南越谷
南越谷 | |
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JR南越谷駅南口 | |
北緯35度52分32.32秒 東経139度47分23.21秒 / 北緯35.8756444度 東経139.7897806度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | 越谷市 |
地区 |
蒲生地区(1丁目) 南越谷地区(2〜5丁目) |
人口 | |
• 合計 | 13,633人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
343-0845[2] |
市外局番 | 048 (草加MA)[3] |
ナンバープレート | 越谷 |
南越谷(みなみこしがや)は、埼玉県越谷市の地名。現行行政地名は南越谷一丁目から南越谷五丁目であり、一丁目の一部と二・三丁目は住居表示実施済み区域、一丁目の一部と四・五丁目は住居表示未実施である。郵便番号は343-0845[2]。
地理
埼玉県の東部地域で、越谷市中南部に位置し、北で元柳田町、北東で瓦曽根、東で西方、南東で登戸町、南で蒲生旭町・蒲生茜町、西で七左町、北西で赤山町と隣接する。武蔵野線南越谷駅と東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)新越谷駅の東南側を除く市街地を中心としており、これらの駅周辺の略称として「新越(しんこし)」「南越(なんこし)」と呼称される。
埼玉県東南部の中でも武蔵野線と東武伊勢崎線が利用できる交通の便の良さから、駅周辺の施設が充実している。特に商業施設の数が多く、新越谷駅には駅ビルが内接されている。
歴史
南越谷及び新越谷両駅の開業以前、越谷市の中心市街地は越谷駅周辺であり、南越谷の周囲は長閑な田園地帯であった。開業後は市の中心部として急激に栄え、矢継ぎ早に多くの施設が建設された。1985年度には、新越谷駅の乗降客数が越谷駅のそれを上回ることとなった。
沿革
- 1967年(昭和42年)11月1日 - 大字蒲生、大字登戸、大字瓦曽根、大字西方の各一部から南越谷一〜三丁目が成立[4]。
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 地内に越谷市立南越谷小学校が開校。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 国鉄武蔵野線府中本町駅 - 新松戸駅間が開通。地内に南越谷駅が開業。
- 1974年(昭和49年)7月23日 - 地内に東武伊勢崎線新越谷駅が開業。
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)9月1日 - 大字登戸、大字瓦曽根、大字蒲生の一部から南越谷四・五丁目が成立[5]。
- 1984年(昭和59年)6月21日 - 地内に獨協医科大学越谷病院(現・獨協医科大学埼玉医療センター)が開院。
- 1985年(昭和60年)8月24日 - 第1回南越谷阿波踊りが地内で開催。
- 1994年(平成6年)11月 - 東武伊勢崎線が武蔵野線の高架を跨ぐ形で高架化。地区内の踏切を除却。
- 1995年(平成7年)11月 - 地内に複合商業施設「南越谷OPA」が開店。
- 1996年(平成8年)
- 1998年(平成10年)3月26日 - 地内に東武鉄道の駅ビル「新越谷ヴァリエ」が開店。
- 2002年(平成14年)11月 - 地内に南越谷公民館「パレット」が開館。
- 2010年(平成22年)1月31日 - 南越谷OPAが閉店。
- 2011年(平成23年)4月 - 浜友観光が南越谷OPAを居抜きで改装して複合商業施設「楽園タウン南越谷」が開店(2015年4月15日に南越谷ラクーンに改称)。
地名の由来
地名は、先に開業した日本国有鉄道の駅名から取った。
文化
年中行事として「南越谷阿波踊り」が開催されている。1985年に、地元事業家(ポラスグループの創業者中内俊三)の提唱で始まったこの祭りは、2009年に開催25周年を迎えた。南越谷阿波踊りでは阿波踊り発祥の地徳島からも連を迎えている。
駅周辺の整備構想
越谷市は、2019年から「にぎわい創出懇談会」を設置し、老朽化が進むサンシティの建て替えを軸とした南越谷駅周辺の整備事業の検討を進めている。2020年1月には、都市整備構想のキャッチコピーを「官能都市」とすることを発表したが、パブリックコメントを通じて性的な印象があるとの否定的な意見が相次ぎ否定された(なお、官能を性的感覚と置き換えることは俗用にすぎない)[7]。
