ガーニーフラップ

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ガーニーフラップ(赤)の模式図
ポルシェ・962のリアウイングに取り付けられたガーニーフラップ

ガーニーフラップとは、自動車エアロパーツの種類のひとつ。その名は往年の名ドライバーである開発者のダン・ガーニーから。

自動車のリアウイングは上側と下側の気流の流速差を利用しダウンフォースを生み出すが、レースのレギュレーションではウイング面積、羽の枚数などが厳密に定められており、ダウンフォースの増大には限界がある。そこで小さな形状変化でより大きなダウンフォースを生み出すためにウイングの後端をほぼ鉛直に跳ね上げるような形状に改良させる部品が生み出された。これがガーニーフラップである。

ガーニーフラップがウイングの上下を流れる気流を受けることでフラップの後ろ側では渦型の気流が発生し、その上下を気流が車両後方に向かい流れていく。これによりもとのウイングよりも一回り大きなものを取り付けた効果が発揮される。

もちろんダウンフォースとともにドラッグ(後方へ向かう抵抗力)も増し、最高速が伸び悩むという欠点があるが、着脱が容易なパーツであるため、テクニカルコースではコーナースピードを重視し取り付け、最高速型サーキットでは取り外してストレートの速さを重視する、とセッティングの容易さも普及に一役買っている。

ホームセンター等で売られているL字型の金具をウイングに合わせ曲げるなどの加工をするだけで作れるため、草レースなどでも見る機会が多い。