川野将虎

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川野将虎 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム 川野 将虎
ラテン文字 Masatora KAWANO
国籍 日本の旗 日本
種目 競歩
所属 旭化成
大学 東洋大学総合情報学部総合情報学科
生年月日 (1998-10-23) 1998年10月23日(25歳)
出身地 宮崎県日向市および静岡県小山町
身長 177cm
体重 60kg
自己ベスト
5000m競歩 18分28秒26(2020年10月)
10000m競歩 38分23秒95 (2020年11月)
20km競歩 1時間17分24秒(2019年3月)
35km競歩 2時間23分15秒(2022年7月24日)[1]
50km競歩 3時間36分45秒(2019年10月)
獲得メダル
男子競歩
日本の旗 日本
世界陸上
2022 オレゴン 35km競歩
2023 ブダペスト 35km競歩
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川野 将虎(かわの まさとら、1998年10月23日[2] - )は、日本陸上競技選手。専門は競歩東洋大学[2]総合情報学部総合情報学科卒業。旭化成所属[3]。50km競歩の日本記録保持者である[2]

来歴[編集]

自衛官の父が熊本市勤務時に、宮崎県日向市で生まれる[4]。日向市は父の実家のある場所だった[4]

小中学校は静岡県小山町にある学校を、高等学校は静岡県御殿場市にある学校をそれぞれ卒業した[5]

この生い立ちから、出身地について「宮崎県(日向市)」とする文献[6]と、「静岡県(小山町)」とする文献[7]とがある。

2019年10月27日、第58回全日本50km競歩高畠大会山形県)において、3時間36分45秒の日本新記録で優勝し、2020年東京オリンピックの日本代表選手に選出された[8]

2021年度より大学の同期で20km競歩で東京オリンピック日本代表選手に内定している池田向希とともに旭化成へ入社した[3][9]

2020年東京オリンピック男子50km競歩では、暑さのために内臓にダメージを受け、41-42km付近で路上に倒れ込み、コース脇で嘔吐するアクシデントがあったものの最後まで粘り、6位に入賞した[10][11]。痙攣も起こしており、ゴール直後は熱中症の疑いでメディカルに直行した。

脚注[編集]

  1. ^ 【世界陸上】新種目・男子35キロ競歩は川野将虎が2番目でゴール スポーツ報知
  2. ^ a b c 川野将虎 - 日本陸上競技連盟
  3. ^ a b 競歩五輪代表の川野、池田加入 旭化成陸上部”. 宮崎日日新聞. 2021年8月5日閲覧。
  4. ^ a b “川野、日本新で初V-50キロ競歩”. 夕刊デイリー. (2019年10月28日) 
  5. ^ 東京2020オリンピック代表内定 競歩★川野将虎選手が表敬訪問 - 『広報おやま』令和元年12月号
  6. ^ “最強競歩ジャパン!川野、日本新Vで五輪決定「100点を自分に」”. サンケイスポーツ. (2019年10月28日). https://www.sanspo.com/article/20191028-4X4IEY6PUNJQVNKEZ5CWPFRRWE/3/ 2020年10月10日閲覧。 
  7. ^ 川野将虎さん表敬訪問 7月11日(火) - 小山町(町長室)
  8. ^ 東京2020オリンピック出場!川野 将虎選手(陸上・競歩) - 川越市(2020年3月27日)
  9. ^ “競歩五輪内定の池田向希、川野将虎が旭化成入社…「練習環境の継続」が一番の決め手”. スポーツ報知. (2020年10月2日). https://hochi.news/articles/20201002-OHT1T50084.html 2020年10月10日閲覧。 
  10. ^ 50キロ競歩 川野将虎が日本勢最高の6位、アクシデントから失速 - 陸上 - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月6日閲覧。
  11. ^ 【世界陸上】35キロ競歩・川野将虎1秒差銀メダル 新種目でも“競歩大国”バトンつないだ”. 日刊スポーツ (2022年7月25日). 2022年11月2日閲覧。