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湯ノ里駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
湯ノ里駅
ゆのさと
Yunosato
重内 (5.7 km)
(7.2 km) 千軒
地図
所在地 北海道上磯郡知内町字湯ノ里
北緯41度36分7.1秒 東経140度19分22.6秒 / 北緯41.601972度 東経140.322944度 / 41.601972; 140.322944座標: 北緯41度36分7.1秒 東経140度19分22.6秒 / 北緯41.601972度 東経140.322944度 / 41.601972; 140.322944
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 松前線
キロ程 17.0 km(木古内起点)
電報略号 ユサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1938年昭和13年)10月21日[1]
廃止年月日 1988年(昭和63年)2月1日[1]
備考 松前線廃線に伴い廃駅
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1976年の湯の里駅と周囲約500 m範囲。左下が松前方面。島状だが駅裏片側使用の単式ホーム1面1線と、ホームと駅舎間に貨物積卸線が1線敷かれている。松前方駅表に木工所の引込線(昭和45年版全国専用線一覧にて0.1km)があり、2両の無蓋車が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

湯ノ里駅(ゆのさとえき)は、かつて北海道上磯郡知内町字湯ノ里に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)松前線廃駅)である。電報略号ユサ事務管理コードは▲141503[2]

1980年(昭和55年)まで運行されていた、急行「松前」の停車駅だった。

歴史

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年表

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駅名の由来

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所在した地名より。当地はアイヌ語で「(水深が)浅い・鮭の産卵場(イチャン/ichan)」を表す「ハキチャニ(hak-ichani)」から、「萩砂里(はぎさり・はぎちゃに)」と呼ばれていたが[5]。本駅が開設される前の1929年(昭和4年)に、周辺地区と地名の統合・整理が行われ、地区内にある知内温泉から「湯ノ里」へ改称された[6]

駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の南側(松前方面に向かって左手側)に存在した。業務委託駅となっており、駅舎はホームの東側に位置し、通路で連絡した[7]

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は96人[7]

駅周辺

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駅近辺が青函トンネルの出入口になっている。

駅跡

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2010年平成22年)時点では何も残っておらず[9]、空き地になっている。駅跡付近の線路跡はアスファルト舗装され、道路化されている[10]。駅名標のレプリカがある。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
松前線
重内駅 - 湯ノ里駅 - 千軒駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、829頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、219頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 「12日から江差・松前線も営業新体制に移行」『交通新聞』交通協力会、1970年12月12日、1面。
  4. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  5. ^ 町名の由来”. 北海道知内町. 知内町. 2018年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月7日閲覧。
  6. ^ 知内町, ed (2015). “年表編 懐かしい「地元の追想」” (PDF). 第3分冊 懐かしい地元の追想. 新・知内町史. 知内町. http://www.town.shiriuchi.hokkaido.jp/files/00001000/00001029/20160204204120.pdf 2018年4月7日閲覧。 
  7. ^ a b c d e 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)61ページより。
  8. ^ 北海道新幹線 新駅の駅名について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年6月11日https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140611-1.pdf2014年6月18日閲覧 
  9. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)169ページより。
  10. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)164ページより。

関連項目

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