運動学

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古典力学

運動の第2法則
歴史英語版

運動学(うんどうがく)という語は、だいたい以下の2通りの意味で使われている。

  1. 運動 (物理学) に関連する、いわゆる「キネマティクス」
  2. 日本語の「運動学」は、スポーツの意味での「運動」を学ぶ学問の総称として、あるいは医療方面で →スポーツ科学運動生理学を参照。

以下では 1. について述べる。

運動学(うんどうがく、英語: kinematics)は、運動 (物理学) に影響する要素、原因を考慮しないで物の運動と記述を関係させる古典的な力学の部門であり、基本的に位置の移動とその時間変化を対応させて考える学問である。数理的な手法であり、物理学の原理を基礎としていない。運動学の形式には動作の記述(移動運動学)と回転の記述(回転運動学)がある。実際の物体の場合、運動学はとても複雑であり一般的に厳密な物体の状態は、移動と回転の運動学の両方を兼ね合わせて記述する。