バルボリン

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バルボリン英語Valvoline )は、1866年米国で誕生した潤滑油ブランド。物理学者のジョン・エリス(Dr. John Ellis )の手によって初めて石油から作った純鉱物油の開発に成功。当時、過酷な蒸気機関のバルブ周りでは焼付きや固着物付着、その他の原因により確実な動作が妨げられる問題が生じていた。しかしバルボリンが開発したシリンダ油ではそれらの不具合の確率が著しく低下した。そうしてバルブの動作を保証する高い信頼性を得、Valvoline(バルボリン)と名づけられた。1873年には商標登録され、これはアメリカの石油業界では最も古いものとしている[1]

かつてペンシルベニア産鉱物油が最高の品質とされていた時代は、その素性の良さを示すために、「100%ピュアペンシルベニア」の文字が誇らしげに示されていた。同社は1950年にアシュランドに買収され、同社の一ブランドになっている。

日本では兼松ケミカル(旧兼松化成)がバルボリンの正規輸入、及びライセンス生産品を販売している。兼松ケミカル以外にもバルミックスなどの並行輸入業者が存在するが、ディスカウントストアや、ホームセンターで売られている廉価なプラボトル(1qt入り)のバルボリンも兼松ルートのものが多い。 JX日鉱日石エネルギー(旧新日本石油)の関連会社であるJXトレーディング(UTC)も、アメリカ製バルボリンパイロイルシリーズのパワーステアリングオイルや、オイル・燃料添加剤を販売している。

アメリカ製に比べると流通量は少ないもののオランダ製バルボリンのエンジンオイルも出回っている。欧州仕様のためアメリカ製とは仕様が異なることが多い。アメリカ製は基本的に1クォート(946cc)や1ガロン(3,785cc)のプラボトルとなるがオランダ製はリットル単位のプラボトルである。 その他にもシンガポール製などのアジアからの輸入品も流通している。こちらも容量はリットル単位となる。

兼松扱いの商品ではウェブ専売のオイルも存在する。時流の大勢にならい、バルボリンもハイドロクラッキングオイル(グループIII鉱物油)も化学合成油と表示するようになっている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]