ふしぎ遊戯 玄武開伝

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ふしぎ遊戯 玄武開伝
ジャンル 異世界ファンタジー漫画
漫画
作者 渡瀬悠宇
出版社 小学館
掲載誌 少女コミック2003年 - 2008年
凛花(2010年10号 - )
レーベル フラワーコミックス
発表期間 2003年 -
巻数 既刊10巻
ゲーム:ふしぎ遊戯 玄武開伝 外伝 鏡の巫女
ゲームジャンル 女性向け恋愛ADV
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 アイディアファクトリー
プレイ人数 1人
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト 漫画ゲーム
ポータル 漫画ゲーム

ふしぎ遊戯 玄武開伝』(ふしぎゆうぎ げんぶかいでん)は渡瀬悠宇による少女漫画作品。2008年頃まで、『少女コミック増刊』を経て『渡瀬悠宇パーフェクトワールド ふしぎ遊戯』で連載されていたが、約2年間の休載の後、2010年より『月刊flowers増刊凛花』10号(2010年6月発売・小学館)にて連載が再開された。

目次

[編集] 概要

本作は1992年から『少女コミック』(小学館)で連載された「ふしぎ遊戯」(以下「前作」)と世界観を同じくした作品である。玄武の巫女及び玄武七星士を主としている。 前作より過去の世界を舞台とし、前作よりも大幅にギャグの減ったシリアスな展開となっている。

[編集] あらすじ

時は大正12年。17歳の女学生―奥田多喜子は、母―美江の結核療養の為に、東京から母の実家の岩手県盛岡市に越して来ていた。好奇の目や嫉みを向ける地元の人々にも負けない快活な彼女であるが、仕事一筋で自分達母娘を顧みない小説家の父―永之介を嫌っている。そんな父がとうとう支那(現代の中国)での取材を終え、経典―四神天地之書の資料を携えて帰宅した。余命幾許もない母の看病どころか、日本語訳版の執筆にがむしゃらな父に嫌気が差す多喜子だったが、程なくして母が亡くなる。悲しむあまりに多喜子は、見舞いに訪れた父の友人であり幼い頃からの想い人―大杉高雄に思いを打ち明けるが、妻子持ちの大杉に受け入れられる筈もなく、更に父親との口論の末に『お前が息子だったら…もっとお前とも… 』と言われてしまう。誰にも必要とされていないと感じた多喜子は自棄になり、完成した四神天地書を破り捨てようとするが、突然銀色の光に包まれ、本の中に吸い込まれてしまう。

降り立ったのは異界―四正国の一つ、北甲国の雪原だった。そこで魔物に囲まれ磔にされた少女ー女宿から、この国を救う玄武の巫女の伝説を知らされる。やがて賞金稼ぎに女宿を追う少年―虚宿の村で、自分を巫女として必要としてくれた人々に応えようと、多喜子は巫女として玄武を召喚する為、巫女を護るという玄武七星士を探す旅に出発する。が、異常気象による冷害や皇族(ろうんぞく)内の確執に暴政と暗雲渦巻く北甲国に、更に軍事大国―倶東国侵略の手が迫りつつあった。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


