重装機兵レイノス

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重装機兵レイノス』(じゅうそうきへいレイノス、英名ASSAULT SUITS LEYNOS)は、メサイヤより発売された、アクションシューティングゲーム

本項では『重装機兵レイノス2』も解説する。

作品解説[編集]

舞台は22世紀宇宙時代の世界戦争民族紛争を背景に、戦場を駆ける兵士達の姿を描く。主人公アサルトスーツ(重装機兵)と呼ばれる人型機動兵器のパイロットとして、過酷な戦場を生き抜き、戦いを終結に導いていく物語。

機動戦士ガンダム』『太陽の牙ダグラム』に代表される、いわゆるリアルロボットアニメの影響下で作られたゲームで、作中にそれらのアニメ作品に対するオマージュと思しき、大気圏突入直前の戦闘や、戦闘中に交わされる通信などのシーンを見ることができる。それらを効果的に配置することで、ゲームの物語により幅を持たせることに成功している。

同じ世界観を共有するゲームとして『重装機兵ヴァルケン』がある。

重装機兵レイノス[編集]

重装機兵レイノス
ジャンル アクションシューティング
対応機種 メガドライブ
PlayStation 4
Windows
開発元 メサイヤ
発売元 MD:メサイヤ
PS4:ドラキュー
PC:Rising Star Games
人数 1人
メディア MD:カセット
PS4:
PC:ダウンロード販売
発売日 MD:1990年2月2日
PS4:2015年12月23日
PC:2016年8月29日
対象年齢 MD:CEROA(全年齢対象)
PS4:CEROB(12才以上対象)
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重装機兵レイノス』(じゅうそうきへいレイノス、海外名:Target Earth)は、メガドライブ用のアクション・シューティングゲーム。1990年2月2日発売、ROMカートリッジ。2007年10月30日よりWiiバーチャルコンソール向けにダウンロード販売されている(要600Wiiポイント)。また、2015年9月8日よりプロジェクトEGGでもダウンロード販売されている。

本作は2Dサイドビューのアクション・シューティングゲームであり、ステージによって重力の有無がある。自機であるレイノスは複数の火器・装備を選択して運用することができ、各ステージの冒頭で武器庫から最大6種類まで選択し搭載する。装備品の内容はステージが進むごとに、それまでの得点などに応じて、より強力なものが追加されていく。

基本的に、残機1機のみ・エネルギー制を取っているが、エネルギーは時間で自然に回復するようになっている。エネルギー回復をこまめに行っておけば必ずしも高難度ではないが、既存のアクションゲームと同じ感覚でプレイすると、エネルギー回復出来ぬままに戦闘、あっという間にやられてしまう。それ故に多くの人にとってはクソゲー同然であり、人を選ぶゲームと言える。しかし、その高いハードルを乗り越えられたプレイヤーたちには、ロボットアクションゲームの原点的作品として、高い支持を受けている。事実、発売当時のゲーム雑誌のライターレビューでは軒並み散々な評点しか得られていないが、読者投票などにより再評価され、ユーザーの支持によりヴァルケン等のシリーズ作の発売につながっている。

PlayStation 4にてリメイク版が2015年12月23日に発売された。PlayStation Storeでは2015年6月12日より体験版も配信された。リファインされたアーケードモードと、旧作にできるだけ趣を近づけたクラシックモードの2つのモードを搭載。また、マルチエンディングや多数のカスタマイズ要素をもったオプションモード、旧作の企画資料などが見られるドキュメントが実装された。開発初期から開発掲示板をオープンにし旧作ファンの意見を取り入れ、通信機能を利用した2人同時プレイが実装される予定だったがオミットされた。開発側はこれを「仕様上の矛盾が解消されなかった」と説明した。2016年8月29日にはPC移植版がSteamで配信された。

ストーリー[編集]

22世紀初頭、地球外での資源採掘の利権を巡って勃発した、第4次世界大戦が終結した。戦勝国側は再度の利権を巡る争いを恐れ、外惑星条約機構軍を設立、特定の国家が資源の独占をしない様、相互監視を図った。終戦から10年を経た西暦2111年、外惑星条約機構軍ガニメデ基地に所属する主人公は、所属不明の軍隊から襲撃を受けた資源採掘基地防衛の任を受け、最新鋭のアサルトスーツ・レイノスで出撃する。
謎の敵軍は瞬く間にガニメデを包囲し、地球圏の一部まで制圧してしまった。主人公は仲間たちと共に包囲網を突破して友軍と合流、仲間を失いながらも大気圏へ突入し、地上を制圧した敵軍を撃破していく。戦いの中、主人公は幾度となく立ちはだかる青いアサルトスーツ、そのパイロットであるランス・カルザスとの交信に成功する。ランスの口から語られた敵の正体は、10年前に地球を救うために出発し、第4次世界大戦勃発の混乱で忘れ去られていた外宇宙探査艦隊だった。失った人員をクローンで補い、サイバー手術で生き延びてきた彼らは、自分たちを忘れ去った地球を見限り、彼らの手で争いの無い平和な世界を作り上げるべく侵略を開始したのだった。
やがて機動戦艦ロイアックの完成によって外惑星条約機構軍の反撃は勢いを増し、戦場は再び宇宙に戻る。激戦を経て追い詰められた外宇宙探査艦隊の旗艦を撃破するため、ランスとの決着をつけて戦争を終わらせるため、主人公は最後の戦いへと出撃する。そこで彼が知ったのは、「地球が外宇宙探査艦隊を見捨てた」という真実だった。

