ヨハン・フランデ

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ヨハン・フランデ
Yohan Flande
2015年9月1日
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 エル・セイボ州エル・セイボ英語版
生年月日 (1986-01-27) 1986年1月27日(38歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
180 lb =約81.6 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2004年 アマチュア・フリーエージェントとしてフィラデルフィア・フィリーズと契約
初出場 MLB/ 2014年6月25日 セントルイス・カージナルス
KBO/ 2016年7月23日 KTウィズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ヨハン・カルロス・コンセプシオン・フランデYohan Carlos Concepción Flande, 1986年1月27日 - )は、ドミニカ共和国エル・セイボ州エル・セイボ英語版出身のプロ野球選手投手)。現在はフリーエージェント(FA)。左投左打。

経歴[編集]

プロ入りとフィリーズ傘下時代[編集]

2004年12月13日にフィラデルフィア・フィリーズと契約。

2006年、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・フィリーズ戦でプロデビュー。13試合に登板し、6勝1敗・防御率2.08だった。

2007年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグで13試合に登板し、3勝2敗・防御率2.36だった。

2008年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズで10試合に登板し、4勝1敗・防御率2.19だった。

2009年はA+級クリアウォーター・スレッシャーズ英語版で13試合に登板し、7勝1敗・防御率2.52だった。6月にAA級レディング・フィリーズへ昇格。13試合に登板し、4勝4敗・防御率4.58だった。オフの11月17日にフィリーズとメジャー契約を結び[1]40人枠入りを果たした。

2010年はAA級レディングで27試合に登板し、10勝8敗・防御率4.38だった。オフの12月7日に放出された。

ブレーブス傘下時代[編集]

2010年12月22日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。

2011年は傘下のAAA級グウィネット・ブレーブスで33試合に登板し、8勝8敗・防御率4.01だった。

2012年はAAA級グウィネットで29試合に登板し、6勝11敗・防御率4.21だった。

2013年はAAA級グウィネットとAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレー。AAA級グウィネットでは31試合に登板し、9勝7敗・防御率4.18だった。オフの11月5日にFAとなった。

ロッキーズ時代[編集]

2013年11月25日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[2]

2014年は傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスで開幕を迎え、6月25日にロッキーズとメジャー契約を結んだ[3]。同日のセントルイス・カージナルス戦で先発起用されメジャーデビュー。5回を投げ6安打4失点だったが、勝ち負けは付かなかった[4]。6月30日のワシントン・ナショナルズ戦では、5.1回を投げ6安打3失点で降板し、メジャー初黒星を喫した[5]。3試合に登板し、0勝2敗・防御率7.36と結果を残せず、7月8日にAAA級コロラドスプリングスへ降格した[6]。7月に1度、9月にはロースター拡大で再昇格した。この年は16試合(先発10試合)に登板し、0勝6敗・防御率5.16の成績を残した。

2015年2月4日にカイル・ケンドリックの加入に伴ってDFAとなった[7]。その後マイナー契約となりAA級ニューブリテン・ロックキャッツに所属したが、ブルックス・ブラウンが15日間の故障者リスト入り、ラファエル・イノアの降格、アダム・オッタビーノが60日間の故障者リストに移行したことに伴い、5月14日にメジャー契約を結び、昇格した[8]。3試合に登板し7.1回を投げ自責点6と振るわず、5月26日にクリス・ルーシンの昇格に伴い、AAA級アルバカーキ・アイソトープス[9] へ降格した。その後、6月30日に再昇格し、7月28日のシカゴ・カブス戦でメジャー初勝利を挙げた[10]。この年は19試合(先発10試合)に登板し、3勝3敗・防御率4.74の成績を残した。オフの12月28日にマイナー契約で再契約した[11]

2016年はAAA級アルバカーキで開幕を迎え、6月25日にメジャー契約を結んで25人枠入りした。7月2日にDFAとなった[2]

サムスン・ライオンズ時代[編集]

2016年7月11日、故障により退団したアレン・ウェブスターの代役として、韓国プロ野球サムスン・ライオンズと契約した。同年サムスンの一軍では2勝を記録したが同年限りで退団。

メキシカンリーグ時代[編集]

2017年3月30日にメキシカンリーグアグアスカリエンテス・レイルロードメンと契約した[2]

2018年も引き続き契約を結んだが、シーズン終了後にFAとなる。

2019年5月27日にメキシカンリーグのラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約を結んだ。7月8日にFAとなった[2]

詳細情報[編集]





















































W
H
I
P
2014 COL 16 10 0 0 0 0 6 0 1 .000 241 59.0 55 5 16 2 2 34 0 0 34 34 5.19 1.20
2015 19 10 0 0 0 3 3 0 0 .500 296 68.1 73 14 25 3 1 43 1 1 36 36 4.74 1.43
2016 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 20 3.2 8 0 3 1 0 0 0 0 6 5 12.27 3.00
三星 13 13 0 0 0 2 6 0 0 .250 330 68.2 92 13 33 0 1 56 1 4 66 58 7.60 1.82
MLB:3年 37 20 0 0 0 3 9 0 1 .250 557 131.0 136 19 44 6 3 77 1 1 76 75 5.15 1.37
KBO:1年 13 13 0 0 0 2 6 0 0 .250 330 68.2 92 13 33 0 1 56 1 4 66 58 7.60 1.82
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2014 COL 16 6 8 0 0 1.000
2015 19 4 12 1 0 .941
2016 2 0 1 1 0 .500
MLB 37 10 21 2 0 .939
  • 2018年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 58 (2014年 - 2016年7月1日)
  • 2 (2016年7月18日 - 同年終了)

脚注[編集]

  1. ^ Three players added to Phillies 40-man roster”. MLB.com Phillies Press Release (2014年6月25日). 2014年7月13日閲覧。
  2. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年5月19日閲覧。
  3. ^ Phillies (2014年6月25日). “Flande set to be Rockies' 12th starting pitcher”. MLB.com. 2014年7月13日閲覧。
  4. ^ Scores for Jun 25, 2014”. ESPN MLB (2014年6月25日). 2014年7月13日閲覧。
  5. ^ Scores for Jun 30, 2014”. ESPN MLB (2014年6月30日). 2014年7月13日閲覧。
  6. ^ Rockies Recall INF/OF Kyle Parker from Triple-A Colorado Springs”. MLB.com Rockies Press Release (2014年7月8日). 2014年7月13日閲覧。
  7. ^ Kyle Kendrick joins Rockies
  8. ^ “Colorado Rockies recall Chad Bettis, select Yohan Flande”. Colorado Rockies Press Release. (2015年5月14日). http://m.rockies.mlb.com/news/article/124452030/colorado-rockies-recall-chad-bettis-select-yohan-flande 2015年6月4日閲覧。 
  9. ^ 2015年よりロッキーズ傘下
  10. ^ LeMahieu helps Rockies win 1st game after Tulowitzki trade
  11. ^ http://www.purplerow.com/2015/12/28/10674106/colorado-rockies-re-sign-yohan-flande-jason-gurka-minor-league-contracts

関連項目[編集]

外部リンク[編集]