レンカク

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レンカク
Pheasant tailed Jacana (Non-breeding) I IMG 8638.jpg
レンカク Hydrophasianus chirurgus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: レンカク科 Jacanidae
: Hydrophasianus
Wagler, 1832
: レンカク H. chirurgus
学名
Hydrophasianus chirurgus
(Scopoli, 1786)
和名
レンカク
英名
Pheasant-tailed jacana

レンカク(蓮鶴、学名:Hydrophasianus chirurgus)は、鳥綱チドリ目レンカク科に分類される鳥類の一種。本種のみでHydrophasianus属を形成する。

分布[編集]

ユーラシア大陸南東部(インドから中国まで)、スリランカ台湾フィリピンで繁殖し、北方の個体はインドネシアマレーシア等に渡って越冬する。

日本では迷鳥として本州四国九州南西諸島で数回観察されただけだったが、その後記録が増え南西諸島ではほぼ毎年記録されている。夏から秋にかけての記録が多いが、越冬例もある。

形態[編集]

全長55cm。夏羽では尾が長くなる。夏羽は頭、のど、翼が白、首の後ろが黄色、からだの羽毛は黒褐色になる。冬羽では尾が短くなり、目を貫いて胸まで走る黒い線ができる。からだの背中側の黒褐色もうすくなる。

後肢の指と爪が非常に長い。

生態[編集]

等に生息する。長い指と爪によりかんじきのように圧力を分散させ、の上に浮いたスイレンヒシの葉の上を歩くことができる。水上に水草等を束ねた浮き巣を作る。

食性は雑食で植物の根や茎等だが、昆虫類甲殻類貝類等も食べる。繁殖期には「ピー ピー」、その他の時期は「チュー チュー」と鳴く。

繁殖期は5月から9月。繁殖形態は卵生で1回に3-4個の卵を産む。繁殖は一妻多夫で、卵とヒナの世話はオスが行う。生息場所は氾濫の危険があるため、タマシギと同じような繁殖形態を発達させたとみられる。ヒナは孵化するとすぐに歩くことができ、さらに泳ぐことや水にもぐることもできる 。

レンカクはオスが子育てをするためにオスはメスにとって希少資源である。メスはオスの巣へ侵入し、抵抗するオスの子たちを殺す。オスはその後、メスとつがい、新たな子を育てる。(性的対立参照)

Sibley分類体系上の位置[編集]

シブリー・アールキスト鳥類分類
コウノトリ目 Ciconiiformes
チドリ亜目 Charadrii
チドリ下目 Charadriides
シギ小目 Scolopacida
レンカク科 Jacanidae

関連項目[編集]

外部リンク[編集]