ジェイソン・ミラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ジェイソン・"メイヘム"・ミラー
Jason Miller (fighter).jpg
基本情報
本名 ジェイソン・ニコラス・ミラー
(Jason Nicholas Miller)
通称 メイヘム (Mayhem)
狂乱のサイコスター
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 1980年12月24日(33歳)
出身地 ジョージア州アトランタ
所属 チーム・オーヤマ
チーム・クエスト
→チーム・メイヘム・ミラー/キングスMMA
身長 185cm
体重 84kg
リーチ 196cm
階級 ウェルター級
ミドル級
スタイル ブラジリアン柔術ムエタイ
テンプレートを表示

ジェイソン・"メイヘム"・ミラーJason "Mayhem" Miller 、男性、1980年12月24日 - )は、アメリカ合衆国総合格闘家ジョージア州アトランタ出身。チーム・メイヘム・ミラー/キングスMMA所属。ブラジリアン柔術黒帯。

極めの強い寝技で「メイヘム」(破壊行為)の異名を持つほどの強さを誇るだけでなく、ド派手な入場パフォーマンスや、ニヤニヤ笑みを浮かべながら独特かつスピーディな動きで試合を展開し、試合中に余裕があるとテレビカメラに向かってカメラ目線で笑顔でピースサインをするなど、常にファンや観客を楽しませることを意識した、クレイジーかつプロフェッショナルなエンターテイナーであるため、日本では「狂乱のサイコスター」というニックネームを持つ。

冗談好きな明るい性格で、親日家でもあり、日本での試合後のマイクパフォーマンスでは日本語で喋ることの方が多く、日本での人気も高い。

総合格闘技だけでなく、グラップリングマッチでも好成績を収めている。ファブリシオ・ヴェウドゥム黒帯を持つ[1]

来歴[編集]

2003年2月23日、Extreme Challenge 50でのミドル級トーナメント初戦で、デニス・カーンチョークスリーパーで一本勝ち。続く準決勝ではティム・ケネディに判定負け。

2003年12月5日、SuperBrawl 32でハワイの人気選手イーゲン井上と対戦し、タオル投入によるTKO勝ち。リング上で激しいブーイングを浴びた。その後、一時期は「キャプテン・クック以来の嫌われ者」としてハワイでのヒール人気が高まったが、徐々に善玉的人気へと変わり、現在では地元ハワイの選手以上の人気者となっている。

2005年4月16日、UFC初参戦となったUFC 52でウェルター級契約でジョルジュ・サンピエールと対戦し、判定負け。以降は階級をミドル級、主戦場をICON Sportへと戻す。

2006年9月2日、ICON Sportロビー・ローラーとICON Sportミドル級タイトルマッチで対戦し、肩固めで一本勝ちし、王者となった。

2006年12月1日、ICON Sportミドル級王座の初防衛戦でフランク・トリッグと対戦し、TKO負け。王座から陥落した。

2007年5月12日、WEC 27で三浦広光と対戦し、激闘の末に判定勝ち。

2007年12月15日、HDNet Fights: Reckless Abandonでティム・ケネディに判定勝ちでリベンジ成功。

2008年5月11日、DREAM初参戦となったDREAM.3のDREAMミドル級グランプリ1回戦で柴田勝頼と対戦し、試合開始早々から柴田を圧倒し、マウントポジションを奪ってからはテレビカメラに向かってカメラ目線の笑顔でピースサインをしたり、プロレス技のモンゴリアンチョップを放つなどして、最後はマウントパンチでKO勝ち。6月15日、DREAM.4のミドル級グランプリ2回戦でホナウド・ジャカレイと対戦し、マウントポジションを奪われてもスイープして切り返したり、ヒールホールドを極められても笑顔で親指を立てるサムズアップポーズをしたものの、判定負け。

2009年4月18日、ハワイで旗揚げされたKingdom MMAでカラ・"コロヘ"・ホースと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ち。初代Kingdom MMAミドル級王座を獲得した。

