「貞子3D2」の版間の差分
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『'''貞子3D2'''』(さだこスリーディーツー)は、[[2013年]][[8月30日]]に公開された[[日本]]の[[ホラー映画|ホラー]]映画。3D映画。PG12指定。 |
『'''貞子3D2'''』(さだこスリーディーツー)は、[[2013年]][[8月30日]]に公開された[[日本]]の[[ホラー映画|ホラー]]映画。[[立体映画|3D映画]]。[[映画のレイティングシステム|PG12指定]]。 |
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前作『貞子3D』の5年後を描く続編ホラー映画。瀧本美織の映画初主演作品。脚本は『[[ラビット・ホラー3D]]』の保坂大輔と『[[アベックパンチ]]』の杉原憲明、監督は前作同様に英勉。前作公開以後すぐに製作が開始、再び3D映画として製作された。クライマックスシーンでは赤い水のイメージを作り出すために、角川大映スタジオに総量25tの水が使われた。 |
前作『貞子3D』の5年後を描く続編ホラー映画。瀧本美織の映画初主演作品。脚本は『[[ラビット・ホラー3D]]』の保坂大輔と『[[アベックパンチ]]』の杉原憲明、監督は前作同様に英勉。前作公開以後すぐに製作が開始、再び3D映画として製作された。クライマックスシーンでは赤い水のイメージを作り出すために、角川大映スタジオに総量25tの水が使われた。 |
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== スマ4D == |
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本作は世界初の |
本作は世界初の「スマ4D」と題し、上映中に無料アプリ『スマ4D公式アプリ』(ios5.0以上、Android2.3.3以上対応)を起動させることで音声認識で本編と連動した仕掛けが施されている<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/15/news066.html 「貞子3D2」で世界初・スマホ連動型映画鑑賞 上映中は携帯電話の電源を“オン”に]ITmedia ニュース 2013年08月15日</ref><ref>[http://exdroid.jp/d/60952/ “飛び出す貞子”を体感できる「貞子3D2公式」アプリ 世界初の映画連動“恐怖アプリ”の怖すぎる実力]EXドロイド 2013年08月19日</ref>。開発は[[カヤック (インターネット企業)|カヤック]]とエヴィクサーの共同開発<ref>[http://www.sankeibiz.jp/business/news/130822/prl1308221608064-n1.htm カヤックとエヴィクサー、角川書店「貞子3D2」のスマ4D専用アプリを共同開発]サンケイビズ 2013年8月22日</ref>。「前作を越えるものを」という監督のアイデアで、脚本段階からスマ4Dを意識し演出がされている。また冒頭ガイダンスでは監督自らが演出している。本編の内容と連動して、劇中の電話がかかってくる、カメラのフラッシュが突然光る、カメラが作動し映画とは違うものが映り込んでくる、電話帳や画像フォルダが乗っ取られる、ダウンロードした楽曲が勝手に再生される、などの仕掛けが30回以上も発生する。また映画を観終わった後の深夜0時にも、突然貞子から電話が掛かってくるという仕掛けもある<ref>[http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/rbbtoday_111329 恋愛トラブルに発展するケースも……『貞子3D2』のスマホ連動に注意]楽天woman 2013年9月3日</ref>。 |
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== プロモーション == |
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: 前作の主人公で、凪の父親。 |
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: 臨床心理学の教授。 |
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: 安藤孝則と故・鮎川茜の娘。 |
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: 警視庁刑事。 |
