ヒメジョオン
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ヒメジョオン |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Erigeron annuus | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| ヒメジョオン | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Eastern Daisy Fleabane |
ヒメジョオン(姫女菀、学名Erigeron annuus、シノニムPhalacroloma annuum、Stenactis annuus)は、キク科ムカシヨモギ属の草である。同属のハルジオン(E. philadelphicus)とともに、道ばたでよく見かける雑草に類する草花である。
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[編集] ヒメジョオン
ヒメジョオンは、背の高さが50cm-1mにもなる、白い花を咲かせる一年草である。若いあいだは根本から長い柄のついた丸っぽい葉をつける(根出葉)。やがて茎が高く伸びると、根本の葉はなくなり、茎から出る細長い葉だけになる。茎と葉は黄緑色で、まばらに毛が生える。茎ははじめは枝分かれせず、先の方で数回枝分かれして、白~薄紫の花を咲かせる。花はヒマワリのような形だが、まわりの花弁がとても細い。花の時期は初夏から秋にかけてである。
正しく言えば、この花と見えるのは頭状花序と言って、小さな花の集まりである。中央の黄色い部分は、管状花という。周辺の花びらと見えるのは、舌状花という。この舌状花が白く、とても細い形をしている。
北アメリカ原産の帰化植物で、明治の初めに観葉植物として入ってきた。現在では、全国に広がり、山間部にもかなり入り込んでいる。
[編集] ハルジオン
ハルジオンは、背の高さが30cm~80cmくらいまでになる多年草である。根元にはへら型の根出葉があり、花の時期にも残ることが多い。葉と茎は黄緑色で、まばらに毛が生える。茎はあまり枝分かれせずに伸び、先の方で何回か枝分かれして、花をつける。花はヒメジョオンと同じく、細い舌状花を持つヒマワリのような花だが、白とピンクのものがある。また、ヒメジョオンより一回り花が大きい。花期は4~5月頃でヒメジョオンより早い。
北アメリカ原産の帰化植物で、日本に入ったのは大正の中頃と言われる。都会を中心に見られる。
一部の地域では「貧乏草」とも言われ、折ったり摘んだりすると貧乏になると言われている。
BUMP OF CHICKENのシングルにも「ハルジオン」という曲がある。
[編集] 名前の由来
ヒメジョオンは漢字に直すと姫女菀である。女菀というのは、中国産の野草である由。それに似て小さいとの意味である。国内侵入当初は、柳葉姫菊(やなぎばひめぎく)と呼ばれたり、鉄道の線路沿いに広がったことから、鉄道草の異名もあった。
小さいシオン(紫苑、紫菀、学名Aster tataricus)の一種であることと、ヒメシオン(学名Aster fastigiatus)と区別するためにヒメジョオンという名前がついたという説もある。
ハルジオンを漢字に直せば、春紫菀である。春に咲くキク科のシオン(紫菀)、という意味。
このように、この2種の名の由来は、それぞれ異なっている。ところが、そこそこ目立つ上に見た目が非常に似ている野草2種類に、似ているが違った名前を与えたために混乱が生じ、ハルジオンをハルジョオンと呼ぶ事が定着してしまっている。逆に、ヒメジョオンをヒメジオンと呼ぶ例もある。紛らわしいが、標準和名はヒメジョオンとハルジオンである。
[編集] 見分け方
この両者、花がよく似ていて混乱することがかなりある。標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花が小さくて数が多く、根本がすっきりしている。これに対して、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉がある。また、ハルジオンのつぼみは下を向いてうなだれているという特徴がある。したがって、普通は比べて見れば、はっきりと見分けがつくものである。
それでも、成長の具合や何かでわかりにくい場合がある。確実なのは、茎を折ってみることで、ヒメジョオンの茎には空洞がない。ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。葉のつき方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないが、ハルジオンは茎を抱く。
ところが、最近のデジカメブームの中で、花をマクロで撮る人が増え、花だけを拡大して写すことがよくある。そのようにして写真に撮ってみると、この両者の区別がとても難しい。そういう写真では、せいぜい花数個だけしか写っていないので、上記のような区別点のほとんどが使えないのである。そして、花だけを取り上げると、この2種はとてもよく似ている。標準的な花では、ハルジオンはヒメジョオンより花が一回り大きく、舌状花の数もずっと多いので、そこで見分けられるが、判断に困る場合も結構ある。
これは、キク科植物全体に言えることでもある。花の写真だけでは見分けの難しい組み合わせがずいぶんある。花の集まった様子が、どれもかなりよく似ていて、重要な区別点が種子の冠毛であったり、総包であったり、根出葉であったりと、花だけの写真に写らない場合が多いのである。
なお、この2種以外にも、近縁のものもあるので、注意を要する。
花弁の白い部分にやや紫がかる個体が見られるが、これは空気が清浄であるとこうなるので区別点ではない。

