工藤雪枝

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くどう ゆきえ

工藤 雪枝
生誕 (1965-03-14) 1965年3月14日(59歳)
日本の旗 日本 北海道美幌町
出身校 東京大学法学部卒業
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修了
職業 ジャーナリスト
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工藤 雪枝(くどう ゆきえ、1965年3月14日 - )は、日本のジャーナリスト評論家[1]。国家論、安全保障論に関する執筆を行っている[2]

経歴[編集]

北海道美幌町に生まれ[3]、その後陸上自衛官である父親の転勤に伴って全国各地に移り住む[4]。高校在学中にAFS財団プログラム留学生として米国に1年間留学した[1]

1988年昭和63年)に東京大学法学部を卒業、その後ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で経済学修士号を取得した[1]。経済学の分野でも特にブラック・マートンらのデリバティブ価格理論を研究[1]

英米の金融機関で勤務した後、1992年よりフリーのジャーナリストとなる。1996年から旧日本軍の特攻基地のあったフィリピン知覧町鹿屋市国分市串良町などを訪れ、2001年に『特攻へのレクイエム』(中央公論新社)を出版した[5]

防衛庁オピニオンリーダー、日本戦略研究フォーラム政策提言委員、外国人特派員協会報道委員 拓殖大学客員教授などを歴任[1]

活動[編集]

日本国内[編集]

1992年よりテレビ朝日CNNデイブレイクNHKくらしの経済などのキャスターやBBCの特派員を務めた[6]

また、朝まで生テレビなどのテレビ番組に出演、月刊文藝春秋正論諸君!中央公論SAPIOWiLLVOICE婦人公論、英語版NEWSWEEKなどに寄稿している[6]

皇后雅子東京大学在学時代の友人の1人であり[7][8]、「皇室アルバム」など皇室関連のコメンテーターとしての出演もある[1]

日本国外[編集]

英国BBC、米国CBSABCNBCなどに出演している[1]

著書[編集]

単著
  • 『特攻へのレクイエム』中央公論新社、2001年/中公文庫、2004年
  • 『国を愛するということ―散華した特攻隊員の遺した「託し」』モラロジー研究所〈生涯学習ブックレット〉、2003年12月。ISBN 978-4896390803 
共著

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g プロフィール”. 公式サイトアーカイブプロフィール. 2007年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月13日閲覧。
  2. ^ 「憲法記念日」有識者座談会 安保の環境変わった、現実踏まえた論争を=特集 読売新聞2002年5月3日東京朝刊14ページ
  3. ^ Xユーザーの工藤雪枝 (Yukie Yukié Kudo )Prof.Media Literacyさん: 「産まれは #北海道美幌町。”. X(旧ツイッター) (2021年10月22日). 2023年12月18日閲覧。
  4. ^ 自己紹介”. Google+. 2015年6月13日閲覧。
  5. ^ 特攻隊員の思い考えて 東京のジャーナリストが出版=鹿児島 読売新聞 2001年8月7日西部朝刊 28ページ
  6. ^ a b 工藤雪枝のプロフィール”. エルパカBOOKS. 2015年6月13日閲覧。
  7. ^ 「東大に現れた謎の美女 小和田雅子さんと机並べた本誌女性記者」AERA 1993年1月19日 10ページ
  8. ^ Jaime Holguin (2004年7月30日). “Japan's Sad Princess”. 2015年6月13日閲覧。

外部リンク[編集]