マイケル・マカスカー

受賞
アカデミー賞
	編集賞; 2019年『フォードvsフェラーリ』
英国アカデミー賞
	編集賞; 2019年『フォードvsフェラーリ』
その他の賞

マイケル・マカスカー; Michael McCusker
生年月日	1966年6月23日（57歳）
職業	編集技師
受賞
アカデミー賞
	編集賞; 2019年『フォードvsフェラーリ』
英国アカデミー賞
	編集賞; 2019年『フォードvsフェラーリ』
その他の賞
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マイケル・"マイク"・マカスカー（Michael "Mike" McCusker, 1966年 6月23日 - ）は、アメリカ合衆国の編集技師である。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』（2005年）と『フォードvsフェラーリ』（2019年）によりアカデミー賞編集賞にノミネートされており、後者では受賞も果たした。ジェームズ・マンゴールド監督と頻繁にコラボレーションしている^[1]。

マカスカーは編集技師のデヴィッド・ブレナーに師事した^[2]。

生い立ちと学歴[編集]

コネチカット州ニューケイナン（英語版）のニューケイナン高校（英語版）に通い、そこで映画製作を始めた。卒業後にはエマーソン大学に通い、1988年に映画理論と製作の美術学士号を取得した^[3]。

キャリア[編集]

エマーソン大卒業後はカリフォルニア州ウェスト・ハリウッドに移り、製作アシスタントとしての仕事を得てテレビアニメ『ザ・シンプソンズ』などに参加した。その後彼は編集に興味を抱き、Showtimeのアンソロジー『堕ちた天使たち（英語版）』のアシスタントエディターとなった。

マカスカーは映画編集者組合（英語版）に加入後、オリバー・ストーン作品などで知られてアカデミー賞編集賞受賞経験もあるデヴィッド・ブレナーのチームでアシスタントエディターとなった。マカスカーは5年にわたって『パトリオット』や『ニューヨークの恋人』などを手がけた。最終的にブレナーはマカスカーをアソシエイトエディターに昇格させた。

ジェームズ・マンゴールドは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』の際にブレナーに編集を依頼したが実現せず、ブレナーは代わりにマカスカーを推薦した。マカスカーは2020年にマンゴールドの映画『フォードvsフェラーリ』でアカデミー賞編集を受賞した^[4]。

私生活[編集]

映画『デイ・アフター・トゥモロー』に参加した際に知り合ったプロデューサーのディアドラ・モリソンと結婚した。

主なフィルモグラフィ[編集]

Sax's Final Orbit (1997)
Kings (1998 film)|Kings (1998)
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 Walk the Line (2005)
ウォークアウト/勇気ある反乱（英語版） Walkout (2006)
3時10分、決断のとき 3:10 to Yuma (2007)
オーストラリア Australia (2008)
メタルヘッド Hesher (2010)
ナイト&デイ Knight and Day (2010)
アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spider-Man (2012)
ウルヴァリン:SAMURAI The Wolverine (2013)
ジェームス・ブラウン最高の魂を持つ男 Get on Up (2014)
13時間ベンガジの秘密の兵士 13 Hours (2016)
ガール・オン・ザ・トレイン The Girl on the Train (2016)
LOGAN/ローガン Logan (2017)
フォードvsフェラーリ Ford v. Ferrari (2019)
アオラレ Unhinged (2020)

受賞とノミネート[編集]

賞	年	部門	作品名	結果
アカデミー賞	2005^[5]	編集賞	ウォーク・ザ・ライン/君につづく道	ノミネート
アカデミー賞	2019^[6]	編集賞	フォードvsフェラーリ	受賞
英国アカデミー賞	2019^[7]	編集賞	フォードvsフェラーリ	受賞
アメリカ映画編集者協会賞	2005	長編映画編集賞 (コメディ・ミュージカル部門)	ウォーク・ザ・ライン/君につづく道	受賞
アメリカ映画編集者協会賞	2019	長編映画編集賞 (ドラマ部門)	フォードvsフェラーリ	ノミネート
サテライト賞	2008	編集賞	オーストラリア	ノミネート
サテライト賞	2019	編集賞	フォードvsフェラーリ	受賞

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

マイケル・マカスカー - allcinema
Michael McCusker - IMDb（英語）

[1] Katz, S. D. (2019年12月13日). “'Ford v. Ferrari': How Editors Michael McCusker and Andrew Buckland Create Thrilling Action in Cutting Room” (英語). Variety 2020年1月16日閲覧。

[Brenner-2] “Avid: Sweet Redemption: Walk the Line Unveils Ties that Bind”. 2006年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月14日閲覧。

[3] “Alumnus McCusker Nominated for Editing Oscar”. Emerson College Today. (2020年1月14日) 2020年1月16日閲覧。

