コンテンツにスキップ

2027 FIFA女子ワールドカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FIFA女子ワールドカップ 2027
FIFA Women's World Cup 2027
Copa do Mundo Feminina da FIFA 2027
大会概要
開催国 ブラジルの旗 ブラジル
日程 2027年6月24日 - 7月25日
チーム数 32 (6連盟)
開催地数 10 (10都市)
大会統計
試合数 64試合
 < 20232031

FIFA女子ワールドカップ 2027: FIFA Women's World Cup 2027)は、女子サッカーの国際大会であるFIFA女子ワールドカップの第10回大会である。南米かつラテンアメリカで初のブラジルで開催[1][2]

開催国の選定

[編集]

2023年3月23日、立候補の要項がFIFAから発表された[3]。開催国は2024年5月17日にタイバンコクで開催されるFIFA総会で決定された。

立候補国[4][5]

評価値は総会10日前に公表[6]

評価値

[編集]
2027 FIFA女子ワールドカップ評価レポート[6]
入札国 評価値
ブラジルの旗 ブラジル 4/5
ベルギーの旗 ベルギードイツの旗 ドイツオランダの旗 オランダ 3.7/5

投票

[編集]
投票結果:
投票国 投票禁止国
  ブラジルに投票した国
  ブラジル
  ベルギー・ドイツ・オランダに投票した国
  ベルギー・ドイツ・オランダ
  棄権した国
  FIFA会員ではない国

投票はFIFA加盟のうち、ブラジル、ベルギー、オランダ、ドイツを除いた207の国の代表で投票が行われ、必要過半数より多く投票されたブラジルが開催権を獲得した。

投票
ラウンド1
ブラジルの旗 ブラジル 119
ベルギーの旗 ベルギードイツの旗 ドイツオランダの旗 オランダ 78
棄権 10
総投票数 207
必要過半数 104

フォーマット

[編集]

2023年大会以降、女子ワールドカップは4チーム8グループからなるグループステージで始まり、各グループ上位2チームがラウンド16チームから始まる決勝トーナメントに進む。通算試合数は64試合。

会場

[編集]

大会には10から12の会場が使用される。2014年男子FIFAワールドカップが開催された12のスタジアムのうち、クリチバアレナ・ダ・バイシャーダが本大会で唯一除外される会場である[7][8]

ブラジルが開催権を獲得した後、ナタール州政府は女子ワールドカップの開催地となることに関心を示した[9][10]

2024年8月22日、CBFベレンマンゲイロン英語版も開催候補都市の一つになることを確認した。これは2014年男子ワールドカップを開催しなかった都市の中で唯一最終候補に残った都市である。ベレンはもともと2023年3月にブラジルの入札に参加していた。しかし、マンゲイロンがまだ改修の最終段階にあったため、9月の最終プロジェクトから除外された[11][12]

2024年9月3日、ベレンとナタールがFIFAの選考プロセスに含まれた[13]。視察訪問は2024年9月から11月の間に開始される予定[14]

ブラジルの開催地に選ばれた都市とスタジアムは以下のとおり。

リオデジャネイロ ブラジリア ベロオリゾンテ フォルタレザ
エスタジオ・ド・マラカナン エスタジオ・ナシオナル エスタジオ・ミネイロン アレーナ・カステロン
収容人数: 73,139人 収容人数: 69,910人 収容人数: 66,658人 収容人数: 57,876人
ベレン
地図
About OpenStreetMaps
Maps: terms of use
1500 km
12
サンパウロ
11
サルヴァドール
10
リオデジャネイロ
9
レシフェ
8
ポルト・アレグレ
7
ナタール
6
マナウス
5
フォルタレザ
4
クイアバ
3
ブラジリア
2
ベロオリゾンテ
1
ベレン
2027 FIFA女子ワールドカップ ブラジル2027の開催所在地
サルヴァドール
マンゲイロン英語版 アレーナ・フォンチ・ノヴァ
収容人数: 53,635人 収容人数: 47,915人
ポルト・アレグレ サンパウロ
エスタジオ・ベイラ=リオ アレーナ・コリンチャンス
収容人数: 49,055人 収容人数: 47,252人
レシフェ マナウス クイアバ ナタール
アレナ・ペルナンブーコ アレーナ・アマゾニア アレーナ・パンタナール アレーナ・ダス・ドゥーナス
収容人数: 45,440人 収容人数: 42,924人 収容人数: 42,788人 収容人数: 31,375人

予選大会

[編集]

出場国

[編集]
  出場国
  予選通過方法の未定国
  撤退・棄権及び出場停止国

FIFAは、独自の予選大会を主催するUEFAを除き、大陸予選を通じて出場資格を編成する。主催国には自動的に本大会への出場資格が与えられ、残りのFIFA加盟協会英語版のほとんどは希望すれば出場資格を得ることができる。例外としてロシアは現在、ウクライナ侵攻により、2022年2月28日以降、FIFAとUEFAによりすべての大会から出場停止処分を受けている[15][16]

出場枠

[編集]
アジア

(AFC)

アフリカ

(CAF)

北中米カリブ海

(CONCACAF)

南米

(CONMEBOL)

オセアニア

(OFC)

欧州

(UEFA)

