デビルクラッシュ
ジャンル | コンピュータピンボール |
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対応機種 |
PCエンジン (PCE) 対応機種一覧
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開発元 |
コンパイル レッドカンパニー |
発売元 | ナグザット |
音楽 |
迫田敏明 塚本雅信 |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア | 3メガビットHuCARD[1] |
発売日 |
1990年7月20日 1990年 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 |
コンテンツアイコン |
Animated Blood, Mild Fantasy Violence Violence, Fear |
その他 |
型式: NX90004 TGX030038 |
『デビルクラッシュ』(DEVIL CRASH) は、1990年7月20日にナグザットから発売されたPCエンジン用コンピュータピンボールである。
映画『エイリアン』(1979年)をモチーフにした同社のピンボールゲーム『エイリアンクラッシュ』(1988年)の続編。
1991年にメガドライブに移植され『デビルクラッシュMD』(英題:Dragon's Fury)のタイトルで発売された他、1991年のAMショーで『デビルショック』というタイトル名でアーケード版が出展されていたが、発売中止になっている。
かつてはハドソンが登録商標などの権利を取得していたが、株式会社ハドソンは2012年にコナミデジタルエンタテインメント (KDE) に吸収合併され、現在はKDEが著作権を保有している。
PCエンジン版は2007年にWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された他、2009年にPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとしてゲームアーカイブスにて、2015年にWii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにてそれぞれ配信されている。
PCエンジン版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂入りを獲得した。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | デビルクラッシュMD Dragon's Fury |
1991年10月10日 1991年 1992年9月24日 |
メガドライブ | テクノソフト | テクノソフト テンゲン テンゲン |
4メガビットロムカセット[2] | T-18053 301034-0150 301034-0150 |
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2 | デビルクラッシュ | 2007年6月19日[3] 2007年7月23日 2007年7月27日 |
Wii | コンパイル | ハドソン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | PCエンジン版の移植、2019年1月31日 配信・販売終了 |
3 | デビルクラッシュ | 2009年7月15日[4][5][6] |
PlayStation 3 PlayStation Portable (PlayStation Network) |
コンパイル | ハドソン | ダウンロード (PCエンジンアーカイブス) |
- | PCエンジン版の移植 |
4 | デビルクラッシュ | 2015年3月18日[7] 2017年6月29日 |
Wii U | コンパイル | KDE | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | PCエンジン版の移植 |
- メガドライブ版
テクノソフトよりメガドライブへ『デビルクラッシュMD』 の名で移植された。海外では『Dragon's Fury』のタイトルでテンゲンから発売されている。
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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- PCエンジン版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では9・8・9・8の合計34点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得[11]、レビュアーからは「横揺らしがサポートされていないのと、ストレートでセンター落ちの多さが気になる」とゲームシステム面で一部不満の声が聞かれたが、総評としては「このピンボールゲームはけっこう完成度が高い」、「ボーナスステージやいろんな仕掛けが盛りだくさんで、ホントに楽しい」、「『エイリアンクラッシュ』と比較してもよく練り込まれているし、動きもよい」など、完成度、ボリューム面、ゲーム性において概ね肯定的に評価された[14]。
- その他、『月刊PCエンジン』では80・80・95・80・90の平均85点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では8・7・9・7の合計31点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.30点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で70位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「『エイリアンクラッシュ』の続編。グロテスクな雰囲気と豊富な仕掛けがさらにパワーアップされた。フィールド上には常にモンスターが動いていて、それにボールを当てると得点が入る。ボールの動きが非常にリアル」と世界観やピンボールとしての再現性において肯定的なコメントで紹介されている[1]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.87 3.72 4.12 4.09 3.73 3.78 23.30
- メガドライブ版『デビルクラッシュMD』
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)[12]、「メガドライブFAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.39点(満30点)となっている[2]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.80 4.15 4.07 3.97 3.76 3.64 23.39
続編
[編集]日本国内としての続編はスーパーファミコン用ソフト『邪鬼破壊(じゃきクラッシュ)』(1992年)があるが、日本国外ではテンゲンから発売された日本国外版『Dragon's Fury』の直接的な続編である『Dragon's Revenge』(1993年)がGenesisで発売されている。この作品には海外で製作された作品の為、ナグザットやコンパイル、そしてテクノソフトのスタッフは全く関わっていない。なお、この『Dragon's Revenge』は後に日本のメガドライブでも1993年12月10日に発売されているが、デビルクラッシュとの繋がりはオミットされ、単体の作品という扱いになっている。
その他
[編集]前作『エイリアンクラクラッシュ』は「'88AVAグランプリ ビデオゲーム特別賞」を受賞していたことから、本作のPCエンジン版のパッケージには『'88 AVA 第1回グラフィック賞受賞』というコピーが表記されていた。更にスーパーファミコンで発売されたシリーズ3作目となる『邪鬼破壊』のパッケージでは、『'88.'90年AVAグランプリ特別賞受賞シリーズ』と銘打たれたコピーが表記されており、本作が1990年のAVAグランプリで特別賞を受賞していたことが分かる。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、140頁。
- ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、99頁。
- ^ “Wii「バーチャルコンソール」の5月末&6月配信タイトル公開” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2007年5月25日). 2020年3月13日閲覧。
- ^ 中野信二 (2009年7月15日). “SCEJ、「PCエンジン アーカイブス」。PCエンジン用ソフトが参入!「ボンバーマン'94」など4タイトルを配信” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月13日閲覧。
- ^ “PlayStation StoreにPCエンジンアーカイブス登場!7月15日より取り扱い開始!” (日本語). iNSIDE. イード (2009年7月15日). 2020年3月13日閲覧。
- ^ touge (2009年7月15日). “PlayStation Storeの「ゲームアーカイブス」で,ハドソンのPCエンジンタイトルが配信開始” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2020年3月13日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2015年3月11日). “Wii Uバーチャルコンソール3月18日配信タイトル ― 『スマッシュピンポン』『デビルクラッシュ』『もじぴったんアドバンス』など5本” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年3月13日閲覧。
- ^ a b “Devil's Crush for Genesis (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年5月12日閲覧。
- ^ a b “Devil's Crush for TurboGrafx-16 (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年5月12日閲覧。
- ^ a b c “Devil's Crush for Wii (2007)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2018年5月12日閲覧。
- ^ a b “デビルクラッシュ まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月18日閲覧。
- ^ a b “デビルクラッシュMD まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月18日閲覧。
- ^ MegaTech review, EMAP, issue 1
- ^ 「6月16日増刊号特別付録 クロスレビュー優良ソフトパーフェクトカタログ 上巻」『ファミ通』、エンターブレイン、2005年6月16日、22頁。
外部リンク
[編集]- KONAMI 商品紹介 バーチャルコンソール デビルクラッシュ (2014年5月14日時点のアーカイブ)
- デビルクラッシュ - Wii Uバーチャルコンソール
- PCエンジンアーカイブス デビルクラッシュ[リンク切れ]
- PCエンジンアーカイブス デビルクラッシュ(SONY公式)
- Devil Shock (unMAMEd arcade games)
- Devil's Crush - MobyGames