うつくしまの音30景

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

うつくしまの音 30景(うつくしまのおと さんじっけい)は、これまで地域が大切にしてきた将来に残したい音風景や日常生活に潤いや安らぎを与える音を公募により決定した福島県の事業である[1]

概要[編集]

日常生活で発生する様々な音に対し、騒音としての嫌悪感からのみ接するのではなく、人に対して潤いや安らぎを与える心地良い音に積極的に関心を持つこと、更に「音」に対して新たなコンセプトの再発見をすることで、これまで騒音と言われてきた音を減らしていくこと目的に制定された[1]

1997年平成9年)6月25日から9月30日までに応募が行われ、2度の選定委員会を経て12月24日に認定書交付式が行われた[1]。応募は県内市町村に限られたが、県内外問わず団体又は一般個人からの音の推薦場合にも、市町村で受け付けを行い、福島県生活環境部環境指導課へ応募することができた。

公募の対象となった音は、「地域において将来にわたり大切に残していきたい音、あるいは日常生活に潤いや安らぎを与えてくれる音」と定められ、音の種類については時期、季節を問わず、また自然の音、人工の音も問わず広く定められた。最終的に102件の応募がありその中から30件が選定された[1]

うつくしまの音30景一覧[編集]

内訳は「生き物」が10件、「自然現象」が6件、「生活文化」が14件[1]

生き物
自然現象
生活文化

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e うつくしまの音30景 - 福島県庁

関連項目[編集]