「きょしちょう座47」の版間の差分
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'''きょしちょう座47'''('''[[ニュージェネラルカタログ|NGC]] 104'''、'''[[カルドウェル天体|Caldwell]] 106''')は、[[きょしちょう座]]にある[[球状星団]]である。肉眼で見ることができる。実視等級が4.0等と明るいため、初めは恒星として「きょしちょう座47番」という番号が与えられて星表に記載された。これ以来、球状星団であることが分かった現在でもこの名前で呼ばれている。 |
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恒星でなく星雲状天体であることは[[1751年]]に[[ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ]]が発見した。この星団は赤緯が低いため、非常に明るい球状星団であるにもかかわらずラカーユの発見以前にはヨーロッパの観測者に知られていなかった。この星団の視直径はほぼ満月の大きさに等しい。天球上では同じきょしちょう座の[[小マゼラン雲]]のごく近くに位置するが、小マゼラン雲(距離約20万光年)に属する天体ではない。 |
恒星でなく星雲状天体であることは[[1751年]]に[[ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ]]が発見した。この星団は赤緯が低いため、非常に明るい球状星団であるにもかかわらずラカーユの発見以前にはヨーロッパの観測者に知られていなかった。この星団の視直径はほぼ満月の大きさに等しい。天球上では同じきょしちょう座の[[小マゼラン雲]]のごく近くに位置するが、小マゼラン雲(距離約20万光年)に属する天体ではない。 |
2014年1月26日 (日) 09:25時点における版
きょしちょう座47[1] 47 Tucanae | |
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仮符号・別名 | NGC 104[2]、Caldwell 106 |
星座 | きょしちょう座 |
見かけの等級 (mv) | 4.91[2] |
視直径 | 30.9' |
分類 | 球状星団[2] |
位置 元期:J2000.0[2] | |
赤経 (RA, α) | 00h 24m 05.359s[2] |
赤緯 (Dec, δ) | -72° 04' 53.20"[2] |
距離 | 13,400 光年 |
物理的性質 | |
直径 | 60 光年 |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
きょしちょう座47(NGC 104、Caldwell 106)は、きょしちょう座にある球状星団である。肉眼で見ることができる。実視等級が4.0等と明るいため、初めは恒星として「きょしちょう座47番」という番号が与えられて星表に記載された。これ以来、球状星団であることが分かった現在でもこの名前で呼ばれている。
恒星でなく星雲状天体であることは1751年にニコラ・ルイ・ド・ラカーユが発見した。この星団は赤緯が低いため、非常に明るい球状星団であるにもかかわらずラカーユの発見以前にはヨーロッパの観測者に知られていなかった。この星団の視直径はほぼ満月の大きさに等しい。天球上では同じきょしちょう座の小マゼラン雲のごく近くに位置するが、小マゼラン雲(距離約20万光年)に属する天体ではない。
ω星団に次いで全天で2番目に明るい球状星団であり、星団の中心部に非常に明るく高密度の中心核を持つことで知られている。またきょしちょう座47には22個のミリ秒パルサーが存在することが分かっている。
画像
出典
- ^ 宇宙事典全キーワードAstroArts
- ^ a b c d e f “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NGC 104. 2012年5月4日閲覧。
外部リンク
- NGC 104 @ SEDS