バルブロ・エリクソン

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バルブロ・エリクソン
Barbro Ericson
生誕 Barbro Helene Augusta Ericson Hederén
(1930-04-02) 1930年4月2日
 スウェーデンハッランド県ハルムスタッド
教育 ストックホルム音楽大学
ストックホルム歌劇場付属大学
職業 メゾソプラノアルト
活動期間 1956年 -
受賞 宮廷歌手 (1968年)
スウェーデン王室勲章 (1978年)
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バルブロ・エリクソン (Barbro Ericson) はスウェーデンメゾソプラノアルト歌手。

経歴[編集]

エリクソンはストックホルム音楽大学ストックホルム歌劇場付属大学スウェーデン語版で学んだあと、1956年にスウェーデン王立歌劇場でデビューし、1958年に同劇場の所属歌手となった。彼女はメゾソプラノとしてワーグナーヴェルディリヒャルト・シュトラウスの作品をはじめとする100以上の役柄を歌った。

近現代の作品も得意としており、ストラヴィンスキー放蕩児の遍歴』のマザー・グースとババ、リゲティル・グラン・マカブル』のメスカリーナ、ベルクヴォツェック』のマリー、プーランクカルメル派修道女の対話』のクロワシー夫人なども歌った。海外でもバイロイト音楽祭ザルツブルク音楽祭メトロポリタン歌劇場バイエルン国立歌劇場などに出演した。

彼女のレパートリーは幅広く、グルックオルフェオとエウリディーチェ』からビゼーカルメン』、マスカーニカヴァレリア・ルスティカーナ』のサントゥッツァなどにわたり、これまでに最も成功を収めた役は、スウェーデン王立歌劇場(指揮:Berislav Klobucar)でのリヒャルト・シュトラウス『エレクトラ』(1965年) のクリュテムネストラと、『影のない女』(1975年) の乳母である。

受章・栄典[編集]

ディスコグラフィー(原語版より抜粋)[編集]

映画出演[編集]

出典[編集]

  • Sørensen,Inger (1993). Operalexikonet. Fréjus. pp. 166. ISBN 978-91-37-10380-8