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: 前作から登場。安藤孝則との間に凪を産むもその後亡くなる。 |
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: 前作から登場。前作の事件から死刑囚として服役。 |
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: 前作から登場。5年前の事件を追っていた刑事。 |
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== 書籍 == |
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; ノベライズ |
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: 「貞子3D2-再誕」 |
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: 角川ホラー文庫。著者[[後藤リウ]]。 |
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; コミックス |
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: 「貞子3D2」 |
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: 角川書店。原作鈴木光司、漫画[[有希うさぎ]]。 |
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[[Category:鈴木光司]] |
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2013年9月8日 (日) 05:30時点における版
貞子3D2 | |
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監督 | 英勉 |
脚本 |
保坂大輔 杉原憲明 |
原作 | 鈴木光司 |
出演者 | 瀧本美織 |
音楽 | 川井憲次 |
主題歌 | 東方神起「SCREAM」 |
撮影 | 藤本信成 |
編集 | 宮崎努 |
製作会社 |
角川書店 東北新社 |
配給 | 角川書店 |
公開 | 2013年8月30日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 貞子3D |
『貞子3D2』(さだこスリーディーツー)は、2013年8月30日に公開された日本のホラー映画。3D映画。PG12指定。
前作『貞子3D』の5年後を描く続編ホラー映画。瀧本美織の映画初主演作品。脚本は『ラビット・ホラー3D』の保坂大輔と『アベックパンチ』の杉原憲明、監督は前作同様に英勉。前作公開以後すぐに製作が開始、再び3D映画として製作された。クライマックスシーンでは赤い水のイメージを作り出すために、角川大映スタジオに総量25tの水が使われた。
全国232スクリーンで公開され、2013年8月31日、9月1日の2日間で興収1億6,063万8,850円 動員11万3,835人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第6位となった[1]。
キャッチコピーは「あの子が生まれた」。
スマ4D
本作は世界初の「スマ4D」と題し、上映中に無料アプリ『スマ4D公式アプリ』(ios5.0以上、Android2.3.3以上対応)を起動させることで音声認識で本編と連動した仕掛けが施されている[2][3]。開発はカヤックとエヴィクサーの共同開発[4]。「前作を越えるものを」という監督のアイデアで、脚本段階からスマ4Dを意識し演出がされている。また冒頭ガイダンスでは監督自らが演出している。本編の内容と連動して、劇中の電話がかかってくる、カメラのフラッシュが突然光る、カメラが作動し映画とは違うものが映り込んでくる、電話帳や画像フォルダが乗っ取られる、ダウンロードした楽曲が勝手に再生される、などの仕掛けが30回以上も発生する。また映画を観終わった後の深夜0時にも、突然貞子から電話が掛かってくるという仕掛けもある[5]。
プロモーション