[編集] 登場人物

※担当声優はドラマCD&ゲーム版。

奥田多喜子(おくだ たきこ)
- 雪野五月
年齢 - 17歳、身長 - 155cm
血液型 - O型
本に吸い込まれた最初の少女―玄武の巫女となった主人公。基本スタイルはに編み上げショートブーツ、後に得意の薙刀を本の中で作って貰い、武器として携帯する。高等女学校に通っていた。奥田永之介の一人娘。タコそして父親が嫌い。活発で気の強い頑固者だが、甘え下手で優しい性格。後に結核に感染するが、北甲国の行く末を憂い、女宿を忘れられず、本の中に舞い戻った。女宿とは恋人同士。
女宿(うるき) / リムド=ロウン 
声 - 男性時:櫻井孝宏 / 女性時:長沢美樹 / 少年時代:瀧本富士子
字 - 「女」の字で胸中央(鎖骨下)
年齢 - 16歳、身長 - 175cm(女性時は165cm)
字が現われている時のみ女性化し、風を操れる七星士。剣技を始め、武術にも優れている長髪の美青年。かつては風斬鬼リムドとして、恐れられた賞金首だった。実は父親に命を狙われている北甲国皇子で、皇位継承権は第二位。ソルエンを兄のように慕っていた。多喜子と恋に落ちるが、玄武を呼び出せば巫女は生贄になる事を知り、多喜子を元の世界に返そうとする。
名前のある必殺技としては、破風裂斬、竜頭空斬がある。
虚宿(とみて) / チャムカ=ターン 
声 - 岩永哲哉
字 - 「虚」の字で左肩甲骨上
年齢 - 16歳、身長 - 173cm
誕生日 - 2月14日生まれ(水瓶座)
氷を操り、の名手の七星士。感情表現豊かで明るい、可族(はぞく)の少年。1年前まで斗宿の汗族(かんぞく)も共棲していた村が、山の妖魔(モウ)の襲撃に遭った際の記憶を失くし、斗宿との確執になっている。幼い頃、父を山の妖魔に目前で殺害された為、母をとても大切にしている。多喜子に密かに好意を寄せながらも、女宿の仲をそっと見守っている。玄武召喚後に200年間、斗宿と共に多喜子の神座宝を守護していた事で、前作にも登場。
室宿(はつい) / ザラ-=エルタイ 
声 - 緒方恵美
字 - 「室」の字で右足裏
年齢 - 12歳、身長 - 154cm
防御壁となる鉄カゴから、針を発して攻撃する七星士。薬草など植物にも詳しい。ふっくらとした体型で、心優しいが臆病なイジメられっ子であり、すぐ籠に閉じこもる気弱な性格。力の制御が不十分だった頃にイジメっ子を針で攻撃し、街中の人々に疎まれた為に、荒れ寺に隠棲してフェンに面倒を見て貰っていた。
壁宿(なまめ)
字 - 「壁」の字で登場時は右胸、通常時は後頭部
石(星命石)から生まれた大地の精霊で、岩を操る七星士。普段は丸い頭でっかちの小さな人形姿だが、状況に応じて多様な変身が可能(巨大化や馬、薙刀など)。多喜子が倶東国軍に捕まった折から、片言ながら少しずつ話すようになった。
斗宿(ひきつ) / エムタト=チェン 
声 - 檜山修之
字 - 「斗」の字で眼帯で隠された右目
年齢 - 21歳、身長 - 184cm
誕生日 - 12月16日生まれ(射手座)
水を操る七星士で、右目はその眼で人のを読んだり、見た者の心奥を引き出すことが出来る視鏡監(しきょうかん)。それ故に普段は右目を眼帯や包帯で隠しており、一族から爪弾きにされていた。かつて虚宿とも暮らした村で最愛の妹が氷浸けになり、なんとか助けようと廃墟に独り残っている。虚宿と共に前作に登場。前作とゲームでは氷を操るが、今作では頑張らないと出せない。
牛宿(いなみ) / タルマ 
声 - 勝生真沙子
字 - 「牛」の字で下腹部
年齢 - 41歳、身長 - 155cm
自身の髪を様々に操り、大きな煙管を武器に戦う七星士の紅一点。煙を操り、敵を捕縛する事も出来る。普段黒髪は纏め上げ、丸い帽子を被っている。元は北甲国の遊郭で用心棒も務めた、肝の据わったふくよかな女性で、紅南国に遊郭が移って後は、シュヌに代わって女将代理をしていた。多喜子の命懸けの救助と遊女達の願いを受け、玄武召喚の旅に出る。実は宮中に少女時代から何十年と仕えていた元宮女であり、反乱に加担した恋人との間に出来た子供を、特烏蘭内を逃亡中に流産している。
危宿(うるみや) / ハーガス 
声 - 子安武人
字 - 「危」の字の部首以外のみ(テグと分け合う形になっている)で眉間
年齢 - 26歳、身長 - 185cm
七星士の力を吸い取り、自分の任意で揮う事が出来る七星士。テグの双子の弟。テギル皇帝により生死の境を彷徨ってから、両目の視力をほぼ失っている。そこをフィルカに助けられた折に星命石の力を取り込み、やっと七星士としての力に目覚める。母を難産で、父を妖魔の襲撃で亡くし、唯一の肉親で自らの為に長年囚われの身である兄救出が最優先で、多喜子達に協力する気がない。テムダン王と兄の開放を条件に、女宿抹殺の命を受けている刺客。長い黒髪をポニーテールにし、顔に×状のバンドを嵌めた黒い外套の青年。
危宿(うるみや) / テグ
字 - 「危」の字の当初は部首のみ(ハーガスと分け合う形になっている)で眉間
年齢 - 26歳、身長 - 140cm
口から発する気を、歌うという形で七星士の無力化や衝撃波攻撃にする七星士。ハーガスの双子の兄。テギルの即位直後から、北甲国内の王のみが知る迷宮に閉じ込められ、ハーガスの安全と引き換えに王を護衛させられている。一度歌うとあらゆる風穴から国中に歌が広がる。幽閉中はずっと少年姿だったが、ハーガスの死で青年姿に成長する。

