野球中華人民共和国代表

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野球中華人民共和国代表
国または地域 中華人民共和国の旗 中国
協会 中国棒球協会
WBSCランキング 23位(2023年3月28日)
オリンピック
出場回数 1回 (初出場は2008年)
最高成績 8位 (2008年)
ワールド・ベースボール・クラシック (WBC)
出場回数 5回 (初出場は2006年)
最高成績 1次ラウンド敗退 (2006年・2009年2013年2017年2023年)
WBSCプレミア12
出場回数 0回
ワールドカップ
出場回数 4回 (初出場は1998年)
最高成績 11位 (2005年)
アジア競技大会野球競技
出場回数 7回 (初出場は1994年)
最高成績 4位 (1994年・1998年2002年2006年2010年2014年2018年)
アジア野球選手権大会
出場回数 12回 (初出場は1985年)
最高成績 3位 (2005年2019年)

野球中華人民共和国代表(やきゅうちゅうかじんみんきょうわこくだいひょう)は、中国棒球協会による野球のナショナルチームである。

概説[編集]

2000年代頃から、各種大会に出場するにあたっての基礎を築いていった。

2008年北京オリンピックへ向けての強化を進めるにあたり、元ロッテオリオンズの選手でシアトル・マリナーズの監督も務めたジム・ラフィーバーが2003年に就任。

アジア選手権をはじめとする国際大会はもちろん、アジアシリーズ(チャイナスターズとして)やワールド・ベースボール・クラシックにも出場。

2005年のアジア選手権では歴代最高の3位に付けた。

2006年アジア競技大会では4位であったが、チャイニーズタイペイ相手に善戦した。

2007年夏に行われた北京五輪野球のプレ大会では日本に決勝で敗退し2位となった。

2008年の北京オリンピック本大会では最下位に終わるも、チャイニーズタイペイから歴史的勝利を奪うなど健闘した。

2009年第2回WBCでは北京オリンピックに続き、チャイニーズタイペイに4-1で勝利し、同大会初勝利を記録した。

2013年第3回WBCではキューバ日本に敗れ1次ラウンド敗退となるが、前回大会と同じくレイ・チャンの大活躍もあり、ブラジルには勝利した。

2017年第4回WBCではキューバオーストラリア日本に敗れ3連敗で1次ラウンド敗退となり、当時の規定では予選降格となった。

2019年アジア選手権では、3位決定戦で韓国に8-6で勝利し、14年ぶりの3位となった。

2023年3月に開催された第5回WBCでは、同大会から参加国が増えた影響で予選免除となり従来通り本戦から参加。しかし、日本チェコ、そしてオーストラリアに敗れ3連敗となり、1次ラウンド敗退が決まった。なお、オーストラリアにはコールド負けした。さらに韓国戦では、1試合でのWBC最多得点記録となる22点を韓国に奪われ、5回コールドで2-22で敗戦して予選降格となった[1]

国際大会[編集]

ワールド・ベースボール・クラシック[編集]

開催地 順位
1 2006 アメリカ合衆国の旗日本の旗プエルトリコの旗 1次ラウンド敗退
2 2009 アメリカ合衆国の旗日本の旗プエルトリコの旗メキシコの旗カナダの旗 1次ラウンド敗退
3 2013 アメリカ合衆国の旗日本の旗プエルトリコの旗中華民国の旗 1次ラウンド敗退
4 2017 アメリカ合衆国の旗日本の旗大韓民国の旗メキシコの旗 1次ラウンド敗退
5 2023 アメリカ合衆国の旗日本の旗中華民国の旗 1次ラウンド敗退

オリンピック[編集]

開催地 順位
26 1992 スペインの旗 バルセロナ 予選敗退
27 1996 アメリカ合衆国の旗 アトランタ 予選敗退
28 2000 オーストラリアの旗 シドニー 予選敗退
29 2004 ギリシャの旗 アテネ 予選敗退
30 2008 中華人民共和国の旗 北京 8位
33 2021 日本の旗 東京 予選敗退

WBSCプレミア12[編集]

開催地 順位
1 2015 日本の旗中華民国の旗 不参加
2 2019 日本の旗中華民国の旗大韓民国の旗メキシコの旗 不参加

ワールドカップ[編集]

インターコンチネンタルカップ[編集]

  • 出場なし

イタリアンベースボールウィーク[編集]

歴代監督[編集]

代表選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Michael Clair (2023年3月13日). “Korea sets Classic record for runs scored in win over China” (英語). WBC. 2023年3月13日閲覧。

関連項目[編集]