ケヴィン・グロスクロイツ

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ケヴィン・グロスクロイツ
名前
ラテン文字 Kevin Großkreutz
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 (1988-07-19) 1988年7月19日(35歳)
出身地 西ドイツの旗 西ドイツドルトムント
身長 186cm
体重 77kg
選手情報
ポジション DF / MF / FW
利き足 右足
ユース
1992-1995 ドイツの旗 DJKロート=ヴァイス・オーベレヴィング
1995-1999 ドイツの旗 VfLケミングハウゼン
1999-2002 ドイツの旗 FCメルクア07ドルトムント
2002-2003 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント
2003-2006 ドイツの旗 ロート・ヴァイス・アーレン
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2007 ドイツの旗 ロート・ヴァイス・アーレン II 2 (2)
2006-2009 ドイツの旗 ロート・ヴァイス・アーレン 95 (23)
2009-2015 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント 176 (23)
2015 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント II (loan) 2 (0)
2016 トルコの旗 ガラタサライ 0 (0)
2016-2017 ドイツの旗 VfBシュトゥットガルト 26 (1)
2017-2018 ドイツの旗 SVダルムシュタット 27 (3)
2018-2020 ドイツの旗 KFCユルディンゲン05 18 (0)
代表歴2
2010 ドイツの旗 ドイツ U-21 1 (1)
2010-2014 ドイツの旗 ドイツ 6 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2021年1月25日現在。
2. 2017年7月13日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ケヴィン・グロスクロイツ(Kevin Großkreutz, 1988年7月19日 - )は、西ドイツ(現ドイツ)・ドルトムント出身の元サッカー選手。元ドイツ代表。現役時代のポジションはディフェンダーミッドフィールダーフォワード

経歴[編集]

クラブ[編集]

2002年ボルシア・ドルトムントのユースに入団。その後、ロート・ヴァイス・アーレンへ移籍して活躍。2009年7月、ボルシア・ドルトムントに復帰した。ユルゲン・クロップ監督の指導下でサイドアタッカーとして開花し、2009-10シーズンは入団1年目にしてリーグ戦5得点を記録した。

2010-11シーズンはドルトムントの中心としてリーグ優勝の立役者となった。ドルトムント出身でドルトムントへの愛は強く、新入りをなじませる役も行っていた[1]

中盤ならどこでもプレーでき、DFのウカシュ・ピシュチェクが負傷した際は代わって右SBでプレーし見事に代役を務めるなどチームへの貢献度は高い。

2015年9月1日、8月31日にトルコスュペル・リグガラタサライSKとクラブ間合意したものの、書類の提出遅れや不備があり、FIFAは移籍を認めなかった。これによりグロスクロイツは次の移籍期間である2016年1月まで公式戦に出場することができなくなり、それまでガラタサライでの練習に参加することになった[2]

しかし移籍直後の9月頃から母国の家族と離れ離れになったことへの寂しさを吐露するなど、ホームシックを患い、移籍を志願していることが報道されるようになり[3]、2016年1月6日、VfBシュトゥットガルトへ2018年シーズン終了までの2年半契約で完全移籍した[4]

2017年2月27日深夜シュトゥットガルト市内で、酔っ払った状態で乱闘に巻き込まれ頭部や顔面を負傷した。クラブ側は看過できない行為だとして契約を解除した[5]

2017年4月11日、SVダルムシュタット98へ2017-18シーズンより所属することが内定したと発表された[6]

2018年7月5日、KFCユルディンゲン05と3年契約を結んだことが発表された[7]。しかし、2019-20シーズン終了後に退団。

2021年1月24日、現役引退を表明した[8]

代表[編集]

U-19、U-20ドイツ代表の選出経験がある。2010年、A代表デビューを果たした。2014年に開催されたFIFAワールドカップの代表メンバーにも選出された。

エピソード[編集]

  • 2014年5月、チームメイトのユリアン・シーバーと共にケルン市内へ出かけていたところ、ケルンサポーターの男性と揉めごとを起こした。その際に丁度手に持っていた買ったばかりのケバブを投げつけ、男性の顔面に当てた。これにより男性はチリソースで目を負傷し、被害届を提出。グロスクロイツは男性に向けてケバブを投げたことを否定し、地面に向けて投げたと話している[9]
  • ドイツ杯決勝でバイエルン・ミュンヘンに敗北後、ナイトクラブで飲酒し、酔った勢いでベルリン市内のホテルのロビーで排尿した[10]
  • どのポジションでもこなせる器用さから、YouTubeのブンデスリーガ公式アカウントが「スタメン全員がグロスクロイツで、途中出場する選手もグロスクロイツ」というジョーク動画を公開している[11]

個人成績[編集]

クラブでの出場記録[編集]

2017年3月4日時点

クラブ リーグ カップ 国際大会 その他 通算
クラブ リーグ シーズン 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ドイツ リーグ DFB
ポカール
ヨーロッパ その他 通算
ロート・ヴァイス・アーレン II Oberliga Westfalen 2006-07 2 2 - - - 2 2
ロート・ヴァイス・アーレン レギオナルリーガ 2006–07 27 6 0 0 - - 27 5
2007–08 35 12 1 0 - - 36 12
2. ブンデスリーガ 2008–09 32 6 1 0 - - 34 6
通算 94 24 2 0 0 0 0 0 96 24
ボルシア・ドルトムント ブンデスリーガ 2009–10 32 5 1 0 - - 33 5
2010–11 34 8 2 1 7 0 - 43 9
2011–12 31 7 6 0 5 1 1 0 43 8
2012–13 29 2 4 0 10 0 1 0 44 2
2013–14 33 1 6 1 10 1 1 0 50 3
2014-15 17 0 2 0 4 0 - 23 0
通算 176 23 21 2 36 2 3 0 236 27
ボルシア・ドルトムント II 3. リーガ 2014-15 2 0 - - - 2 0
レギオナルリーガ 2015-16 4 0 - - - 4 0
通算 6 0 0 0 0 0 0 0 6 0
トルコ リーグ テュルキエ
クパス
ヨーロッパ その他 通算
ガラタサライ スュペル・リグ 2015-16 - - - - -
ドイツ リーグ DFB
ポカール
ヨーロッパ その他 通算
VfBシュトゥットガルト ブンデスリーガ 2015-16 7 0 1 0 - - 8 0
2. ブンデスリーガ 2016-17 19 1 1 0 - - 20 1
通算 26 1 2 0 0 0 0 0 28 1
総通算 304 50 25 2 36 2 3 0 368 54

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

国際Aマッチ 6試合 0得点(2010年-2014年)[12]


ドイツ代表国際Aマッチ
出場得点
2010 2 0
2011 1 0
2014 3 0
合計 6 0

タイトル[編集]

2011年、ブンデスリーガ優勝を祝うグロスクロイツ(右)

クラブ[編集]

ボルシア・ドルトムント

代表[編集]

ドイツ代表

脚注[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]