アン・ボーチェンズ

受賞
アカデミー賞
	編集賞; 1940年『北西騎馬警官隊』
その他の賞

アン・ボーチェンズ; Anne Bauchens
生年月日	1882年2月2日
没年月日	1967年5月7日（85歳没）
出生地	アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス
死没地	アメリカ合衆国カリフォルニア州ウッドランドヒルズ（英語版）
受賞
アカデミー賞
	編集賞; 1940年『北西騎馬警官隊』
その他の賞
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アン・ボーチェンズ（Anne Bauchens, 1882年 2月2日 - 1967年 5月7日）は、アメリカ合衆国の編集技師である。セシル・B・デミルと40年以上にわたってコラボレーションしていた。アカデミー編集賞が設立された1934年度に『クレオパトラ』でノミネートされ、1940年度には『北西騎馬警官隊』で同部門初の女性受賞者となった。

デミルの下で編集技師として育てられ^[1]、『カルメン』（1915年）で初めてクレジットされた。1918年以前はデミルが監督だけでなく編集としてもクレジットされていたが^[2]、『カルメン』と『浮世の常』（1918年）以降はボーチェンズが単独で編集としてクレジットされた。以後彼女は1956年の『十戒』まで長らくデミルの映画の編集を担当し続けた。アカデミー編集賞には『クレオパトラ』、『北西騎馬警官隊』の他に『地上最大のショウ』（1952年）と『十戒』でもノミネートされた。生涯で彼女は60本以上の映画の編集を務めたがその内デミルの監督作品が41本である^[3]。

受賞とノミネート[編集]

賞	年	部門	作品名	結果
アカデミー賞	1934^[4]	編集賞	クレオパトラ	ノミネート
	1940^[5]		北西騎馬警官隊	受賞
	1952^[6]		地上最大のショウ	ノミネート
	1956^[7]		十戒	ノミネート

参考文献[編集]

^ Higashi, Sumiko (1994). Cecil B. DeMille and American Culture: The Silent Era (University of California Press), p. 223. ISBN 0-520-08557-4.
^ The original, 1915 version of Carmen appears to be lost; Bauchens' credit as co-editor is for the 1918 re-release of the film. See p. 217 of the book by Sumiko Higashi.
^ Totals based on Bauchens' filmography compiled at the imdb.com website; filmography retrieved 2008-06-24.
^ “THE 7TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。
^ “THE 13TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。
^ “THE 25TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。
^ “THE 28TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。

外部リンク[編集]

Anne Bauchens - IMDb（英語）
Anne Bauchens - Find a Grave（英語）
Anne Bauchens at Women Film Pioneers Project

[Higashi-1] Higashi, Sumiko (1994). Cecil B. DeMille and American Culture: The Silent Era (University of California Press), p. 223. ISBN 0-520-08557-4.

[2] The original, 1915 version of Carmen appears to be lost; Bauchens' credit as co-editor is for the 1918 re-release of the film. See p. 217 of the book by Sumiko Higashi.

[3] Totals based on Bauchens' filmography compiled at the imdb.com website; filmography retrieved 2008-06-24.

[Oscars1934-4] “THE 7TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。

[Oscars1940-5] “THE 13TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。

[Oscars1952-6] “THE 25TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。

[Oscars1956-7] “THE 28TH ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2016年4月20日閲覧。

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表話編歴アカデミー編集賞
1934–1940	コンラッド・A・ネルヴィッヒ（1934）ラルフ・ドーソン（1935）ラルフ・ドーソン（1936）ジーン・ハヴリック&ジーン・ミルフォード（1937）ラルフ・ドーソン（1938）ハル・C・カーン&ジェームズ・E・ニューカム（1939）アン・ボーチェンズ（1940）
1941–1960	ウィリアム・ホームズ（1941）ダニエル・マンデル（1942）ジョージ・アーミー（1943）バーバラ・マクリーン（1944）ロバート・J・カーン（1945）ダニエル・マンデル（1946）フランシス・リオン&ロバート・パリッシュ（1947）ポール・ウェザーワックス（1948）ハリー・W・ガースタッド（1949）ラルフ・E・ウィンタース&コンラッド・A・ネルヴィッヒ（1950）ウィリアム・ホーンベック（1951）エルモ・ウィリアムズ&ハリー・G・ガースタッド（1952）ウィリアム・リオン（1953）ジーン・ミルフォード（1954）チャールズ・ネルソン&ウィリアム・リオン（1955）ジーン・ラギエロー&ポール・ウェザーワックス（1956）ピーター・テイラー（1957）アドリアン・フェイザン（1958）ラルフ・E・ウィンタース&ジョン・D・ダニング（1959）ダニエル・マンデル（1960）
1961–1980	トーマス・スタンフォード（1961）アン・V・コーツ（1962）ハロルド・F・クレス（1963）コットン・ウォーバートン（1964）ウィリアム・H・レイノルズ（1965）フランク・サンティロ&スチュワート・リンダー&ヘンリー・バーマン&フレドリック・スタインカンプ（1966）ハル・アシュビー（1967）フランク・P・ケラー（1968）フランソワーズ・ボノー（1969）ヒュー・F・ファウラー（1970）ジェラルド・B・グリーンバーグ（1971）デヴィッド・ブレサートン（1972）ウィリアム・H・レイノルズ（1973）ハロルド・F・クレス&カール・クレス（1974）ヴァーナ・フィールズ（1975）リチャード・ハルシー&スコット・コンラッド（1976）ポール・ハーシュ&マーシア・ルーカス&リチャード・チュウ（1977）ピーター・ツィンナー（1978）アラン・ヘイム（1979）セルマ・スクーンメイカー（1980）
1981–2000	マイケル・カーン（1981）ジョン・ブルーム（1982）グレン・ファー&リサ・フラックマン&スティーヴン・A・ロッター&ダグラス・スチュワード&トム・ロルフ（1983）ジム・クラーク（1984）トム・ノーブル（1985）クレア・シンプソン（1986）ガブリエラ・クリスティアーニ（1987）アーサー・シュミット（1988）デヴィッド・ブレナー&ジョー・ハッシング（1989）ニール・トラヴィス（1990）ジョー・ハッシング&ピエトロ・スカリア（1991）ジョエル・コックス（1992）マイケル・カーン（1993）アーサー・シュミット（1994）マイク・ヒル&ダニエル・P・ハンリー（1995）ウォルター・マーチ（1996）コンラッド・バフ&ジェームズ・キャメロン&リチャード・A・ハリス（1997）マイケル・カーン（1998）ザック・ステンバーグ（1999）スティーヴン・ミリオン（2000）
2001–2020	ピエトロ・スカリア（2001）マーティン・ウォルシュ（2002）ジェイミー・セルカーク（2003）セルマ・スクーンメイカー（2004）ヒューズ・ウィンボーン（2005）セルマ・スクーンメイカー（2006）クリストファー・ラウズ（2007）クリス・ディケンズ（2008）クリス・イニス&ボブ・ムラウスキー（2009）アンガス・ウォール&カーク・バクスター（2010）アンガス・ウォール&カーク・バクスター（2011）ウィリアム・ゴールデンバーグ（2012）アルフォンソ・キュアロン&マーク・サンガー（2013）トム・クロス（2014）マーガレット・シクセル（2015）ジョン・ギルバート（2016）リー・スミス（2017）ジョン・オットマン（2018）アンドリュー・バックランド（英語版）&マイケル・マカスカー（2019）ミッケル・E・G・ニルソン（2020）
2021–現在	ジョー・ウォーカー（2021）ポール・ロジャーズ（2022）ジェニファー・レイム（2023）

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