2013年7月7日には環境省の2013年クールシェアキャンペーン推進のキャラクターに貞子が抜擢。同年7月27日より東京ジョイポリスでホラーアトラクション「貞子3D2 貞子の子」を実施、CMにも貞子が出演している[6]。同年8月9日には貞子がロッテリア池袋東口店の一日店長にも就任[7]。同年8月20日にはよみうりホールで呪いのプレミア大夏祭りを実施。同年9月13日よりユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーン・ホラー・ナイトにも貞子が登場している。同年8月23日から4日間、富士急ハイランド閉園後の遊園地で映画とコラボレーションした肝試しイベント「真夏の夜のきもだめしツアー」を実施[8]。スマートフォン向けオークションサービス・パシャオクで同年8月19日19時から「映画『貞子3D2』PRイベントで貞子になれる権利♪」が出品し21,001円で落札された[9]。同年8月24日にはナゴヤドームと西武ドームで始球式を行っており、特に西武ドームでは103km/hの速球を披露している[10]。9月2日には石原伸晃環境大臣に表敬訪問している[11]。
コラボグッズとして、前作に引き続きハローキティとコラボし、またらき☆すたとのコラボグッズ「さだこなた」もデザインされた。
『謝罪の王様』(東宝)とコラボレーションし、阿部サダヲと貞子が競演した劇場マナーCMも製作された[12]。
ストーリー
呪いの動画事件の五年後、安藤孝則と鮎川茜の間に、娘の凪が生まれた。茜が産後に死亡したので、孝則は娘の世話を妹の楓子に頼む。呪いの動画による死亡事件が再び起こり、楓子は死亡事件が凪の周囲に発生することに気付く。
楓子は五年前の事件を思い出し、首謀者だった柏田清司と会い、貞子と「貞子の子供」の話を知る。孝則と楓子が推論し、茜の死亡と凪にかかわりがあること、死の連鎖がまだ収まっていないことに気付いた時、通りに長い髪の女が大勢現れる。
キャスト
- 安藤楓子(あんどう ふうこ) - 瀧本美織
- 孝則の妹。孝則に預けられた凪を育てている。
- 安藤孝則 - 瀬戸康史
- 前作の主人公で、凪の父親。
- 上村文香 - 大沢逸美
- 臨床心理学の教授。
- 安藤凪(あんどう なぎ) - 平澤宏々路
- 安藤孝則と故・鮎川茜の娘。
- 垣内貢 - 大西武志
- 警視庁刑事。
- 鮎川茜 - 石原さとみ(特別出演)
- 前作から登場。安藤孝則との間に凪を産むもその後亡くなる。
- 柏田清司 - 山本裕典
- 前作から登場。前作の事件から死刑囚として服役。
- 小磯勇吾 - 田山涼成
- 前作から登場。5年前の事件を追っていた刑事。
スタッフ
- 原作 - 鈴木光司(『エス』(角川ホラー文庫刊)
- 監督 - 英勉
- 脚本 - 保坂大輔、杉原憲明
- 音楽 - 川井憲次
- エグゼクティブプロデューサー - 井上伸一郎
- 製作 - 安田猛、永井靖、太田敏郎、岩崎智、原田典佳、中尾公
- 企画 - 池田宏之
- プロデューサー - 小林剛、今安玲子、佐藤満、武井哲
- 撮影 - 藤本信成
- 照明 - 和田雄二
- 美術 - 中山慎
- 録音 - 加来昭彦
- 編集 - 宮崎努
- 音響効果 - 柴崎憲治
- スクリプター - 赤澤環
- VFXスーパーバイザー - 荻島秀明
- ステレオグラファー - 西岡章
- 衣裳デザイン - 宮本まさ江
- 助監督 - 山本英之
- 制作担当 - 吉岡亨
- 宣伝プロデューサー - 北原夏樹
- 製作 - 角川書店、関西テレビ放送、東海テレビ放送、テレビ静岡、テレビ新広島、岡山放送
- 制作 - 角川書店、東北新社
- 配給 - 角川書店
主題歌
- 東方神起「SCREAM」
書籍
出典
- ^ 引退発表の宮崎駿監督『風立ちぬ』動員700万人突破でV7!【映画週末興行成績】シネマトゥデイ 2013年9月3日
- ^ 「貞子3D2」で世界初・スマホ連動型映画鑑賞 上映中は携帯電話の電源を“オン”にITmedia ニュース 2013年08月15日
- ^ “飛び出す貞子”を体感できる「貞子3D2公式」アプリ 世界初の映画連動“恐怖アプリ”の怖すぎる実力EXドロイド 2013年08月19日
- ^ カヤックとエヴィクサー、角川書店「貞子3D2」のスマ4D専用アプリを共同開発サンケイビズ 2013年8月22日
- ^ 恋愛トラブルに発展するケースも……『貞子3D2』のスマホ連動に注意楽天woman 2013年9月3日
- ^ “ホラーで好きな人と急接近”は本当? 最恐アトラクション『貞子 3D2 貞子の子』誕生ガジェット通信 2013年7月29日
- ^ ロッテリアで貞子が一日店長秋田経済新聞 2013年8月9日
- ^ 閉園後の遊園地に“貞子”たちが徘徊……富士急ハイランドが肝試しツアー開催RBB TODAY 2013年8月19日
- ^ 「貞子」になれる権利がオークションに!落札者は「貞子」としてイベントに出演シネマトゥデイ 2013年8月20日
- ^ 貞子、“子連れ始球式”で103キロの速球を披露!1年で70キロのスピードアップ!シネマトゥデイ 2013年8月24日
- ^ 石原伸晃大臣が貞子に秘書オファー!?日刊スポーツ 2013年9月2日
- ^ 「謝罪の王様」×「貞子3D2」マナーCMで阿部サダヲと貞子が土下座エイガドットコム 2013年8月1日