[編集] 北甲国(ほっかんこく)

玄武を守護神とし、四正国の内北に位置する最も広大な国。首都は特烏蘭(トウラン)。モンゴルがイメージという国土の殆どは殺伐とした荒野や山だが、資源が豊富で、隣国―倶東国に目を付けられているものの、皇族の覇権争いや暴政、各地の異常気象で滅亡の危機に瀕している。

ソルエン
声 - 小野健一
年齢 - 28歳
女宿の従者。父のタウル(声 - 上別府仁資)はアユラ王妃に代々仕える一族出身で、共に生まれて間もない頃からの女宿を刺客から護り続けて来た。タウル亡き後、逃亡生活に疲れて女宿の事を裏切ろうとした事もあったが、玄武召喚により女宿が幸せになるのを誰よりも願っている。北甲国の刺客団の包囲に、火薬が詰まっている防具に自ら火を付け爆死。
ボラ-テ
声 - さとうあい
虚宿の母。玄武の伝説を好意的に信じており、多喜子と虚宿を力強く励まし、守る。
アイラ=チェン
声 - 矢作紗友里
斗宿の妹。兄を庇い、1年間氷の中に閉じ込められていた。兄の能力から汗族内で爪弾きにされていたが、数少ない友人だった虚宿に淡い恋心を抱く。
巫大師(みこたいし)
声 - 寺田はるひ
偉布礼(イフレイ)で一番の巫師(みこし)の少女。多喜子達を匿い、紫義達追っ手に惨殺される。
巫尊師(みこそんし)アンルウ
声 - 川澄綾子
歴代の巫師の中でもトップクラスの力を誇り、精霊と通じ合える事の出来る女性。転節の石原で壁宿を慈しみ、護っていた。外見は幼女。多喜子に壁宿と、力を増幅する首飾り(後の神座宝。用語の項目を参照)を託し、倶東国の奇襲によって絶命。
フェン
声 - 吉田小南美
室宿の面倒を見ていた女性。実は北甲国からの刺客。リムドたちに追い詰められ、ハーガスに殺害される。
テムダン=ロウン
声 - 中井和哉
女宿の父親で、テギルの兄。本来は国民の絶大な人気を誇る皇太子であったが、正妻(アユラ)の輿入れ後に体が腐る不治の奇病に罹り、二十歳まで生きられないと宣告された。左腕は義手になりながらも未だ存命で、再び王座に就く事を望んで反乱を起こす民も多い。病や皇位継承権の移動に絶望し、余命を占わせた巫師の偽予言を信じこんでいる。弟への憎悪や皇位への執着から、北甲国を内部から潰そうと倶東国と通じている。後に皇帝の座にてリムドと対面中、テギルの重臣によるナイフを胸に受ける。
テギル=ロウン
北甲国現皇帝で、テムダンの弟。フィルカを始め、子供は女ばかりで跡継ぎに恵まれない、女宿の叔父。思い通りにならない統治や未だ国民の人気が衰えない事から、兄を憎悪している。17年前、兄の発病を利用して皇位継承権を奪い、巫師に女宿に関する嘘の予言させた。また、兄と自らを助けたテグの力に目を付け、ハーガスを盾に、長年宮城の何れかに幽閉して自身を護らせて来た。しかし結局ハーガスに拉致され、テムダンの目前で処刑される。
フィルカ / エフィンルカ=ロウン
テギルの第一王女。跡継ぎを欲し自身に無関心な父とは不仲で、母の死をきっかけに家出し、星護族(おどぞく)とナサルの森に暮らす。かつてはテギルに殺され掛けたハーガスを、またソルエンの死で宮城に掛けた奇襲に失敗し行き倒れていた女宿を看病した。多喜子達を匿い、星還りの儀式でソルエンの魂を成仏させたりと協力的。皇族ながら北甲国の行く末を案じ、父の暗殺を目的に北甲国に戻る。
太一君(たいいつくん)
極一部の者だけが辿り着けるという太極山に住み、四神天地書の世界を見守っている仙人であり、天帝。普段は童子の姿で、巫女と七星士を導く存在。
娘娘(にゃんにゃん)
太一君と太極山に住む、幼女姿の複数人居る女神。太一君と人を結ぶ役目を持つ。

