オタオタ

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ココナッツの葉で包んで焼いたオタオタ。

オタオタ(Otak-otak)はマレーシアの魚料理である。この料理はトレンガヌパハンジョホールマレーシアシンガポールで見られ、otah-otah,otah,otakとも呼ばれる。

通常はおやつとして食べられる。

原材料[編集]

オタオタは、魚の切り身(通常はサバ)と唐辛子、ニンニク、タマネギ、ターメリック、レモングラス、ココナッツミルクを含むスパイシーな混合物から作られている。 混合物をココナッツの葉で包み、ローストするか蒸す。バナナの葉で包んだ場合、 パイと呼ばれる。

魚のオタオタが最も一般的であるが、エビから作られたオタオタもあり、より多様な質感を生み出す。ムアルでは、イカ、魚の頭、さらにはニワトリのオタオタもある。

地区によるバリエーション[編集]

さまざまな分野でさまざまな種類のオタオタが見られる。元々ペラナカン出身のオタオタは、パンダンの葉で蒸されたマレーシア北部のペナンで発見された。ただし、マレーシアの東海岸と南海岸、およびシンガポールのオタオタは、ココナッツまたはバナナの葉で小片に包まれて焼き上げられ、魚の煙のにおいがする、より明るい黄色の乾燥したオタオタを生成する。(シンガポールバージョンは通常、パンダンの葉で焼き上げられる)白いスパイシーなバージョンを含むオタオタのバリエーションが存在する。

伝統的にオタオタは魚の切り身を使用して作られるが、最新バージョンではカニとエビの詰め物も使われる。さらに、最新バージョンでは砕いた魚の切り身を使用し、でんぷん粉などの添加剤と混合して内容物をゴム状にする。

他の種類のオタオタには、 魚のパイと呼ばれる料理や、バナナの葉のパッケージで調理された魚のパスタから作られたサタールが含まれる。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]