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フィトール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィトール
識別情報
CAS登録番号 7541-49-3 チェック
PubChem 5280435
ChemSpider 4444094 チェック
日化辞番号 J6.120D
J541.931J
KEGG C01389
ChEBI
特性
化学式 C20H40O
モル質量 296.53 g mol−1
密度 0.850 g cm−3
沸点

203-204 °C, 476-477 K, 397-399 °F (10 mmHg)

関連する物質
関連物質 フィチル二リン酸
フィタン酸
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フィトール(Phytol)は天然に存在する直鎖状のジテルペンアルコールの一つで、ビタミンE[1]ビタミンK[2]合成の前駆体として用いられる。反芻動物では、植物体から摂取されたクロロフィル由来のフィトールは胃腸内発酵を受け、フィタン酸に変換され脂肪として貯蔵される[3]。ヒトにおいてもフィテン酸を経てフィタン酸へと代謝される。[4]

油状の液体で水には溶けず、有機溶媒に溶ける。

存在

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ベルペッパー(赤、黄)、ロケットサラダ唐辛子に多い。[4]

出典

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  1. ^ Netscher, T. 2007. Synthesis of Vitamin E. Vitamins & Hormones. 76, 155-202.
  2. ^ Daines, A.M. et al. 2003. The synthesis of naturally occurring Vitamin K and Vitamin K analogues. Current Organic Chemistry 7, 1625-1634.
  3. ^ van den Brink, D.M., Wanders, R.J. 2006. Phytanic acid: production from phytol, its breakdown and role in human disease. Cell Mol Life Sci. 63,1752-1765.
  4. ^ a b “Phytyl fatty acid esters in vegetables pose a risk for patients suffering from Refsum’s disease”. PLOS ONE: Table2/Fig3. (2017). doi:10.1371/journal.pone.0188035. 

関連項目

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外部リンク

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