[編集] 倶東国(くとうこく)

龍を守護神とし、四正国の内東に位置する軍事大国。首都は春封(しゅんふう)。資源豊富な北甲国を狙い、侵略を開始しつつある。

紫義(しぎ)
声 - 福山潤
発火機能付きの多節棍で戦う、七星士討伐隊・隊長。女性のような美青年にして、冷徹で残忍な性格。玻慧への絶対的な忠誠心から、七星士壊滅の手段は選ばない。12歳で反乱軍だった父と囚われ、倶東の宮廷で宦官にされた為に人生に絶望していたが、玻慧により兵士に登用され、這い上がった。
緋鉛(ひえん)
声 - 谷山紀章
鉄鞭の使い手である、七星士討伐対・副隊長。女宿の襲撃で右腕を斬り落とされて以来、義手に武器を仕込んでいる。幼い頃に夜盗に全滅させられた村で、巡遊中の玻慧に見出され、倶東国軍に登用される。単純な性格。
玻慧(はけい)
声 - 真殿光昭
実力主義で策略家な、倶東国皇太子。北甲国を狙っており、密かにテムダンと同盟を結ぶ傍ら、侵略の妨害を恐れて玄武の巫女討伐の命を下す。伝説の巫女や七星士に興味を持ちながらも、自分の代での青龍の巫女登場は認めないと語る。

[編集] 紅南国(こうなんこく)

朱雀を守護神ととし、四正国の内南に位置する温暖な気候の国。首都は栄陽(えいよう)。前作「ふしぎ遊戯」でメインになった国。

ルウデ
声 - 山川琴美
紅南国内の遊郭に勤める、北甲国出身の遊女。多喜子達により郷愁に駆られ、脱走を試みたり、怨魔に操られて遊郭に火付けをする。
シュヌ
紅南国内の遊郭の病床の女将で、牛宿の命の恩人。3年程前に冒された怨魔の呪いが悪化し、一時は陰魔になって多喜子と牛宿を取り込み掛けたが、多喜子の必死の説得に自我を取り戻し、牛宿を炎から押し出して焼死した。