登場人物[編集]

外惑星条約機構軍[編集]

ジェフ・ロバーツ少尉(主人公)
声:赤羽根健治
軍の人手不足により23才の若さでアサルトスーツ隊の中隊長としてガニメデ基地に赴任する。
無口で、重要な時以外はほとんどしゃべらない。
ロック・スタイナー少佐
声:石川英郎
主人公が所属する、アサルトスーツ40機大隊を率いる隊長。主人公、ゾウザリーにとっては士官学校時代の教官でもある。
仲間を率いて戦い続けるが、最終決戦で被弾。主人公に自らの願いを託して戦死した。
10年前の第四次世界大戦でも現役であったことが『重装機兵ヴァルケン』外伝コミックスで語られた。
ラルフ=ゾウザリー軍曹
声:橋詰知久
主人公と同期でアサルトスーツ隊の小隊長を務める。お調子者の軟派男で、自分を天才と称している。 何かにのめり込みやすい性格。
大気圏突入時に収容が間に合わず宇宙へ取り残され、そのまま燃え尽きて戦死した。
なお、リメイク版においては一時的に生還させることも可能。
10年前の第四次世界大戦でも現役であったことが『重装機兵ヴァルケン』外伝コミックスで語られた。
リーナ=ライセン曹長
声:金子有希
本作のヒロイン。
主人公の中隊を担当しているオペレーターで、主に個別の機体のステータスを管理している。
戦いに望む主人公の身を常に案じ続け、「必ず帰ってきて」と声をかけ続ける。
主人公が出撃した後はハンガーでずっと帰りを待っている姿は、他の整備士たちにも知られている。
エミリ・ブルックリン中尉
声:山中まどか
ガニメデ基地に配属されていたオペレーターで、作戦全体の進行を管理している。
気丈な性格で、代々士官の家系でエリート。密かにスタイナーに好意を抱いている。
彼女等の他にもオペレーターは数名登場。
ジム・ヘルウイッグ中尉
声:上恭ノ介
ガニメデ基地脱出作戦の支援を行った突撃艦バーサットの艦長。
爆雷を投下して主人公らを援護していたが、ランスの攻撃によって撃沈、戦死した。
ヤン・コック・ブロンコス少佐
声:千葉俊哉
ガニメデ基地脱出作戦、大気圏突入作戦で主人公たちを輸送した突撃揚陸艇バーシスの艦長。
任務に私情を挟まず、脱出に間に合わなかった兵士や、大気圏突入時に収容できなかった兵士も、艦に危険が及ぶ場合は容赦なく切り捨てる。
バーシスは『重装機兵ヴァルケン』にも登場するが、当時の艦長は別人(チャック・ジョンストン)である。
エリック・アルザス中尉
声:橋詰知久
外宇宙探査艦隊の地上本拠地攻撃作戦で主人公たちを援護した戦闘機ランダーのパイロット。
敵基地入り口の隔壁へと特攻し、突破口を切り開いて戦死した。
ジーン・トールゼン艦長
声:蟹江俊介
外宇宙探査艦隊の旗艦総攻撃に際して、機動戦艦ロイアックの指揮を取った外惑星条約機構軍の司令官。
敵が同じ人類であり外宇宙探査艦隊であるという情報を知りながら、一般兵士にはこれを伝達していない。
リメイク版ではEDにて最終決戦時の白兵戦で死傷、指揮権が副長へ移動したことが語られる。
チャック・ジョンストン副長
声:なし
リメイク版のEDにて登場。艦長の死傷に伴いロイアックおよび全軍の指揮を引き継いだ。
地球からの残敵掃討命令を拒否し、地球への撤退を決断する。
重装機兵ヴァルケン』に登場したバーシス艦長チャック・ジョンストンその人とされる。

外宇宙探査艦隊[編集]

