フアマーク駅

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フアマーク駅
フアマーク - Hua Mak
所在地 タイ王国バンコク都スワンルワン区
所属事業者 タイ国有鉄道(SRT)
エアポート・レール・リンク(ART)

フアマーク駅(フアマークえき、タイ語:สถานีหัวหมาก)は、バンコク人口約12万人が暮らすスワンルワン区にあるタイ国有鉄道東本線及びエアポート・レール・リンクである。

両社の駅は近接しており、乗り換えが可能である。

タイ国有鉄道東本線[編集]

フアマーク駅
フアマーク駅
フアマーク駅
หัวหมาก
Hua Mak
スクムウィット71 (4.04km)
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
バンコク都
スワンルワン区
駅番号 3010
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 東本線
キロ程 15.18km(クルンテープ駅起点)
電報略号 หม.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1908年1月24日

概要[編集]

国鉄フアマーク駅は、クルンテープ駅(バンコク駅)から15.18km地点に位置しており、普通列車で約40分程度である。一等駅であり1日に28本(14往復)普通列車が発着する。

タイ国鉄東本線の当駅からチャチューンサオ駅までの区間は、1994年から2004年にかけて実施された改良工事で三線化され[1]レムチャバン港 - ラートクラバン内陸コンテナデポ駅(フアタケー駅分岐)間でのコンテナ貨物列車の頻繁運行等に対応するものとなっている。

当駅以西の区間については、1990年に開始されたホープウェル計画[2]により、東本線当駅 - ヨムマラート(東本線・北本線の接続予定地点) - 北本線ランシット駅間の高架化が行われる予定であったが、進捗の大幅な遅延のため同計画の事業免許は1997年に取り消され、東本線の高架化は実現しなかった[3]

1990年代には、朝ラッシュ時に当駅 - クルンテープ駅間で多数の通勤列車が運行されていた。しかしながら、バンコク都心部の鉄道高架化がとん挫したことから、2000年代以降、都心部の踏切による道路渋滞緩和を図る目的で、当駅発着の通勤用区間列車はほとんどが廃止され、当駅を発着する旅客列車本数は大きく減少している[4]。エアポート・レール・リンクの開業後は、同線の各駅停車の SA City Line が通勤輸送等の機能を担うこととなる。

歴史[編集]

1908年1月24日に、タイ国鉄東本線第一期工事区間クルンテープ駅(バンコク) - チャチューンサオ間が完成しそれに伴い当駅も開業した[5]

  • 1908年1月24日 【開業】クルンテープ駅 - チャチューンサオ駅 (60.99km)

駅構造[編集]

島式ホーム2面3線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

エアポート・レール・リンク[編集]

フアマーク駅
Bangkok Hua Mak Station.jpg
หัวหมาก
Hua Mak
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
バンコク都
スワンルワン区
駅番号  4 
所属路線 エアポート・レール・リンク
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業年月日 2010年8月23日

概要[編集]

2006年9月28日に開港したスワンナプーム国際空港(新バンコク国際空港 New Bangkok International Airport, NBIA とも呼ばれている。)の旅客輸送を主目的として、2010年8月23日にエアポート・レール・リンクが完成し、それに伴い当駅も開業した。

シーナカリン通りの東側に位置しており、同通りの西側にある東本線の駅からはやや離れた場所に高架駅として設置された。

各駅停車の SA City Line のみが停車する。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線(2線は通過線)を有する高架駅である。

駅階層[編集]

3階
1番線 バーンタップチャーンスワンナプーム方面
島式ホーム
- 通過線
島式ホーム
2番線 ラームカムヘーンパヤータイ方面
2階 コンコース 自動券売機自動改札口
1階 出入口 駐車場

駅周辺[編集]


脚注[編集]

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  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.294 - p.296
  2. ^ 香港の建設会社・ホープウェル社が提案したBOT方式による高速道路建設・タイ国鉄都心部高架化計画(『鉄道ジャーナル』2005年5月号(No.463)p.117 及び 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.317 - p.319)
  3. ^ 事業免許の取消前、東線沿線でも高架橋の建設が一部着手されていたが、建設中止決定に伴い、高架橋の構造物は施工途中のままとなり、後にエアポート・レール・リンクの建設に際して撤去された。エアポート・レール・リンクの高架橋は新たに建設されたものである(クローンタン駅を参照)。
  4. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.307
  5. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.49

参考文献[編集]

  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]