[編集] 現実世界

大正12年当時の日本。

奥田永之介(おくだ えいのすけ)
声 - 大川透
支那の歴史に長けた小説家で、多喜子の父。末期症状の妻を治そうと支那の四神天地之書に頼り、日本語訳の四神天地書を書き上げた。本に浮き上がる文面で、自分の所為で多喜子が玄武の巫女となった事を悔い、肺結核に冒された身を案じて、七星士達によって多喜子が帰還したのを期に、四神天地書を処分しようと試みる。
奥田美江(おくだ よしえ)
多喜子の母。夫と娘を案じながら、肺結核で他界。
大杉高雄(おおすぎ たかお)
声 - 千葉進歩
永之介とは10歳は年が離れているが、ファンであり数少ない友人。多喜子の初恋の人。出版社に勤務している。鈴乃の父親。
大杉鈴乃(おおすぎ すずの)
年齢 - 8歳
大杉高雄の愛娘。9年後の昭和7年、17歳の時に四神天地書に吸い込まれ、白虎の巫女となる。
及川(おいかわ)
帝大出の医者。元は美江の東京での主治医の助手で、その頃見初めた多喜子が忘れられず、盛岡まで求婚に訪れた。多喜子の結核発病にも怯まぬ姿に、潔く身を引いた。

[編集] ゲームのオリジナルキャラクター

小林麻理子(こばやし まりこ)
年齢 - 15歳(高校1年生)
本作のヒロインで、勉強嫌いの遊び好き。茶髪のツインテール以外は、多喜子と非常によく似ている。
望月匠(もちづき たくみ)
声 - 野島裕史
年齢 - 17歳(高校3年生)
容姿、頭脳共に完璧な麻理子の幼馴染。麻理子に対し、毒舌を吐く事もしばしば。ゲームの途中で倶東国に捕らえられる。
修羅(しゅら)
声優 - 岡野浩介
年齢 - 13歳。
赤と青の光を放つ2本の特殊な短剣を操る、巫女討伐隊の少年兵。外見は普通の少年だが、その正体は人間ではない。麻理子に好意を寄せている。

[編集] 用語

四正国
四神天地書の中の、古代中国に似た世界。本作でメインとなる北甲国(ほっかんこく)と倶東国(くとうこく)に加え、南の朱雀が守護する紅南国(こうなんこく)と西の白虎が守護する西廊国(さいろうこく)の四大国に、24の小国から成る。多喜子の現実世界よりも時間の流れが早く、四正国での数日間も現実では1日程度でしかない。[1]
四神の伝説と玄武の巫女
東西南北の四大国に残る『国滅亡の危機に異界より一人の娘が現れ、巫女として七星士と共に神獣の力を得て国を救う』という伝説で、神獣召喚時に必要な巻物―四神天地之書が、四大国の各王家に語り継がれている。北甲国の守護神の玄武の象徴色は
  • 巫女である少女が現実と本の中を行き来する、または巫女としての力を揮う際には、神獣の象徴色の輝きを発するが、多喜子は、銀色に輝く。
  • 神獣の神通力を手に入れた巫女は、どんな願いも3つだけ叶えられる。
  • 巫女とは生贄であり、その命と引き換えに神獣は願いを叶える。
  • 神獣の召喚には、純潔の巫女と七星士が揃って儀式を行う事が必要。
玄武七星士
巫女を守り、神獣を招喚する為に選ばれた者。気功術や身体能力の飛躍的な向上など、それぞれ個別の特殊な力を与えられる。対応する四神の七宿の内、自身の星宿を表す一文字が一つだけ体のどこかしらに現れ、玄武の象徴色である黒で浮かび上がる。『国が滅びようとする時に現れる』とされた伝説の一文を受け、巫女と共に、北甲国内ではほぼ滅びの象徴として忌み嫌われる存在だった。その事や、自身の能力に関する苦い経験から七星士である事を嫌っている者が多い。
アンルウの首飾り(後の神座宝)
多喜子がアンルウより壁宿と共に託された。壁宿の声を多喜子に聴こえるようにする増幅器の役目の他、七星士の居場所も示す。前作で登場した折には、玄武召喚の儀式でも多喜子が身に付けた事で神力が宿り、後の巫女が儀式に失敗した時や成功条件に欠落があっても、召喚を可能にするアイテムとなり、2人の巫女―美朱と唯がそれぞれの神獣を召喚する為、求めたものの一つであった。唯は七星士の死を、玄武と白虎の神座宝で補い、青龍を召喚した。玄武召喚後に虚宿と斗宿が残留思念となって、200年間守護する事となる。
四神天地之書と四神天地書
現実世界においては、前者が古代中国に伝わる経典。後者はその経典を元に奥田永之介が日本語訳した和綴じ本。本の中では、前者は神獣召喚の詞が記された四大国各王家に伝わる巻物であり、後者は多喜子や永之介が、本の世界そのものを指す時に用いている。

