マイコンソフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。NARTOTAMAY (会話 | 投稿記録) による 2021年1月13日 (水) 09:43個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (XE-1APの「土偶」という通称は聞いたことがないので削除しました。あと、ファームウェアでデジタル/アナログモードを切り替えことは不可能です。モードスイッチ切替の表現を追加しました。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

マイコンソフト株式会社
Micomsoft Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
541-0045
大阪府大阪市中央区道修町3-2-6
ウエムラビル4F 電波新聞社内
設立 1991年4月1日
業種 電気機器
外部リンク http://www.micomsoft.co.jp/
テンプレートを表示

マイコンソフト株式会社(Micomsoft Co.,LTD)は、かつて存在した大阪府大阪市中央区に本社を置いていたパソコンゲームメーカー、パソコン用周辺機器メーカーである。

概要

電波新聞社出版部マイコンソフトウェア開発室が前身[1]。1980年代は電波新聞社により発行されていた雑誌『月刊マイコン』掲載ソフトウェアのプログラムリスト等のメディア販売、また同じく『月刊マイコン』や『マイコンBASICマガジン』のコンテンツを拠点とする形で、ナムコ等のアーケードゲームのPC移植作品の開発やプロデュース、販売を行っていた。

1993年、ソフトウェア開発室が独立する形で設立(電波新聞社100%の資本)。本社は電波新聞社・大阪本社内に存在した。

2018年10月1日より、電波新聞社を存続会社とする吸収合併により事業継承する事を発表[2]。マイコンソフト株式会社は2018年9月30日で解散し、新たに10月1日より『株式会社電波新聞社マイコンソフト事業部』として存続する。事業はそのまま引き継ぎ、取扱製品、担当窓口などに変更はない。

現在はソフトウェア事業は休止状態にあり、パソコン用周辺機器等、ハードウェア部門に事業の主力をおいている。

主なゲームソフト

当時のPC向けにナムコ、SEGA、データイースト等のアーケードゲームの多くの移植、並びに、YAMCAT等が作成したオリジナルゲームの販売を行っていた。

末期には、ビデオゲームアンソロジーとして、ハードウェアに特化したスクラッチから起こしたゲームではなく、よりオリジナルの実動作に近づけた移植を行ったシリーズもリリースしている。

主な機器製品

映像関連

  • XVGA-1Pro(ビデオスキャンコンバータ・ユニット)
  • XAV-1s/2s(ダウンスキャンコンバータ・ユニット)
  • XRGB-1/2/2plus/3(アップスキャンコンバータ・ユニット)
  • XMD-1(アナログRGBユニット)
  • XRGB-mini Framemeister(アップスケーラー・ユニット)

ゲームコントローラー関連

[3]

INTELLIGENT JOYSTICK XE-1シリーズ

[4]

XE-1
レバー方向反転機能付き。X1X68000版のゼビウスに同梱販売された。ボディ色が白もしくは黒。
XE-1 PRO/PRO FC/PRO HE/ST/ST2/SFC
ST/ST2/PROはセガ・マークIII/メガドライブ/ジョイスティックポートがATARI形式のホビーPC用、PRO FCはファミリーコンピュータ用、PRO HEはPCエンジン用、SFCはスーパーファミコン用。
初代XE-1を除く共通機能は以下の通り。
  • 8方向4方向切替スイッチ(レバー入力方向切替)
  • 270゜回転式ショットパネル(メインボタン角度調整)
以下は各機種固有機能。
  • 連射機能(PRO、SFC、PRO HE)
  • マルチタップ機能(PRO HE)
  • セガ/PC切り替えスイッチ(ST、ST2)
  • PCエンジン/PC切り替えスイッチ(PRO HE)
  • 入力マクロ、LCDインジケータ機能、ATARI仕様ポート拡張端子(SFC)
※PRO/ST/ST2は別売ジョイスティックアダプターXF-1でファミコンへ対応可。

INTELLIGENT ANAROG/DIGITAL CONTROLLER SYSTEM

デジタル256段階の入力が可能なデバイス。後にMSX等で制御するための手段とサンプルプログラムがBASICマガジンで公開されている。

XE-1AJ/CZ-8NJ2
X68000用のアフターバーナー開発時に製作され、シャープから発売されたサイバースティック(CZ-8NJ2)と同仕様。マイコンソフトは開発協力の形で関わっているが、サイバースティックの方はシャープ自身のプロダクト[5]である。双方の実際の商品での違いは、ボタンのカラーリング、商品名の表記等のみ。
XE-1AP/AE1-EX
藤岡によるラジコンのプロポをイメージした物をマイコンBASICマガジンのデザイナーと試行錯誤しながら作成した小型の姉妹機[6]。APとEXの差分はボタン色のバリエーション違いのみ。ユーザー間での通称は「カブトガニ」。
パッドの「アナログ/デジタル切替SW」により、アナログ/デジタルの動作モードが切り替わる。
ジョイスティックポートがATARI形式のゲーム機/メガドライブ/ホビーPCに対応。メガドライブと接続する場合は「パソコン/MD切替SW」をMDに設定する。PCEと接続する場合はポート変換器XHE-3と組み合わせてアナログ対応となる。
メガドライブ使用時のアナログモードはデータフォーマットは同じものの、コネクタの信号の入れ替えのみではなくボタンのアサインも入れ替わっているため、操作されたボタンのデータのほうはサイバースティックと互換性が無い[7]

JOYSTICK CONTROLLER SYSTEM

  • XO-1(ATARI仕様外付け連射アダプタ)
  • XF-1(ファミコン用ATARI仕様コントローラ変換アダプタ)
  • XHE-2(PCE用2ポートマルチタップ)
  • XHE-3(PCE用ATARI仕様アナログ対応コントローラ変換アダプタ)

関連項目

脚注

  1. ^ 公式 Twitter に掲載された写真を出典とする。 公式 Twitter より”. Micomsoft. 2013年10月27日閲覧。
  2. ^ マイコンソフト株式会社 合併のご案内”. www.micomsoft.co.jp. 2018年10月2日閲覧。
  3. ^ ARCADE GEAR Micomsoft2012年9月30日閲覧、一部参考。
  4. ^ 各部名称については「PRO HE取扱説明書」参考。
  5. ^ opaimarの2014年8月7日20時45分のツイート2019年1月3日閲覧。
  6. ^ opaimarの2014年8月7日20時45分のツイート2019年1月3日閲覧。
  7. ^ サイバースティックでアフターバーナーを遊びたい(1)接触編

外部リンク