2009年5月26日、DREAM.9で行われたDREAMミドル級王座決定戦でホナウド・ジャカレイと再戦。グラウンド状態でキックを放ち、ジャカレイの頭部から出血し、試合はノーコンテストとなった。

2009年11月7日、Strikeforce: Fedor vs. RogersのStrikeforce世界ミドル級王座決定戦でジェイク・シールズと対戦し、判定負けで王座獲得ならず。

2010年4月17日、Strikeforce: Nashvilleでティム・スタウトに1RでTKO勝ちを収め、メインイベント終了後に王座防衛に成功したジェイク・シールズに対してミドル級王座を賭けた再戦を要求。この際にシールズのセコンド陣と乱闘騒ぎを起こした[2]

2010年9月25日、DREAM.16で憧れの選手であった桜庭和志と対戦し、肩固めで一本勝ち。桜庭はキャリア初のタップアウト負けとなった[3]

UFC復帰[編集]

2011年、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」シーズン14に参加。チーム・ミラーでコーチを務めた。

2011年12月3日、6年5ヶ月ぶりのUFC参戦となったThe Ultimate Fighter 14 Finaleマイケル・ビスピンとコーチ対決を行い、ボディへの膝蹴りとパウンドでTKO負けを喫した。

2012年5月26日、UFC 146CB・ダラウェイと対戦し、0-3の判定負け。UFC2連敗となった。試合後、バックステージで問題を起こした。

人物・エピソード[編集]

  • 自分のファンに対しては愛情を込めて「Mayhem Monkeys(メイヘムモンキーズ)」と呼んでいる。
  • インタビュー等ではしばしば冗談か本気かよくわからないような不可思議な珍回答を連発し、インタビュアーを笑いの渦に巻き込んだり、困惑させたりするクレイジーなキャラである。
  • DREAM.3での日本デビュー戦で勝利した後のリング上でのマイクアピールでは日本語で「ワタシハ、アクマ!ワタシハ、バケモノ!ワタシハ、スーパーサル!Next fight 興奮野郎!」と語った。親日家であり、毎日のように日本語の勉強をしているとのこと。UFCのプロフィールでは話せる言語として、母国語である「英語」の他に「日本語」と書いている。
  • 長南亮とは親交が深い。長南は、日本でのメイヘムの試合のセコンドに就くためだけに2日間だけ日本に帰ってきて、試合後すぐにアメリカへ戻って練習という強行日程を組んだこともあった。
  • 「I love Internet!」と公言するほど、インターネットを頻繁に使用しており、自身のMySpaceなどでも積極的にファンと交流している。近年は自身の公式サイトをほとんど更新しておらず、MySpaceが活動の中心となっている。
  • ファンを楽しませることを信条としており、試合内容だけでなく入場パフォーマンスにも強いこだわりを持っている。派手な入場パフォーマンスをすることで有名な桜庭和志須藤元気を尊敬しており、解説者としてメイヘムの試合を見ている須藤もメイヘムに共感を覚えるとコメントしていた。また、UFCが、プロレス団体WWEとの差別化を図るために入場の花道を短く狭くしており、選手の入場に対しても制限時間を指定していることに対してメイヘムは不満のコメントを残している。
  • シリウス衛星ラジオで「Mayhem Mondays」という番組の共同ホストを務めている[4]。また、MTVで「Bully Beatdown」という、いじめっ子をプロ格闘家と戦わせて懲らしめるリアリティ・ショーを主催している[5]
  • 2005年12月、元恋人の女性宅に押し入り第1級強盗及び第3級暴行の罪で逮捕された[6]