プレーオフ 合計
出場枠 6 4 4 3 1 11 3 32

上記の数は開催国枠を含んだ数である。

出場国表

[編集]
  • 「出場枠数」の「H」は開催国枠、「P」は大陸間プレーオフ枠。
  • 「FIFAランク」(FIFA女子ランキング)は、組み合わせ抽選に用いるものを表す。
  • 「○」は大陸間プレーオフに勝利の上、出場が決定したチーム。
大陸連盟 出場枠数 予選大会 予選順位 出場国・地域 出場決定日 出場回数 最高成績 FIFAランク 備考
CONMEBOL
(南米)
H+2+P2 開催国  ブラジル 2024年5月17日 10大会連続10回目 準優勝 (2007)
南米予選 TBD
TBD
大陸間PO TBD
TBD
AFC
(アジア)
6+P2 アジア予選 TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
大陸間PO TBD
TBD
CAF
(アフリカ)
4+P2 アフリカ予選 TBD
TBD
TBD
TBD
大陸間PO TBD
TBD
CONCACAF
(北中米カリブ海)
4+P2 北中米カリブ海予選 TBD
TBD
TBD
TBD
大陸間PO TBD
TBD
OFC
(オセアニア)
1+P オセアニア予選 TBD
大陸間PO TBD
UEFA
(ヨーロッパ)
11+P ヨーロッパ予選 TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
TBD
大陸間PO TBD
合計 32

シード枠

[編集]

抽選結果

[編集]

開催国ブラジルは、開催国につき自動的にA1に入る。

グループA
チーム
A1  ブラジル
A2 TBD
A3 TBD
A4 TBD
グループB
チーム
B1 TBD
B2 TBD
B3 TBD
B4 TBD
グループC
チーム
C1 TBD
C2 TBD
C3 TBD
C4 TBD
グループD
チーム
D1 TBD
D2 TBD
D3 TBD
D4 TBD
グループE
チーム
E1 TBD
E2 TBD
E3 TBD
E4 TBD
グループF
チーム
F1 TBD
F2 TBD
F3 TBD
F4 TBD
グループG
チーム
G1 TBD
G2 TBD
G3 TBD
G4 TBD
グループH
チーム
H1 TBD
H2 TBD
H3 TBD
H4 TBD

大会公式スポンサー

[編集]

FIFAパートナー

[編集]

FIFA女子ワールドカップスポンサー

[編集]

FIFA女子ワールドカップサポーター

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Brazil is chosen to host soccer’s 2027 Women’s World Cup following a vote by FIFA’s 211 members” (英語). Associated Press.com (May 17, 2024). May 17, 2024閲覧。
  2. ^ “FIFA vote awards Brazil 2027 Women's World Cup”. (MAy 17, 2024). https://www.espn.com/soccer/story/_/id/40159680/brazil-awarded-2027-women-world-cup-fifa 
  3. ^ “FIFA starts bidding process for FIFA Women's World Cup 2027”. FIFA. (23 March 2023). https://www.fifa.com/about-fifa/organisation/media-releases/fifa-starts-bidding-process-for-fifa-womens-world-cup-2027-tm 26 March 2023閲覧。 
  4. ^ “FIFA receives expressions of interest to host FIFA Women’s World Cup 2027™”. FIFA. (24 April 2023). https://www.fifa.com/about-fifa/organisation/news/fifa-receives-expressions-of-interest-to-host-fifa-womens-world-cup-2027-tm 
  5. ^ 米国とメキシコ、女子W杯2027年大会の誘致から撤退…2031年大会の開催を争う日本のライバルに?”. サッカーキング (2024年4月30日). 2024年5月5日閲覧。
  6. ^ a b “FIFA's bid evaluation report for 2027 Women's World Cup”. FIFA. (May 7, 2024). https://digitalhub.fifa.com/m/23756d029e53561b/original/FIFA-Women-s-World-Cup-2027-bid-evaluation-report.pdf May 8, 2024閲覧。 
  7. ^ Sem jogos, Curitiba ainda quer participar da Copa do Mundo Feminina em 2027” (ポルトガル語). cwbnews.com.br (20 May 2024). 2024年9月14日閲覧。
  8. ^ Becker, Mariana (17 May 2024). “Curitiba deve ficar fora da Copa do Mundo Feminina 2027” (ポルトガル語). RIC.com.br. 2024年9月14日閲覧。
  9. ^ FNF e trade turístico se unem para pleitear Natal como sede da Copa do Mundo Feminina 2027” (ポルトガル語). GE.Globo.com (3 August 2024). 2024年9月14日閲覧。
  10. ^ Conceição, Luan (1 August 2024). “Natal mobiliza setor turístico em busca de vaga na Copa do Mundo Feminina 2027” (ポルトガル語). opoti.com.br. 2024年9月14日閲覧。
  11. ^ CBF inclui Belém como candidata a receber jogos da Copa Feminina de 2027” (ポルトガル語). GE.Globo.com (22 August 2024). 2024年9月14日閲覧。
  12. ^ CBF anuncia Belém como cidade candidata a sede da Copa do Mundo Feminina 2027” (ポルトガル語). ブラジルサッカー連盟 (22 August 2024). 2024年9月14日閲覧。
  13. ^ Twelve FIFA Women’s World Cup 2027 candidate host cities begin selection process”. FIFA.com. FIFA (3 September 2024). 2024年9月14日閲覧。
  14. ^ Copa do Mundo Feminina: comitiva da Fifa visita Natal no dia 9 de outubro” (ポルトガル語). GE.Globo.com (5 September 2024). 2024年9月14日閲覧。
  15. ^ FIFA/UEFA suspend Russian clubs and national teams from all competitions”. FIFA. 2024年5月20日閲覧。
  16. ^ UEFA decisions for upcoming competitions relating to the ongoing suspension of Russian national teams and clubs”. UEFA. 2024年5月20日閲覧。