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四国ドック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
四国ドック株式会社
Shikoku Dockyard Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 四国D
本社所在地 日本の旗 日本
760-0065
香川県高松市朝日町一丁目3番23号
設立 1955年5月27日
業種 輸送用機器
法人番号 2470001001915 ウィキデータを編集
事業内容 船舶の新造
代表者 代表取締役社長 林慎一
資本金 3億50百万円
売上高 124億6百万円(2020年12月期)
営業利益 ▲53百万円(2020年12月期)
経常利益 1百万円(2020年12月期)
純利益 16百万円(2020年12月期)
純資産 60億31百万円(2020年12月期)
総資産 115億44百万円(2020年12月期)
従業員数 約150名
決算期 12月
主要株主 日鮮海運 49.5%
四国興業 42.5%
百十四銀行 5.0%
三井住友海上火災保険 3.0%
主要子会社 朝日産業株式会社
外部リンク https://www.shikokudock.co.jp/
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四国ドック株式会社(しこくドック)は、香川県高松市に本社及び工場を持つ造船会社。22,000tonの船台を持ち、主に高付加価値中型バルクキャリアの建造に従事している。

かつては三井E&Sホールディングスグループに属していたが、2022年1月に同社が保有する全株式を船舶貸渡業を営む日鮮海運に譲渡し、同グループから離脱した[1][2][3]

沿革

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  • 1927年昭和2年)- 湊造船所(現・高松市城東町二丁目)の敷地に高松造船所を設立、創業。
  • 1955年(昭和30年)- 四国ドック株式会社を設立、三井造船の技術指導により鋼船建造を開始。
  • 1964年(昭和39年)- 三井造船百十四銀行及び三井海上火災保険(現・三井住友海上火災保険)が資本参加、三井造船と業務・技術提携。
  • 1966年(昭和41年)- 初の冷凍運搬船(ガーナ向41,300cf“Sege”)建造。
  • 1974年(昭和49年)- 80tonクレーン設置。
  • 1976年(昭和51年)- 18,000DWT型バルクキャリア1番船(“若竹丸”)建造。
  • 1986年(昭和61年)- 初のケミカルタンカー(16,900 DWT “Tomiwaka”)建造。
  • 1989年平成元年)- 大型冷凍運搬船(525,000cf“Ivory Bay”)建造。
  • 1992年(平成4年)- 新船殻工場建設、鉄構工場開設。
  • 1998年(平成10年)- 最新鋭大型冷凍運搬船(560,000cf“Caribbean Star”)建造。
  • 1999年(平成11年)- 24,000DWT型バルクキャリア1番船(“Cosmos Verde”)建造。
  • 2001年(平成13年)- 最新鋭大型冷凍運搬船(485,000cf“Solent Star”)建造、新造用1号船台を19,500GTに拡張、29,000DWT型バルクキャリア1番船(“Northern Light”)建造。
  • 2002年(平成14年)‐ 150 tonクレーン設置。
  • 2004年(平成16年)- 35,000DWT型バルクキャリア1番船(“New Ambition”)建造。
  • 2005年(平成17年)- 新造用1号船台を22,000GTに拡張。
  • 2006年(平成18年)- 新世代大型冷凍運搬船(615,000cf“Star First”)建造。
  • 2007年(平成19年)- 60隻目の冷凍運搬船(615,000cf“Star Straos”)建造、新船殻工場(F棟)開設。
  • 2008年(平成20年)- 工場再配置工事完工、先行総組場・ドルフィン床版開設、年間6隻建造体制確立。
  • 2022年令和4年)- 三井E&Sホールディングスが保有全株式を日鮮海運に譲渡、同グループから離脱。
  • 2022年(令和4年)- 四国フェリーから1360総トン型フェリー1隻を受注。2024年秋に高松~小豆島航路に就航予定。新たな建造メニューとしてフェリーへの再参入を決めた。

脚注

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  1. ^ 連結子会社の株式譲渡及び個別決算における特別損失計上に関するお知らせ三井E&Sホールディングス 2021年11月25日
  2. ^ 四半期報告書(第119期第3四半期)”. 三井 E&S ホールディングス (2022年2月14日). 2022年2月26日閲覧。
  3. ^ 今治地区・造船事業強化 - 産報WEB(2022年6月7日)、2022年9月26日閲覧。

外部リンク

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