パック&パル

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パック&パル
PAC & PAL
ジャンル アクションゲーム
対応機種 アーケード[AC]
Windows
Wii
Xbox 360
PlayStation 4 (PS4)
Nintendo Switch (NSW)
開発元 ナムコ開発部
発売元 ナムコ
音楽 慶野由利子
シリーズ パックマンシリーズ
人数 1人(交代制2人プレイ)
発売日 [AC]1983年7月
[Windows]1998年6月9日
[Wii]2007年12月6日
[Xbox 360]2009年11月5日
[PS4][NSW]2022年9月1日
対象年齢 IARC:3+
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パック&パル』(PAC & PAL)は、1983年に発表された、ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)のドットイートタイプのアクションゲーム

開発はナムコ開発部が行い、BGMは前作「スーパーパックマン」に引き続き慶野由利子が担当している。

ゲーム内容[編集]

パックマンシリーズのひとつで、『スーパーパックマン』同様、フルーツは扉で閉ざされた部屋の中にあるため、通路上のカードを取ることで近くの扉を開き、フルーツを食べる。パワーエサは無く、かわりにスペシャルアイテムで一時的に攻撃能力を得られる(スペシャルを取っただけではモンスターがイジケにはならない)。

迷路の一部には屋根(オレンジボックス)があり、中のパックマンやモンスターは不可視となるが、侵入したゴーストの動きも遅くなる。本作ではワープトンネルは無く、またラウンド間のコーヒーブレイクも無い。

本作のみのキャラクターとしてミルが登場。触れてもミスにならないが、フルーツやスペシャルを奪いモンスターの巣に持っていってしまう(巣に持って行かれずにステージクリアするとボーナス)ので、ミルに触れることでアイテムを奪い返す。

アイテム[編集]

カード
カードをめくった時のカードの柄でそのフルーツの壁が無くなり、取る事が可能。一度に3枚までめくる事が出来る。
フルーツ
全部で8種類
フルーツ一覧
フルーツ名 得点
チェリー 50
いちご 100
オレンジ 150
りんご 200
メロン 300
レモン 400
パイナップル 500
1〜2面 700
4〜6面 1000
8〜10面 1500
12〜14面 2000
16〜18面 3000
20〜 5000
スペシャルアイテム
全部で5種類。パックマンが食べるとボタンを押すことにより一定時間モンスターへ攻撃できる。前述のとおりパワーエサでないのでモンスターを直接食べることはできず、常時触れるとミスになる。ミルは一切攻撃の影響を受けない。
ディップスイッチの難易度設定に応じて、効果時間が長くなったり短くなる。
スペシャルアイテム一覧
アイテム名 攻撃とその効果
ギャルボス 1,2面に登場。トラクタービームでの攻撃。モンスターはその場で回る。
ラリーX 4,5,6面に登場。煙幕での攻撃。モンスターは煙たくて泣いてしまう。
トランペット 8,9,10面に登場。音符での攻撃。モンスターはその場で踊ってしまう。
雪だるま 12,13,14面に登場。冷凍光線での攻撃。モンスターは凍り付く。
パックマン 16,17,18面に登場。小さいパックマンでの攻撃。モンスターは頭をかじられてしまう。

20面以降、ギャルボスに戻り、繰り返し。

レストタイム[編集]

4n-1面毎にあるボーナスステージ。10枚のカードに隠された$マークを取っていく。$マークは最初100点で1枚めくる毎に100点ずつ加算されていき、ミルが出るとそれ以降の点数が2倍となり、カードの下がアカベエだとレストタイムは終了。アカベエの出現位置にはある法則がある。

その他[編集]

ネームエントリーの曲は、ナムコが出していたエレメカ「おかし大作戦」で使われていた曲が流用されている。作曲担当はいずれも慶野由利子

移植[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]