阿波加茂駅
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| 阿波加茂駅 | |
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駅舎(2025年4月) | |
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あわかも Awa-Kamo | |
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| 所在地 | 徳島県三好郡東みよし町加茂2839 |
| 駅番号 | ○B22 |
| 所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
| 所属路線 | ■徳島線 |
| キロ程 | 6.6 km(佃起点) |
| 電報略号 | カモ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面2線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
242人/日(降車客含まず) -2014年- |
| 開業年月日 | 1914年(大正3年)3月25日[1] |
| 備考 | 無人駅 |
阿波加茂駅(あわかもえき)は、徳島県三好郡東みよし町加茂にある、四国旅客鉄道(JR四国)徳島線の駅である。駅番号はB22。
東みよし町の代表駅で、全特急列車および、観光列車「藍よしのがわトロッコ」が停車する。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)3月25日:開業[1]。
- 1985年(昭和60年)2月1日:業務委託駅からいったん無人駅となる[2][3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道が継承[1]。
- 1988年(昭和63年)3月:駅員を再配置し、有人駅となる[4]。
- 2001年(平成13年)10月1日:すべての特急列車が停車するようになる。以前は一部のみ停車していた。
- 2010年(平成22年)10月1日:再び無人化[5][6]。
- 2012年(平成24年)
- 2015年(平成27年)頃:再び窓口発売が休止となる。
- 2019年(平成31年/令和元年)4月以降:自動券売機を撤去[7]。
- 2024年(令和6年)頃:再々度無人化。
- 2024年(令和6年)10月頃:駅舎解体。
- 2025年(令和7年)4月頃:新駅舎完成。
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旧駅舎(2008年8月)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。自動券売機が設置されていたが、遅くとも令和2年2月には撤去されている[8]。定期列車では1番線に入る列車は徳島方面しかないが、阿波池田方から1番線に入り、折り返しができる構造を持っており、まれに使用されている。
かつては駅員が配置されていたが、2010年10月1日に一旦完全な無人駅となった。その後駅舎を改造して2012年4月7日に「加茂ふれあい館さくらひろば」がオープン[9]、2012年7月2日から月曜・水曜・金曜の午前中に定期券・6枚回数券・自由席特急回数券の委託発売を開始した[10]がその後2017年2月1日に休止されたのち2024年頃に無人化された模様である。
のりば
[編集]駅舎側から以下の通り。
| のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 1 | ■徳島線 | 上り | 穴吹・徳島方面 |
| 2 | 下り | 阿波池田行き |
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ホーム(2008年8月)
利用状況
[編集]『徳島県統計書』による1日平均乗車人員は下記の通り。
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駅舎建て替え問題
[編集]2022年(令和2年)2月にJR四国から東みよし町に駅舎建て替えが通告されたものの、東みよし町は費用などの問題から無償譲渡を断った[11]。その際、近隣住民に対し建て替えについての説明会を開かなかったことから一部の住民からは駅舎取り壊し反対の署名活動が行われており、同年12月22日には町長へ住民846人分の反対署名が提出された[12]。なお、東みよし町は、JR西日本管轄の山陰本線荘原駅の事例を参考にし、現在の駅舎を取り壊し、木造平屋建てのトイレと一体化した駅舎を造るとしている[13]。
駅周辺
[編集]- 東みよし町役場
- 三加茂自動車学校
- 国道192号
- 徳島県道44号三加茂東祖谷山線
バス路線
[編集]- 四国交通
- 「加茂駅北」停留所
- 東みよし町営バス
- 「加茂駅前北」停留所
隣の駅
[編集]- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■徳島線
- 特急「剣山」停車駅
- 観光列車「藍よしのがわトロッコ」停車駅
脚注
[編集]- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、658頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「10駅の停留所化実施」『交通新聞』交通協力会、1985年2月2日、1面。
- ^ 「「通報」山陽本線嘉川駅ほか25駅の駅員無配置について」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年2月1日、2面。
- ^ 「JR四国、屋島など12無人駅に63年春から駅員配置」『日本経済新聞』(地方経済面/四国)、日本経済新聞社、1987年12月11日、12面。
- ^ 「JR四国 29駅を無人化 経費削減、県内は造田など6駅=香川」『読売新聞』(朝刊)、読売新聞大阪本社、2010年6月22日、33面。
- ^ 「J駅業務体制の見直しについて」(プレスリリース)、四国旅客鉄道株式会社、2010年6月21日。2010年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月22日閲覧。
- ^ 「JR四国の旅行代理店「ワーププラザ」 徳島3カ所廃止検討阿波池田・阿南・鴨島」『徳島新聞』2019年2月26日。2022年9月22日閲覧。
- ^ “JR四国の旅行代理店「ワーププラザ」 徳島3カ所廃止検討 阿波池田・阿南・鴨島|徳島の話題|徳島ニュース|徳島新聞”. 徳島新聞Web. 2019年2月26日. 2019年3月16日閲覧.
- ^ 「阿波加茂駅ふれあい広場 活性化拠点 パン販売も」『読売新聞』(徳島版)、2012年4月8日、33面。
- ^ 「阿波加茂駅、7月2日から定期・回数券の販売再開」『徳島新聞』2012年6月28日、21面。
- ^ 逆瀬川さかせ (2023年9月2日). “築100年の木造駅舎が銀の箱に改築 四国で簡易駅舎が増えるワケ(逆瀬川さかせ) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2023年12月11日閲覧.
- ^ “阿波加茂駅駅舎取り壊しの反対署名846筆提出 東みよし町長に住民有志|徳島の話題|徳島ニュース|徳島新聞デジタル”. 徳島新聞デジタル. 2023年12月11日. 2023年12月11日閲覧.
- ^ 「調査研究 視察報告」(PDF)『東みよし町議会だより』69号(6月議会号)、東みよし町議会、2023年、10頁、2023年12月11日閲覧。