[編集] 脚注

  1. ^ 主に乗馬で北甲国内を転々とする多喜子だが、現実では母の死後、まだ葬儀が済んでいない。

[編集] 書誌情報

[編集] 単行本

渡瀬悠宇 『ふしぎ遊戯 玄武開伝』 小学館フラワーコミックス〉 既刊10巻(2011年7月現在)

  1. 2003年11月25日発売、ISBN 4-09-138471-4
  2. 2004年05月26日発売、ISBN 4-09-138472-2
  3. 2004年11月26日発売、ISBN 4-09-138473-0
  4. 2005年05月26日発売、ISBN 4-09-138474-9
  5. 2005年11月25日発売、ISBN 4-09-138475-7
  6. 2007年03月26日発売、ISBN 978-4-09-130869-6
  7. 2007年09月26日発売、ISBN 978-4-09-131196-2
  8. 2008年03月26日発売、ISBN 978-4-09-131557-1
  9. 2008年09月26日発売、ISBN 978-4-09-131849-7
  10. 2011年06月24日発売、ISBN 978-4-09-133808-2
  • 『ふしぎ遊戯 玄武開伝9.5 公式ファンブック〜星ノ螺旋〜』(2009年8月26日発売、ISBN 978-4-09-132703-1

[編集] 小説

文:高殿円 / 作画:渡瀬悠宇 小学館ルルル文庫

  • 『ふしぎ遊戯 玄武開伝 絆〜遥かなる風の子ら〜』(2008年5月30日発売、ISBN 978-4-09-452017-0) - ドラマCD付き特装版も発売された

[編集] ドラマCD

  • ふしぎ遊戯 玄武開伝(第1話 - 第4話)
  • ふしぎ遊戯 玄武開伝 二(第5話・第6話)
  • ふしぎ遊戯 玄武開伝 三(第7話・第8話)
  • ふしぎ遊戯 玄武開伝 四(第09話 - 第12話)
  • ふしぎ遊戯 玄武開伝 五(第13話 - 第16話)

[編集] ゲーム

「ふしぎ遊戯 玄武開伝 外伝 鏡の巫女」
対応機種:プレイステーション2プレイステーション・ポータブル
メーカー:アイディアファクトリーオトメイト
ジャンル:恋愛アドベンチャーゲーム
発売日:2005年6月23日

[編集] 主題歌

  • OP - 『永遠の花』(PS2版)、『Scramble』(PSP版)
  • ED - 『Cross』(PS2版)、『ハレルヤ』(PSP版)

歌はどちらも米倉千尋

『永遠の花』と『Cross』はシングル(*)・アルバム両方に、『Scramble』と『ハレルヤ』はアルバムに収録されている。詳細は米倉千尋の項を参照のこと。 * シングルのみオリジナルステッカー入り。

[編集] ゲームについて

  • CGは原作に近い絵柄で描かれており、原作キャラクターの声優はドラマCDと同じ。
  • PSP版ではゲームの最初に主人公の名前を決められる。名前には、漢字・平仮名・片仮名・英数字・記号が使え、苗字・名前とも最大3文字まで決められる。
  • 室宿、壁宿、ハーガスなど原作の人物が一部登場していない。
  • 当初は緋鉛も相手役として登場する予定だったが、作者曰く「右腕が引っかかった為」登場することは無く、その代わりとしてオリジナルキャラクターの修羅が登場した。

[編集] DS版

2009年6月25日には『ふしぎ遊戯 玄武開伝外伝 鏡の巫女』と『ふしぎ遊戯 朱雀異聞』がカップリングされたニンテンドーDSソフト『ふしぎ遊戯DS』が発売された。限定版にはドラマCDの朱雀編『朱雀七星士、柳宿争奪戦!?』と玄武編『真夜中の激闘! 伝説のキノコを求めて』が同梱。

[編集] 外部リンク

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