世帯数と人口
2018年(平成30年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
南越谷一丁目 | 1,985世帯 | 3,965人 |
南越谷二丁目 | 796世帯 | 1,868人 |
南越谷三丁目 | 1,054世帯 | 2,193人 |
南越谷四丁目 | 1,507世帯 | 2,849人 |
南越谷五丁目 | 1,352世帯 | 2,758人 |
計 | 6,694世帯 | 13,633人 |
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[8]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
南越谷一丁目 | 1〜10 | 越谷市立蒲生小学校 | 越谷市立光陽中学校 |
その他 | 越谷市立南越谷小学校 | 越谷市立富士中学校 | |
南越谷二丁目 | 1〜5 | ||
その他 | 越谷市立西方小学校 | 越谷市立大相模中学校 | |
南越谷三丁目 | 全域 | 越谷市立南越谷小学校 | 越谷市立富士中学校 |
南越谷四丁目 | 全域 | ||
南越谷五丁目 | 全域 |
交通
鉄道
駅名は異なるが両駅は隣接しており、徒歩連絡が可能である。南越谷駅南口ロータリーと新越谷駅東口ロータリーは共用している。 なお、地内には旅客駅ではないが、日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅の越谷貨物ターミナル駅がある。
バス
新越谷駅・南越谷駅周辺には、下記の4つのバス停留所があり、行先や運行会社によって発着場所・名称がそれぞれ異なる。
- 南越谷駅南口 - 南越谷駅南口(新越谷駅東口)ロータリー・ヴァリエ付近。
- 南越谷駅北口 - 南越谷駅自由通路北側付近。
- 新越谷駅西口 - 新越谷駅西口ロータリー・ヴァリエ付近及びロータリー内。
- 新越谷駅東口 - 南越谷駅南口バス停と共用。東武バスとグローバル交通のバスがこの名称を用いる。
- 新越谷駅前 - 南越谷駅南口バス停と共用していた。東北急行バスの高速バス、レインボー号のみこの名称を用いていたが、2014年5月15日のダイヤ改正で廃止された。
主要道路
- 埼玉県道49号足立越谷線(旧国道4号、日光街道)
公園
下記以外に地内に無名の小公園がいくつかある。
- 南越谷第一公園
- 南越谷第二公園
- 野球場前公園
- ふみきり公園 - 伊勢崎線の高架下に立地
- カンナ公園
- 駅前公園
- 葛葉公園
- 南越谷三丁目なかよし広場
施設
南越谷駅・新越谷駅周辺の詳細については
- 公共
- 越谷警察署南越谷駅前交番
- 南越谷地区センター・公民館「パレット」
- 南団地自治会集会所
- 越谷市南越谷交流館
- 越谷市南部浄水場
- 越谷第一ポンプ場
- 教育
- 越谷市立南越谷小学校
- 越谷わかば幼稚園
- 医療
- 獨協医科大学埼玉医療センター(旧:獨協医科大学越谷病院)
- 南越谷病院
- 複合施設
- 越谷コミュニティセンターサンシティ
- 越谷市役所南部出張所
- 南部図書室
- イオン南越谷店
- サンシティホール
- 商業
脚注
- ^ a b “人口・世帯数 - 人口と世帯数(平成30年)”. 越谷市 (2018年3月2日). 2018年3月25日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2018年3月25日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年3月25日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1052頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 増補8頁。
- ^ “会社沿革”. サトウ電機. 2021年12月31日閲覧。
- ^ “埼玉・越谷市「官能都市」のコピー撤回 「性的な印象」と市民反発”. 産経新聞 (2020年3月30日). 2020年3月30日閲覧。
- ^ “学区一覧表(住所別)”. 越谷市 (2017年4月1日). 2018年3月25日閲覧。
- ^ [1]
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
関連項目
外部リンク
- こしがや住まいるマップ - 越谷市
- 南越谷・新越谷駅周辺画像
- 南越谷阿波踊り