ランス・カルザス大佐
声:上恭ノ介
本作のライバル。
第46機動コマンド隊を率いるエースパイロットであり、青いアサルトスーツに搭乗している。
主人公とは幾度となく激戦を繰り広げ、一時は敗れて重傷を負うもサイバー手術を受けて復帰、最終決戦へと挑む。
セレス=アルセリア=クライバー少佐
声:後藤友香里
ランスの副官を担当し、ランスに心酔している。。
前線では巨大機動兵器ノックスや量産型グランヴィアMK2を用いて条約軍を苦しめる。
ロンベルク・V・ザーター
声:滑川洋平
本作のラスボス。
サイバー手術によって外宇宙探査艦隊旗艦と一体化した状態で主人公を待ち受ける。
地球からの救援を待ち望んで生き延びたにも関わらず、通信が再開された際に「支援はない。自力で生き延びろ」と見捨てられたことで地球圏への復讐を決意した。

重装機兵レイノス2[編集]

重装機兵レイノス2』(じゅうそうきへいレイノス・ツー)は、セガサターン用のアクション・シューティングゲーム。1997年2月21日発売。

本作は『レイノス』のシステムを更に発展、複雑化させたものとなっている。ステージ2以降は搭乗機体の選択、デバイスと呼ばれる部品の交換による機体のチューニング、装甲の材質や厚さの変更までもが可能となっている。武器の種類は更に増加し、ステージごとの得点のみならず、被ダメージ、クリア所要時間などの総合的な判定によって、入手される装備や機体が変化するようになった。

本作は主人公が独立愚連隊的なキャラクターであるため、これまでの『レイノス』『ヴァルケン』とは、ストーリーの印象が大きく異なっている。初心者に難しすぎる点は今作でも変わらず。

ストーリー[編集]

2120年代、数度の大戦により地球上は荒廃し、深刻な食糧難の時代がやってきた。世界各地で肥沃な土地を巡る領土紛争が勃発し、かつての国際的な枠組は、完全に瓦解した。2123年、ゼネス連邦の大統領暗殺事件が発生し、これを契機としてゼネス連邦と隣国サンラール共和国は戦争へと突入した。開戦当初の戦況は物量に勝るゼネス側有利に展開したが、サンラール軍は状況打開の秘策として、特殊部隊「第12特機」の投入を決定した。国境付近の森林地帯から山岳部の要塞ビッグ・ウォール攻略戦を経て、12特機は宇宙へと向かう。

登場人物[編集]

サンラール共和国[編集]

第12特別機甲部隊
カイル・クライバー
本作の主人公。12特機のリーダー。
軍の中でもトップクラスの腕を持つパイロット。
正義感が強くクールだが、度々トラブルを起こす要注意人物。
エディー・グレイン
命令違反を数えるときりがないが、腕は一流なお調子者。
マリア・トバース
一般の男性パイロットより腕が良いため、部隊に入るまでは仲間とトラブルを起こしていた。自ら志願して12特機に入った変わり種。
ドルフ・バートン
腕は立つが、戦闘狂な乱暴者。数々の問題を起こし、最終的にたどり着いたのが12特機。
ジョージ中佐
主人公たちを率いる。後にライセンの艦長も務める。
セキ
ビッグウォール、ハーディア攻略作戦に参加。

ゼネス連邦[編集]

アレッサ少佐
山岳地上に造られた難攻不落の前線基地、ビッグウォールの司令官。
デニス少佐
本作のライバル。
1機で12特機の4機を追い込むほどの実力を持つ。
アサルトファイツトーナメントにも「ワイッケン・デルスラル」という偽名を用いて出場。4回戦においてカイルと対戦するが、最終的に試合を放棄した。
ちなみに歴代スコアは初参戦だったため3/3。
カレン
デニス少佐の部下。コロニー強襲用の大型起動兵器を乗りこなし、12特機に挑む。
Dr.ボリス
ラグランジュアポイントにあるハーディア宇宙要塞においてコロニー攻略作戦を着任している。
ブラッド司令官
本作のラスボス。
ハーディア宇宙要塞の司令官。機動兵器QZを乗りこなし、世界征服を目論む。

その他[編集]

グレイブ・ディニー
中立地帯コンフェンにおいて、4年に一度開催されるアサルトファイツトーナメントの出場者。
1回戦においてカイルと対戦するモヒカン頭の男。歴代スコアは5/8。
チャマー・クド
アサルトファイツトーナメントの出場者。
2回戦においてカイルと対戦するオタク風貌の男。歴代スコアは10/12。
ザザーカ・メルダン
アサルトファイツトーナメントの出場者。
3回戦においてカイルと対戦する猛獣のような男。歴代スコアは31/37。
ミヤビ・ツバギガバイト
アサルトファイツトーナメントのチャンプ。
最終戦においてカイルと対戦する無敗戦士の異名を持つ女。歴代スコアは101/101。

外部リンク[編集]