九州産交バス山鹿営業所
九州産交バス山鹿営業所(きゅうしゅうさんこうバスやまがえいぎょうしょ)は九州産交バスの営業所の一つ。
所在地
- ※車両・乗務員待機所はバスセンター開設前の旧営業所車庫
当営業所の他に鹿本郡植木町(現・熊本市北区植木町)後古閑に鹿南車庫、北区役所(旧植木町役場)裏側に植木駐車場があり、各10台程が駐在されている。 鹿南車庫は九州産業交通時代には熊本都市圏(京町・四方寄経由)から鹿南中学校行きとして大型車も駐在していたが後に上記の植木駐車場が開設されると大型車は全て植木駐車場へ移動になり、産交バス㈱(産交観光バス)熊本・玉名両営業所の駐在車庫として中型車が数台駐在するのみが続いたが、2019年(令和元年)10月のダイヤ改正時に熊本都市圏内幹線からの鹿南中学校行きが復活し、また大型車による鹿南車庫駐在も十数年ぶりに復活した。鹿南・植木両駐在車庫に配置する車両が多数な為、山鹿営業所車庫の配置車が少ない。
担当路線
主に熊本市中心部と市北部(京町・池田・徳王・大窪・四方寄・鹿子木・植木町)および熊本市北側の熊本都市圏を担当する。このほか、産交バス路線の山鹿産交から鹿北地区・菊池市とを結ぶ路線や、JR九州バスから引き継いだ山鹿線(南関上町-山鹿間ならびに山鹿・菊池-大津間)の運行も担当している。また、産交バス管轄では当営業所の担当ではないが、山鹿 -玉名市間を結ぶ路線も運行している(玉名営業所による運行)。
かつては山鹿 - 熊本市間には植木温泉を経由する便や、来民中町経由ならびに山鹿大橋・新道経由といった系統も多く運行されていたが、2019年10月のダイヤ改正に伴う系統・便数大幅見直しによってこれらの系統は全て廃止され、日中における運行本数も過去には1時間あたり5~8便ほど運行されていたが、ダイヤ改正以降は1時間に1便ないし2便に激減された。
また、過去には2013年10月1日より阿蘇くまもと空港と山鹿温泉・平山温泉とを結ぶ快速バス「山鹿・平山温泉号」の運行を開始したが、2014年3月31日をもって運行を終了した。
- 山鹿バスの駅・熊本桜町バスターミナル発着路線
- ※熊本桜町バスターミナル=桜町BT 以下は「桜町BT」と省略する。また、池田2丁目は旧NTT研修センター前停留所。
- 上記以外の担当路線
- A2-1 木留-桜町BT・熊本駅・田崎橋(田原坂ニュータウン・植木宮の前・池田2丁目・京町本丁経由)
- A3-1 鹿南中学前-桜町BT・熊本駅・田崎橋(植木・池田2丁目・京町本丁経由)
- A4-1 植木駐車場-桜町BT(北区役所・植木・植木宮の前・池田2丁目・京町本丁経由)
- A4-2 小野泉水公園-桜町BT(北区役所・植木・植木宮の前・池田2丁目・京町本丁経由)
- A5-1 山鹿 - 木留線(来民バイパス・田原坂ニュータウン経由)
- K6-0 小野泉水公園-県会議事堂(北区役所・植木・植木宮の前・池田2丁目・通町筋・水道町・味噌天神・水前寺公園・県庁前経由)※平日朝夕のみ運行。復路はA4-2。
- 産交バス(旧:産交観光バス)管轄路線
- 山鹿-南関ターミナル(平山温泉経由)
- 山鹿-鹿北道の駅(山鹿市役所前・鹿北支所前経由)
- 山鹿-南関上町(三加和温泉・南関ターミナル経由)
- 山鹿-菊池産交(十三部・遊蛇口経由)
- 山鹿-来民中町(畑中経由)
山鹿・平山温泉号(廃止)
山鹿・平山温泉号(やまが・ひらやまおんせんごう)は、過去において産交バス山鹿営業所が運行していた熊本県内の快速バスである。2014年3月31日をもって運行終了した。
停車箇所
- 空港行きは、山鹿バスセンターは2番のりばから発車する。山鹿行きは、阿蘇くまもと空港は2番のりばから発車する。
- 1日4往復。所要時間は、空港-山鹿間で1時間40分。
- このほか、光の森駅-空港間の快速バス「光の森号」もあった。(光の森駅-空港間の途中停車箇所は本路線と同じ。こちらは大津営業所が担当した)
乗車券等
本路線は「光の森号」と同様、SUNQパス(北部九州版・全九州版)・TO熊カード・産交バス回数券・下通り交通券は使えるが、わくわく1dayパス(熊本県内版を含む)は使用不可であった。
車両
- 基本的に国産4メーカーでの導入となっているが、大型車・中型車を含め導入割合としてはいすゞ・日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車が最も多い。日野車は少数派である(産交唯一の純正車体ブルーリボンシティも配属)。また、中型車に三菱車もごく少数ではあるが存在する他、2014年10月には元神戸市交通局のエアロスター(前後扉・ツーステップ)が5台導入され、そのうち3台が当営業所に配属された。その一方で、最近では経年化を迎えた車両においては近年のコスト削減などにより従来からの新車での導入を差し控え、本州大都市において使用されていた県外他事業者(川崎鶴見臨港バス、京浜急行バス、横浜市交通局、西武バス、大阪市交通局、神戸市交通局など)からの移籍車両へ徐々に置き換えられている。また、ノンステップバスも購入され、その中には1998年において小島営業所(現在の熊本営業所)とともにドイツのネオプラン・セントロライナーN4011といった日本にも数少ない輸入車も1台のみ長年にわたって保有していたが、晩年には熊本営業所へ転属し僚車と共に熊本交通センターから熊本港間のオーシャンアローシャトルバス専用車として用いられるも、2013年2月に運用離脱・廃車されている。
- 2020年4月現在で九州産交バス籍として最古参の平成6年式、いすずキュービック(U-LV224M・西工58MC・B-I)が新製時より配置されている。
- 産交バス(旧産交観光バス)路線などの熊本都市圏を運行しない路線においては、比較的道幅が狭い場所なども運行するため、いすゞ・ジャーニーKなどを中心とする中型車や、日野・リエッセなどの小型車において用いられている。