阿蘇山観光バス

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阿蘇山観光バス(あそざんかんこうバス)とは、熊本県阿蘇市に位置する火山で知られる阿蘇山一帯を九州産交グループである産交バスが運行する観光バスの総称である。

現在は阿蘇市内から阿蘇山ロープウェーの阿蘇山西駅との間を結ぶ「登山バス」が1ルート運行されている。

なお、過去に2度ほど火口付近まで乗り入れるバスも運行されていたが、いずれも廃止されており現在は火口付近に乗り入れるバスはない。

この項目では、現在運行されている「登山バス」と、過去に運行されていた路線全般について記述する。

現在運行中の路線[編集]

阿蘇火口線(登山バス)[編集]

火口線に使用される車両      (ヒュンダイ・ユニバース
運行経路
内牧 - あそ☆ビバ前 - 宝泉前 - 宝泉橋 - 阿蘇総合センター - 阿蘇温泉病院前 - 阿蘇温泉入口 - 西前無田 - 北新井手 - 成川 - 上成川 - 田代 - 消防署前 - 阿蘇土地改良区前 - 阿蘇駅前 - ユースホステル前 - 野営場前 - 草千里・阿蘇火山博物館 - 阿蘇山西駅
  • 1日7往復14便(毎日運行)
    • 阿蘇山行きは第2便のみ内牧発、阿蘇山西駅発第6便と第7便のみ内牧行き(その他は阿蘇駅前発着)。
運行会社・所要時間

支払いは現金の他、SUNQパス(北部九州版・南部九州版・全九州版)、くまモンのIC CARD他全国10社系交通ICカード、わくわく1dayパス(共通フリー乗車券)熊本県内版において利用可能。予約は不要。

このほか、熊本市内方面より九州横断バスが運行され、草千里・阿蘇山西駅にも乗り入れていた(一部便を除く)が、2016年に発生した熊本地震の影響により現在は草千里・阿蘇山西駅ほか一部停留所への乗り入れは休止中である。

過去に運行していた路線[編集]

マウントカー[編集]

1960年代半ばから1980年にかけて火口周辺を特殊設計の車両によって運行されていた。

阿蘇オープントップバス(そらめぐりん)[編集]

阿蘇オープントップバス「そらめぐりん」

概要[編集]

これまで阿蘇山火口周辺へのアクセスとして、ロープウェイもしくは自家用車(阿蘇山公園道路を通行)の2通りしかなかったが、2011年3月12日の九州新幹線全線開通したのを契機に、九州の中心に位置する熊本県のシンボルである阿蘇山へのさらなる観光客誘致を狙い、同山一帯を通常の観光バスから屋根を外した小型のオープントップバスにおいて周回を開始。

オープントップバスとは通常のバスの屋根を取り外し改造されたもので、これにより阿蘇の大パノラマを堪能しながら同山の魅力を体感する事が出来ることをモットーとしていた。

車両は、これまで熊本で使用されていた小型のマイクロバス日野レインボーRB・定員21人乗り)を産交バスが中古車として購入し、さらに屋根を取り払い側面の窓も従来より広くするなど約500万円ほどかけて改造された。改造はイズミ車体製作所

なお、日本国内におけるオープントップバスの導入は今回で4例目となるが、これまでは全て大型車両が使われていたとだけあって小型車両での導入は日本初となり、活火山周辺での運用はこれが初めて。また、阿蘇山火口周辺への路線バスの乗り入れは、1980年マウントカーが廃止されて以来約31年ぶりであった。

  • 愛称に関しては、同年2月に一般公募し、約200通の応募の中から九州産交と熊本県観光経済交流局との間で検討し、バスのイメージに合わせたものとして「そらめぐりん」と決定した[1]
  • 阿蘇山火口においては約30 - 1時間30分の火口見学が出来る設定がなされていた。

運行行程・所要時間・運行会社[編集]

阿蘇草千里 - (阿蘇山公園道路) - 阿蘇山中岳火口火口見学阿蘇山中岳火口 - (阿蘇山公園道路) - 阿蘇草千里

  • 1日12便。所要時間は見学時間を含め47分 - 1時間47分。
    • 各便における火口見学時間は基本的に30分であるが、第7便と第8便は1時間・1時間30分と比較的長めに設定してあった。
  • 運行会社:産交バス阿蘇営業所
    • 予約は当日のみ草千里そらめぐりんのりばにて係員に申し付ける(電話による予約受付はおこなっていない)。
  • 悪天候や道路状況、火山ガスなどの影響により火口立ち入り規制などがあった場合は運休することもあった。
※雨天時はビニールの屋根()をかぶせて運行していた。

2011年12月31日 - 2012年2月29日までの期間は運休。2011年12月と2012年3月においては平日の運行を取りやめ、土・日・祝日のみの運行となった。

2012年3月31日を以って運行終了。車両は売却され、四国・道後温泉プリンスホテルで使用されている。[要出典]

阿蘇南登山線[編集]

運行経路
  • 縦断コース(南阿蘇 - 阿蘇駅)
休暇村南阿蘇 - 高森駅前 - 高森中央 - 高森湧水トンネル公園入口 - 白川水源入口 - 温泉センター瑠璃 - 阿蘇山西駅 - ヘリポート前 - 草千里・阿蘇火山博物館 - 野営場前 - 阿蘇ユースホステル前 - 阿蘇駅前
  • 1日1往復2便
  • 登山コース(南阿蘇 - 阿蘇山)
高森駅前 - 高森中央 - 高森湧水トンネル公園入口 - 白川水源入口 - 温泉センター瑠璃 - 阿蘇山西駅
  • 1日2往復4便
運行会社・所要時間

2012年4月1日からは九州横断バスに新コース「熊本 - 南阿蘇 - 黒川温泉」線が運行開始される事になり、これに伴い同年3月31日をもって阿蘇南登山線(縦断コース・登山コース)は廃止された。

備考[編集]

  • 2014年4月1日に現在運行されている「阿蘇登山線」の路線名称を「阿蘇火口線」に変更。また合わせてダイヤ改正を実施。

脚注[編集]

  1. ^ 阿蘇オープントップバスの愛称の決定について (PDF)”. 九州産交バス (2011年3月4日). 2011年3月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]