珍案! 迷案!

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珍案!迷案!
War and Pieces
監督 チャック・ジョーンズ
モーリス・ノーブル
脚本 ジョン・ダン
製作 デイヴィッド・H・ディパティエ英語版
出演者 ポール・ジュリアン
音楽 ビル・ラヴァ
配給 ワーナー・ブラザース
ヴァイタフォン
公開 アメリカ合衆国の旗 1964年6月6日
上映時間 6分24秒
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 取れぬウサギの皮算用
次作 ハワイアン・ホリデー 
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珍案!迷案!』(原題:War and Pieces)は、1964年に公開されたワーナー・ブラザースの短編アニメシリーズ「ルーニー・テューンズ」の作品である。

製作スタッフ[編集]

作品内容[編集]

コヨーテはロードランナーを捕まえようと、様々な作戦や仕掛けを作る。
コヨーテの主な作戦

  • 手榴弾を投げる。
  • 自分が弓矢の矢となって自らを発射する。
  • ターゲットを検出して左右から挟み撃ちにする機械を設置する。
  • バニシングクリームを体に塗る。
  • 映写機に見せかけた鉄砲の罠を使う。
  • ロープつきフックを上に投げ、ロードランナーのいる場所に行こうとする。最後はロケットを使いロードランナーのいる上方に行こうとするが、向きがそれてコヨーテは地下に。そして地球の裏側に出たコヨーテに出会ったのは中国人風のロードランナーだった。

原題はトルストイ戦争と平和(War and Peaces)の洒落である。

概要[編集]

  • 今作はクラシック短編(~1969年)におけるチャック・ジョーンズ監督の最終作品となった。
  • 前作の「取れぬウサギの皮算用」はジョーンズら製作班が途中まで製作していたが、ジョーンズが解雇されたので、この作品はジョーンズ製作班が最後まで製作した最後の作品と思われる。(解雇理由はこちらを参照)
  • ジョーンズ解雇後もロードランナーとコヨーテの製作がフリッツ・フレレングやロバート・マッキンソン等により行われたが、ジョーンズの作品の方が評価が高い。
  • キャラクターが地球の裏側(主に中国など)に出てそのキャラクターの相手が出てくるというネタは、1957年のフリッツ・フレレング監督の「シルベスターと豆の木(Tweety and the Beanstalk)」が元。

日本でのテレビ放映[編集]

テレビ東京の『バッグス・バニーのぶっちぎりステージ』で放映された。現在、現行吹き替え版(1996年~)による吹き替えは存在しない。また、本作においては、現行吹き替え版(1996年~)と同様、『ぶっちぎりステージ』版の日本語吹き替えにおける配給は、ワーナー・ブラザース テレビジョンが担当している。

登場キャラクター[編集]

  • ロードランナー(学名:Burn-Em Upus Asphaltus)
  • ワイリー・コヨーテ(学名:Caninus Nervous Rex)

収録状況[編集]

  • 『バッグス・バニーのブンブンランド』14巻(VHS、旧吹き替え版)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]