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
34 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
24 5 14 4 1 0 1
9 2 1 6 0
勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 開催年月日
× CB・ダラウェイ 5分3R終了 判定0-3 UFC 146: Dos Santos vs. Mir 2012年5月26日
× マイケル・ビスピン 3R 3:34 TKO(ボディへの膝蹴り&パウンド) The Ultimate Fighter 14 Finale 2011年12月3日
桜庭和志 1R 2:09 肩固め DREAM.16 2010年9月25日
ティム・スタウト 1R 3:09 TKO(パウンド) Strikeforce: Nashville 2010年4月17日
× ジェイク・シールズ 5分5R終了 判定0-3 Strikeforce: Fedor vs. Rogers
【Strikeforce世界ミドル級王座決定戦】
2009年11月7日
ホナウド・ジャカレイ 1R 2:33 ノーコンテスト DREAM.9 フェザー級グランプリ2009 2nd ROUND
【DREAMミドル級王座決定戦】
2009年5月26日
カラ・"コロヘ"・ホース 1R 2:27チョークスリーパー Kingdom MMA
【Kingdom MMAミドル級王座決定戦】
2009年4月18日
× ホナウド・ジャカレイ 2R(10分/5分)終了 判定0-3 DREAM.4 ミドル級グランプリ2008 2nd Round
【ミドル級GP 2回戦】
2008年6月15日
柴田勝頼 1R 6:57 TKO(マウントパンチ) DREAM.3 ライト級グランプリ2008 2nd ROUND
【ミドル級GP 1回戦】
2008年5月11日
ティム・ケネディ 5分3R終了 判定3-0 HDNet Fights: Reckless Abandon 2007年12月15日
三浦広光 5分3R終了 判定3-0 WEC 27: Marshall vs. McElfrish 2007年5月12日
ヘクター・ウルビナ 1R 1:11 TKO(パウンド) ICON Sport: Epic 2007年3月31日
× フランク・トリッグ 1R 2:53 TKO(打撃連打) ICON Sport: Mayhem vs. Trigg
【ICONミドル級タイトルマッチ】
2006年12月1日
ロビー・ローラー 3R 2:50 肩固め ICON Sport: Mayhem vs. Lawler
【ICONミドル級タイトルマッチ】
2006年9月2日
ロデューン・シンケイド 1R 4:29 チョークスリーパー World Fighting Alliance: King of the Streets 2006年7月22日
ステファン・ガムリン 1R 0:46 肩固め Icon Sport: Mayhem vs Giant 2006年5月26日
ファラニコ・ヴァイタレ 2R 2:41 チョークスリーパー ICON Sport: Opposites Attract 2005年10月28日
マーク・モレノ 1R 4:54 腕ひしぎ十字固め SuperBrawl: Icon 2005年7月23日
× ジョルジュ・サンピエール 5分3R終了 判定0-3 UFC 52: Couture vs. Liddell 2 2005年4月16日
ロナルド・ジューン 2R 肩固め SuperBrawl 37
【SuperBrawlウェルター級タイトルマッチ】
2004年10月16日
イーゲン井上 2R終了時 TKO(タオル投入) SuperBrawl 32 2003年12月5日
ショーン・テイラー 2R 3:32 三角絞め SuperBrawl 31 2003年9月20日
マーク・ロングワース 2R ギロチンチョーク Pit Fighting Championship: Put Up or Shut Up 2003年8月23日
ジェイ・バック 3分3R終了 判定2-1 SuperBrawl 30: Collision Course 2003年6月13日
× ティム・ケネディ 5分3R終了 判定 Extreme Challenge 50
【準決勝】
2003年2月23日
デニス・カーン 2R 1:41 チョークスリーパー Extreme Challenge 50
【1回戦】
2003年2月23日
トッド・カーニー 1R 2:31 TKO(カット) February Fight Party 2003年2月1日
× トッド・カーニー 1R 1:32 ギロチンチョーク International Sport Combat Federation 2002年8月16日
フィル・エンスミンガー 1R 3:23 三角絞め Revolution Fighting Championship 1: The Beginning 2002年7月13日
トビー・イマダ 5分2R終了 判定 Xtreme Pankration 2 2002年4月12日
× チェール・ソネン 5分2R終了 判定 Hitman Fighting Productions 1: Rumble on the Reservation 2002年3月30日
トッド・カーニー 2R 2:53 ギブアップ International Sport Combat Federation: Battle at the Brewery 2001年12月8日
ブライアン・ウォーレン 1R 3:15 チョークスリーパー Ultimate Pankration 1 2001年11月11日
トミー・ラグウォンズ 1R 3:00 TKO Rage in the Cage 27 2001年4月28日

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]