[4] Giardina, Carolyn (2020年2月9日). “Oscars: 'Ford v Ferrari's Michael McCusker and Andrew Buckland Win Film Editing”. The Hollywood Reporter 2020年2月11日閲覧。

[Oscars2006-5] “THE 78TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2020年6月14日閲覧。

[Oscars2020-6] “THE 92ND ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2020年6月14日閲覧。

[7] “Film 2020”. 英国映画テレビ芸術アカデミー. 2020年6月14日閲覧。

[1]

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[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

表話編歴アカデミー編集賞
1934–1940	コンラッド・A・ネルヴィッヒ（1934）ラルフ・ドーソン（1935）ラルフ・ドーソン（1936）ジーン・ハヴリック&ジーン・ミルフォード（1937）ラルフ・ドーソン（1938）ハル・C・カーン&ジェームズ・E・ニューカム（1939）アン・ボーチェンズ（1940）
1941–1960	ウィリアム・ホームズ（1941）ダニエル・マンデル（1942）ジョージ・アーミー（1943）バーバラ・マクリーン（1944）ロバート・J・カーン（1945）ダニエル・マンデル（1946）フランシス・リオン&ロバート・パリッシュ（1947）ポール・ウェザーワックス（1948）ハリー・W・ガースタッド（1949）ラルフ・E・ウィンタース&コンラッド・A・ネルヴィッヒ（1950）ウィリアム・ホーンベック（1951）エルモ・ウィリアムズ&ハリー・G・ガースタッド（1952）ウィリアム・リオン（1953）ジーン・ミルフォード（1954）チャールズ・ネルソン&ウィリアム・リオン（1955）ジーン・ラギエロー&ポール・ウェザーワックス（1956）ピーター・テイラー（1957）アドリアン・フェイザン（1958）ラルフ・E・ウィンタース&ジョン・D・ダニング（1959）ダニエル・マンデル（1960）
1961–1980	トーマス・スタンフォード（1961）アン・V・コーツ（1962）ハロルド・F・クレス（1963）コットン・ウォーバートン（1964）ウィリアム・H・レイノルズ（1965）フランク・サンティロ&スチュワート・リンダー&ヘンリー・バーマン&フレドリック・スタインカンプ（1966）ハル・アシュビー（1967）フランク・P・ケラー（1968）フランソワーズ・ボノー（1969）ヒュー・F・ファウラー（1970）ジェラルド・B・グリーンバーグ（1971）デヴィッド・ブレサートン（1972）ウィリアム・H・レイノルズ（1973）ハロルド・F・クレス&カール・クレス（1974）ヴァーナ・フィールズ（1975）リチャード・ハルシー&スコット・コンラッド（1976）ポール・ハーシュ&マーシア・ルーカス&リチャード・チュウ（1977）ピーター・ツィンナー（1978）アラン・ヘイム（1979）セルマ・スクーンメイカー（1980）
1981–2000	マイケル・カーン（1981）ジョン・ブルーム（1982）グレン・ファー&リサ・フラックマン&スティーヴン・A・ロッター&ダグラス・スチュワード&トム・ロルフ（1983）ジム・クラーク（1984）トム・ノーブル（1985）クレア・シンプソン（1986）ガブリエラ・クリスティアーニ（1987）アーサー・シュミット（1988）デヴィッド・ブレナー&ジョー・ハッシング（1989）ニール・トラヴィス（1990）ジョー・ハッシング&ピエトロ・スカリア（1991）ジョエル・コックス（1992）マイケル・カーン（1993）アーサー・シュミット（1994）マイク・ヒル&ダニエル・P・ハンリー（1995）ウォルター・マーチ（1996）コンラッド・バフ&ジェームズ・キャメロン&リチャード・A・ハリス（1997）マイケル・カーン（1998）ザック・ステンバーグ（1999）スティーヴン・ミリオン（2000）
2001–2020	ピエトロ・スカリア（2001）マーティン・ウォルシュ（2002）ジェイミー・セルカーク（2003）セルマ・スクーンメイカー（2004）ヒューズ・ウィンボーン（2005）セルマ・スクーンメイカー（2006）クリストファー・ラウズ（2007）クリス・ディケンズ（2008）クリス・イニス&ボブ・ムラウスキー（2009）アンガス・ウォール&カーク・バクスター（2010）アンガス・ウォール&カーク・バクスター（2011）ウィリアム・ゴールデンバーグ（2012）アルフォンソ・キュアロン&マーク・サンガー（2013）トム・クロス（2014）マーガレット・シクセル（2015）ジョン・ギルバート（2016）リー・スミス（2017）ジョン・オットマン（2018）アンドリュー・バックランド（英語版）&マイケル・マカスカー（2019）ミッケル・E・G・ニルソン（2020）
2021–現在	ジョー・ウォーカー（2021）ポール・ロジャーズ（2022）ジェニファー・レイム（2023）

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