊谷郷
現在の雲南市三刀屋町上熊谷、下熊谷、木次町上熊谷、下熊谷辺り。
三屋郷
三刀矢郷から神亀3年(726年)に改名した。現在の雲南市三刀屋町三刀屋、伊萱、給下、古城、高窪、里房、殿河内、粟谷、根波別所辺り。
飯石郷
伊鼻志郷から神亀3年(726年)に改名した。現在の雲南市三刀屋町多久和、神代、中野、六重、吉田町川手、深野、曽木辺り。
多禰郷
種郷から神亀3年(726年)に改名した。現在の雲南市三刀屋町乙加宮、坂本、須所、掛合町多根、松笠、掛合、入間、吉田町吉田辺り。
須佐郷
現在の出雲市佐田町須佐、反辺、原田、大呂、大川、雲南市掛合町穴見辺り。
波多郷
現在の雲南市掛合町波多、飯石郡飯南町志津見、八神、角井、獅子、長谷辺り。
来嶋郷
現在の飯石郡飯南町頓原、上来島、下来島、佐見、野萱、真木、赤名、上赤名、下赤名辺り。

[編集] 町村制以降

  • 明治22年4月1日 町村制施行(16村)
    • 三刀屋村・飯石村・鍋山村・中野村 (三刀屋町 -> 雲南市
    • 掛合村・多根村・松笠村・波多村 (掛合町 -> 雲南市)
    • 吉田村・田井村 (吉田村 -> 雲南市)
    • 頓原村・志々村 (頓原町 -> 飯南町
    • 赤名村・来島村 (赤来町 -> 飯南町)
    • 須佐村 (出雲市
    • 一宮村 (雲南市及び出雲市)
  • 明治29年2月20日 須佐村が東須佐村と西須佐村に分割された。(17村)
  • 昭和3年11月1日 三刀屋村が町制施行して三刀屋町となった。(1町16村)
  • 昭和9年8月1日 赤名村が町制施行して赤名町となった。(2町15村)
  • 昭和16年11月3日 一宮村が三刀屋町と簸川郡上津村に分割編入された。(2町14村)
  • 昭和24年4月29日 頓原村が町制施行して頓原町となった。(3町13村)
  • 昭和26年
    • 4月1日 掛合村・多根村・松笠村が合併して掛合村となった。(3町11村)
    • 8月1日 掛合村が町制施行して掛合町となった。(4町10村)
  • 昭和28年
    • 4月1日 赤名町と邑智郡谷村が合併して赤名町となった。
    • 11月10日 東須佐村と西須佐村が合併して須佐村となった。(4町9村)
  • 昭和29年
    • 1月20日 三刀屋町・飯石村・鍋山村・中野村が合併して三刀屋町となった。(4町6村)
    • 11月3日 吉田村・田井村が合併して吉田村となった。(4町5村)
  • 昭和30年4月1日 掛合町と波多村が合併して掛合町となった。(4町4村)
  • 昭和31年6月10日 須佐村と簸川郡窪田村が合併して簸川郡佐田町となった。(4町3村)
  • 昭和32年
    • 1月1日 赤名町と来島村が合併して赤来町となった。(4町2村)
    • 2月1日 頓原町・志々村が合併して頓原町となった。(4町1村)
  • 平成16年(2004年)11月1日 (2町)
    • 掛合町(かけやまち) - 新設合併し雲南市へ。
    • 三刀屋町(みとやちょう) - 新設合併し雲南市へ。
    • 吉田村(よしだむら) - 新設合併し雲南市へ。
  • 平成17年(2005年)1月1日 (1町)
    • 赤来町(あかぎちょう) - 新設合併し飯南町へ。
    • 頓原町(とんばらちょう) - 新設合併し飯南町へ。

[編集] 参考文献

[編集] 注釈

  1. ^ 比定地名は2009年現在のもの。郷域の比定は関(2006)を参考にした。