オルロ

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オルロ県
Oruro
(旗) (紋章)
面積 53,558km2(ボリビア第7位)
人口 384,494(ボリビア第7位)
16

オルロオルーロOruro)は、ボリビアアンデス地方の県。また、その中心都市の名前でもある。

目次

[編集] オルロ県

首都ラパス市から南に300kmほど離れている。北側がラパス県、北東側がコチャバンバ県、南東と南側がポトシ県に接し、西側はチリとの国境になっている。 標高約3,700mの高地(アルティプラーノ)にあり、気候は年中寒冷であるが乾燥しているため積雪はあまりない。 乾燥と希薄な空気による強い紫外線のため、肌にはよくない気候と言える。

オルロという名前は、アイマラ語の「ウルウル」(Uru UruまたはUlu Ulu)からきている。Uluとは「水に住むもの」「水の神」というような意味の言葉である。オルロ県内にはウルウル湖、ポオポ湖という湖があり、ここがオルロの元々の中心地であったのではないかと思われる。また、オブラヘ (Obraje)という温泉地もある。

チリとの国境近くにはボリビアの最高峰であるサハマ山がある。この山頂では2001年に世界最高所のサッカー試合が行なわれた。

オルロ市
City of Oruro
位置
座標: 17°58′0″S, 67°4′0″W
歴史
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旧名
創設者
行政
ボリビア
 県 オルロ
 郡 セルカド
オルロ市
市長 エドガー・バサン
地理
面積  
  市域
    陸上
    水面    km²
      水面面積比率
  市街地
  都市圏
標高 3,706 m
人口動態
人口 (年月日現在)
  市域 215,660人 人
    人口密度
  市街地
    市街地人口密度
  都市圏
    都市圏人口密度
  備考
その他
等時帯 ボリビア標準時 (UTC-4
  夏時間
市外局番
ナンバープレート
ISO 3166-2
公式ウェブサイト:

[編集] オルロ市

オルロ市は1606年11月1日にウルス地方の採掘の拠点として設立された。当初は、スペイン国王フェリペ3世にちなみ、「オーストリア王家の聖フェリペの町」と呼ばれた。

オルロはフォルクローレの里として有名であり、また、南米三大祭りの一つである「オルロのカーニバル」が2月頃に開催されることでも有名である。

かつては鉱山で栄えたが、第二次世界大戦後は主な産物であるの需要が落ち、寂れた雰囲気の街になってしまった。近年、希少金属であるリチウムがあることがわかり、今後の開拓が期待されている。

オルロからは塩湖観光で有名なウユニ行きの列車が出ている。この路線は、以前はラパス市まで続いていたが、最近ラパス-オルロ間の運行をやめてしまった。ラパス-オルロ間は長距離バスで結ばれており、ボリビア国内で最も主要なバス路線となっている。数社の民間バス会社が運行しており、1時間に何本か発着がある。所要時間は約3時間で、全線舗装路である。

[編集] オルロのカーニバル (Carnaval de Oruro)

ソカボン広場入り口でディアブラーダのグループを見物する人々(2005年)
ソカボン広場入り口でディアブラーダのグループを見物する人々(2005年)

オルロで毎年2月末頃に行なわれるカーニバルは、リオデジャネイロのカーニバル、クスコの[[インティ・ライミ祭り」と並んで、南米三大祭りの一つと言われている。 リオのカーニバルと比較すると、先住民の文化やスペイン植民地時代の記憶に基づく伝統的な踊りが多く、踊りや音楽の種類ははるかに多い。

1789年から行なわれていたという資料もあり、大変歴史の古いカーニバルである。元々は、先住民族であるアイマラ族やケチュア族が持っていたパチャママ(地母神)信仰がキリスト教聖母マリア信仰と結びつき、この創造の母に捧げるものとして始まったとされる。また、スペイン人侵略者を(ディアブロ: diablo)と重ね合わせ、恐れを持って踊りに表したと考えられている。

オルロのカーニバルで踊られる踊りには以下のようなものがある。

  • カポラル(カポラレス)
    男性は足に拍車をつけ、軽快にそれを踏みならして踊る。女性はミニスカートで腰を巧みに振りながら回るように踊る。近年最も踊り手が多い踊り。
  • モレナダ
    男性はウェディングケーキのような奇妙な服を着て大きな仮面をかぶってヨタヨタと踊る。女性はミニスカートで回るように踊る。カポラルの次に人気の高い踊り。
  • ディアブラーダ
    ディアブロ(diablo:鬼)の踊り。大きな目玉と角の付いた仮面をかぶり、腿を大きく振り上げたステップを踏む。手にはハンカチを持ち、リズムに合わせて振る。
  • サヤ(ネグリート)
    白人侵略者が黒人奴隷を虐げる様を踊りにしたもの。
  • スーリシクーリ
    鳥の羽でつくった大きな帽子をかぶり、それを回すように踊る。詳細はスーリシクーリの項に記載。
  • リャメラダ
    リャマ追いの踊り。詳細はリャメラダの項に記載。
  • ティンク
    殴り合いの踊り。詳細はティンクの項に記載。
  • トーバス
    厳めしい顔の仮面をかぶり、長い羽をつけた帽子をかぶる。小刻みなステップを踏みながら時折大きくジャンプをする激しい踊り。
  • アンタワラ
    ポンチョを着て山高帽をかぶり、軽快に踊る。
  • サンポニャーダ
    民族楽器であるサンポーニャを吹きながら踊る。
  • タルケアーダ
    同じく民族楽器のタルカを吹きながら踊る。
  • インカス
    インカの王族の扮装をして練り歩く。踊りというよりも仮装行列のような感じである。
  • ドクトルシート
    シルクハット燕尾服、手にはステッキという出立ちでコミカルに踊る。
  • クジャワダ
    丸い帽子のふちにのようなものをぶらさげ、手には糸紡ぎの独楽を持って踊る。
  • ワカワカ
    のハリボテを腰につけて、それを前後に激しく揺すりながら踊る。「ワカ」はアイマラ族の言葉で牛を意味する。
  • パラグアージョス
    を持って、回したり傾けたりしながら踊る。「パラグアス」はスペイン語で傘を意味する。

カーニバルの踊りは、数十人 - 数百人のグループが市内を巡り、中心のソカボン広場での審査の後、寺院でミサを受けるという手順で行なわれる。最後の寺院に入るときには脱帽のうえ膝で歩かなければいけない。数時間踊り続けた後の膝歩きは相当苦しいことであるが、神への信仰の強さを示す好機であると考える人が多い。多数のグループがあり、順番にミサを受けるので、最後のグループが踊り終わるのは深夜の1時などになる。最後のグループが終わった後も、勝手にグループを作って踊ったり、飲んだり騒いだりが朝まで続く。かつては1週間程度踊り続けたという話もあるが、現在はカーニバル開催期間は2 - 3日である。

カーニバル期間中とその前の数週間は、水掛けのいたずらが行なわれる。全く見知らぬ人に対して、急に(通りがかりに)水鉄砲などで水をかける。また、小さなゴム風船に水を詰めたものを投げつける。2月は南米では夏であるが、オルロは年中寒冷な場所であるので水に濡れると大変寒い。カーニバル期間中にオルロを訪れる際にはレインコートの着用などの水対策が必要である。

オルロのカーニバルは、ユネスコによる2001年の「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」に取り上げられており、2009年9月に予定される初の登録での世界無形遺産への登録が事実上確定している。

[編集] 関連項目