福部真子

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福部 真子 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム ふくべ まこ
ラテン文字 FUKUBE, Mako
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 短距離走
所属 日本建設工業
生年月日 (1995-10-28) 1995年10月28日(28歳)
出身地 日本の旗 日本広島県安芸郡府中町
身長 165cm
体重 57kg[1]
100mハードル 12秒73 日本記録
400mハードル 58秒26
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福部 真子(ふくべ まこ、1995年10月28日 - )は、日本陸上競技選手。専門は短距離走(ハードル)。100mハードル日本記録保持者(12秒73)。

経歴[編集]

広島県安芸郡府中町出身。府中町立府中小学校府中町立府中中学校[2]広島県立広島皆実高等学校日本体育大学体育学部卒業。

小学校時代に地元のジュニアクラブチームに入って陸上競技を始める[3]

2010年、中学校3年次の第37回全日本中学校陸上競技選手権大会鳥取県立布勢総合運動公園陸上競技場)女子四種競技にて優勝[4]

広島県立広島皆実高等学校時代には全国高等学校総合体育大会女子100mハードルにて1年から3年まで全ての大会を制覇する壮挙を演じた[5]

日本体育大学進学後は成績が伸びず、中村有希らに後塵を拝するレースがあるなど苦労しながら競技を続け、2018年に日本建設工業に入社。

2022年に入り、織田幹雄記念国際陸上競技大会[6]セイコーゴールデングランプリなどで上位に入り、第106回日本陸上競技選手権大会女子100mハードルで初優勝を果たす[7]。この好調ぶりが認められて2022年世界陸上競技選手権大会日本代表選手に選出される[8]

2022年7月24日、世界陸上競技選手権大会女子100mハードル準決勝では同走のトビ・アムサンナイジェリア)が12秒12の世界新記録を樹立するハイレベルのレースの中、8着入線ながら12秒82の日本新記録を樹立した[9]。なお、組では8着であったものの、準決勝全体では16位と、オリンピック・世界陸上合わせて日本人女子短距離勢では歴代最高ランクを記録している。

同年9月25日には全日本実業団対抗選手権決勝で12秒73をマークし、自身の持つ日本記録を更新した[10]

人物[編集]

趣味はカフェめぐり[11]

座右の銘は「顔が晴れるように顔(がん)晴(ば)る」[11]

好きな食べ物はシチュー、シリアル、お好み焼き[11]

脚注[編集]

  1. ^ 第96回日本陸上競技選手権大会兼第30回オリンピック競技大会代表選手選考競技会”. 日本陸上競技連盟公式サイト (2012年6月8日). 2022年10月22日閲覧。
  2. ^ まちのわだい (PDF) 広報ふちゅう 2018年7月号
  3. ^ 空城ジュニアOBの福部真子選手の活躍が月刊陸上競技7月号に掲載されています。 空域ジュニア陸上クラブ 2019-06-17
  4. ^ 第37回全日本中学校陸上競技選手権大会8位入賞者 (PDF) 鳥取県陸上競技協会
  5. ^ 東京五輪を見据える二人 (PDF) 「陸協ひろしまNEWS」第75号 広島県陸上競技協会
  6. ^ 福部真子が地元・広島で復活の兆し!100mH 13秒21で日本人トップの2位「12秒台は出る」/織田記念 月刊陸上競技 2022.04.29
  7. ^ 100mH福部真子が悲願の初V「感謝を形にできた」インターハイ3連覇の“天才少女”が見せた成長/日本選手権 月刊陸上競技 2022年6月11日
  8. ^ オレゴン世界陸上の代表決定! 総勢64名のチームジャパンが世界に挑む! 月刊陸上競技 2022.07.01
  9. ^ 女子100mH・福部真子「本当にずっと目指していた」日本新! 準決勝で12秒82マーク!/世界陸上 月刊陸上競技 2022年7月25日
  10. ^ 福部真子100mH衝撃の12秒73日本新!「うれしさ大きい」来夏の世界陸上標準突破/全日本実業団 月刊陸上競技 2022.09.25
  11. ^ a b c 日建AC 選手紹介”. 日本建設工業株式会社会社. 2022年10月23日閲覧。

外部リンク[編集]