稲田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
稲田駅
駅舎(2013年7月)
駅舎(2013年7月)
いなだ - Inada
福原 (3.1km)
(3.2km) 笠間
所在地 茨城県笠間市稲田2333
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 水戸線
キロ程 40.1km(小山起点)
電報略号 イナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
205人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1898年明治31年)5月8日
備考 簡易委託駅
旧駅舎
ホームより友部方面を望む
ホームより小山方面を望む

稲田駅(いなだえき)は、茨城県笠間市稲田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)水戸線である。

かつては石材の積み出しで栄えた。石材を積み出すために、稲田人車軌道が、駅北側に敷設されていた。

歴史[編集]

稲田駅は稲田御影石を輸送するため石材業者の鍋島彦七郎[1]が地元民の協力のもと用地を日本鉄道に提供し1897年に貨物駅として開業したのを始まりとする。翌年からは旅客の取扱いもするようになったが、主力は石材の輸送であり最盛期の大正時代には1日平均貨車30両以上の発送があった。そのため石材運搬に必要な設備が設けられていた。

1898年(明治31年)12月に竣工した駅舎が残っていたが、老朽化により建て替えられた[2]。2012年(平成24年)10月に着工し、地元の稲田石を使った木造平屋建て49.6平方メートルの駅舎が建設され、2013年(平成25年)3月6日に供用開始された[3]

年表[編集]

  • 1897年(明治30年)6月5日 - 貨物駅として完成。8日より営業開始[4]
  • 1898年明治31年)
    • 5月8日 - 普通停車場として開始[4]
    • 12月 - 駅舎竣工[2]
  • 1906年(明治39年)10月31日 - 国有化
  • 1907年(明治40年) - 構内を大拡張[4]
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、水戸線の駅となる。
  • 1917年(大正6年)4月7日 - 2番線に計重台(秤量30噸)を新設[4]
  • 1922年(大正11年)9月26日 - 石材の積み込みの車の往来が多いため街道踏切に踏切番舎を新設[4]
  • 1931年(昭和6年)2月14日 - 第1ホームにガントリークレーン(3噸)を新設[4]
  • 1936年(昭和11年)2月10日 - 第3ホームに簡易門型クレーン[5](3噸)を新設[4]
  • 1936年(昭和11年)10月12日 - 第2ホームにガントリークレーン(3噸)を新設[4]
  • 1958年(昭和33年)12月19日 - 貨車移動機(加藤製作所ディーゼル)を配備[4]
  • 1976年(昭和51年)1月9日 - 貨車移動機(10噸)を配備[4]
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物扱い廃止。
  • 1987年昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
  • 2001年平成13年)11月18日 - ICカードSuicaの供用を開始。
  • 2009年(平成21年)3月14日 - 発車メロディーを導入。
  • 2013年(平成25年)3月6日 - 新駅舎供用開始[3]

駅構造[編集]

2013年(平成25年)3月6日に供用開始された駅舎は木造平屋建て床面積49.6平方メートルあり、地元の稲田石を使用している[3]相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。近年ホームの嵩上げが行われた[要出典]

簡易委託駅。簡易Suica改札機が設置されている。

のりば[編集]

1 水戸線(下り) 友部水戸方面
2 水戸線(上り) 下館小山方面

利用状況[編集]

2012年度の1日平均乗車人員は205人である。

乗車人員推移
年度 1日平均乗車人員
2001 302
2002 284
2003 282
2004 275
2005 271
2006 259
2007 250
2008 269
2009 252
2010 232
2011 212
2012 205

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

  • 国道50号線沿いの「稲田駅入口」バス停から発車する。
乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
    総合学校前・福原駅 桃山 茨城交通 土休日運休
    荒町 笠間駅 茨城交通 土休日運休

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
水戸線
福原駅 - 稲田駅 - 笠間駅

脚注[編集]

  1. ^ 鍋島彦七郎の功績をたたえ稲田駅前には頌徳碑が建立されている。
  2. ^ a b 交通新聞2012年9月27日
  3. ^ a b c 交通新聞2013年3月11日
  4. ^ a b c d e f g h i j 稲田御影石材史 、109 - 113頁
  5. ^ 『貨物積卸機械利用の栞』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)門型クレーン写真例
[ヘルプ]

参考文献[編集]

  • 小林三郎『稲田御影石材史』稲田石材商工業協同組合、1985年、109 - 113頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 稲田駅(各駅情報) - 東日本旅客鉄道