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S/2017 J 7

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
S/2017 J 7
仮符号・別名 Jupiter LXVIII
見かけの等級 (mv) 23.6[1]
分類 木星の衛星 (不規則衛星)
発見
発見年 2017年[2]
発見者 スコット・S・シェパード
軌道要素と性質
軌道の種類 アナンケ群
木星からの平均距離 20,627,000 km[1]
離心率 (e) 0.215[1]
公転周期 (P) 602.6 (1.650 年)[1]
軌道傾斜角 (i) 143.4°[1]
近点引数 (ω) 323.5°[1]
昇交点黄経 (Ω) 321.5°[1]
平均近点角 (M) 236.9°[1]
木星の衛星
物理的性質
直径 ~2 km[1]
Template (ノート 解説) ■Project

S/2017 J 7 (Jupiter LXVIII) は、木星の第68衛星である[3][4]

2017年スコット・S・シェパードが率いる観測チームによって発見され、S/2017 J 7 という仮符号が与えられた[5]。発見にはマゼラン望遠鏡すばる望遠鏡セロ・トロロ汎米天文台が用いられており、翌2018年7月17日の小惑星センターのサーキュラーで発見が報告された[5]。その後9月25日に Jupiter LXVIII という確定番号が与えられた[3]。なお2018年時点では衛星への命名は行われていない。

S/2017 J 7 の軌道傾斜角は 143.4° で、木星の自転とは逆向きに公転する逆行衛星である。木星から1930万kmと2270万kmの間の距離を逆行軌道で公転し、軌道傾斜角が 150° 前後の不規則衛星のグループであるアナンケ群に属していると考えられる[1]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j Scott S. Sheppard. “Moons of Jupiter”. Carnegie Science. 2018年11月21日閲覧。
  2. ^ NASA (2018年7月17日). “In Depth | S/2017 J7 – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年11月21日閲覧。
  3. ^ a b www.minorplanetcenter.net” (PDF). 小惑星センター (2018年9月25日). 2018年11月21日閲覧。
  4. ^ 惑星の衛星一覧”. 国立天文台 (2018年10月5日). 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ a b Gareth V. Williams (2018年7月17日). “MPEC 2018-O15 : S/2017 J 7”. 小惑星センター. 2018年11月21日閲覧。