製パン王 キム・タック

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製パン王 キム・タック
各種表記
ハングル 제빵왕 김탁구
漢字 製빵王 金卓求
発音 チェパンワン キム・タック
日本語読み: せいぱんおう きむたっく
ローマ字 Geppang-wang Gimtaggu
英題 King of Baking, Kim Takgu
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製パン王 キム・タック
ジャンル 連続ドラマ
放送時間 毎週水・木 21:55
放送期間 2010年6月9日9月16日(韓国)
放送国 韓国の旗 韓国日本の旗 日本
制作局 KBS
出演者 ユン・シユンチュウォンユジン
時代設定 大韓民国1970年代1980年代
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製パン王 キム・タック』は、韓国KBSにて2010年6月9日から9月16日の毎週水曜・木曜に21:55から23:15に放送されたテレビドラマ。全30話。

日本では、DATVで2010年12月12日毎週日曜15:30から放送され、フジテレビ韓流α2011年7月14日より8月24日まで放送された。

概要[編集]

  • 大手製パン会社会長の息子として生を受けたが運命に翻弄され私生児となり、母と2人で貧しい環境でありながらも前向きに育つキム・タック。父との偶然の再会がきっかけで一旦母と別れ父の元に戻されるが、相続問題でタックを敵視する者たちに追い出される。そして、目の前で母親をさらわれ、母の捜索のためにひとり生きてゆくタック。父親の遺伝子を受け継ぎパンが大好きなタックは驚異的な嗅覚を持ち、母を捜しながら生きていく中で、製パンの世界で師匠に出会い、パン作りの才能を見出され、頭角を現していく。そしてパン職人の道を歩み始めたタックは、持ち前の常に前向きで絶対にあきらめない性格を武器に、周囲の人間を惹き付け仲間を増やしながら、成長し幸せを掴んでいく。義弟として育ったマジュンとの相続問題、タックを嫉妬するマジュンとの確執、幼馴染ユギョンとの恋、師匠の娘ミスンの愛、様々な出会いと別れ、手に汗握る陰謀との戦いや賭け引き・・・ドラマティックに、タックの成長・活躍と様々な愛のかたちを描く。タックの成長と共に1970年代から2000年位までを時代背景に繰り広げるめくるめく人間ドラマの傑作。
  • 韓国での初回視聴率15.7%⇒最終回視聴率50.8%と回を追うごとに視聴率急上昇、瞬間最大視聴率は58.1%、平均視聴率38.7%(TNSメディアコリア調べ)と韓国ドラマ史上5位を記録するヒットとなった[1]
  • タック役のユン・シユンは新人俳優であったが、この作品の韓国国内での大ヒットにより、人気俳優の仲間入りをした。
  • 2011年5月27日、日本版DVDボックス、及び、ブルーレイとDVDと特典が同梱されたコンプリート限定ボックスが、ポニーキャニオンより発売されている。

キャスト[編集]

主要登場人物[編集]

主人公。1965年生まれ。ク・イルチュン会長と使用人ミスンの子でク家の正式な長男。友達に誘われコソン食品のパン工場にパンを盗みに行ったことから、父と出会う。母の強い意志でソウルのク家に引き取られたが行方不明になった母を捜すため家を出る。12年後、母を誘拐した風車の刺青の男がいるという仁川のパルボンベーカリーに現れる。少々喧嘩っ早いが明るく律儀で常に笑顔が絶えない正直で真っ直ぐな好青年であるがゆえ、周囲の人望も厚い。また、学歴は小学校のみであるが、父と同様の志と天性の嗅覚の持つ努力家でもある。彼の作るパンは一見地味だが、濃厚で芳ばしく、味に暖かみを感じるようで、特にイルチュンは感激のあまり涙を流した。
ク家の長男として祖母から厳しい英才教育を受けて育つが、実はインスクとハン室長の不倫の末出来た子でタックの義弟。孫の扱いがあまりにも異なるタックにコンプレックスを抱いている。日本留学からこっそり帰国し、パルボンベーカリーに偽名を使って雇ってもらう。タックがパルボンベーカリーにいることを父・イルチュンには秘密にしている。タックとは対照的にクールでドライな性格でいつも顔をしかめている。パン作りもかなりのもので見た目も味もこの上ないが、パンに対する愛情がまるで無く、タックに勝つことがすべてで、そのためならどんな手段も選ばないため、バルボン師匠からも「冷たい味」だと言われてしまう。
タックの幼馴染。ソウルに行ったタックに母親の危機を電報で知らせる。父親の虐待を受け遠い施設に送られたが12年後にタックと再会。奨学金を受けて大学に通う。同じ大学のジャリムとは親友。大学卒業後はコソン食品に就職する。知的でクールな性格であるが、一途で尽くす一面もある。順応性に優れた策略家でもあり、少女時代の頃タックに父殺しを依頼たりインスクに復讐しようすることから、少なからずも心に闇抱えているため、本人も「あまり良い性格ではない。」と称している。
パルボン師匠の孫娘でバルボンベーカリーの紅一点。父と共にパン作りをしているが、本人はパティシエ志望で父に半人前扱いにされている。しかし、祖父の血を強く受け継いでおり、一度口にした味は絶対に忘れないという優れた味覚とパンに関する豊富な知識を持っていることから、父以上の実力者であることがうかがえる。明るく活発な性格で気が強く、自分の気持ちを素直に出せない、言わばツンデレ気質で時に大胆な行動も取るが根は優しく面倒見が良くて、繊細で道理にかなった心の持ち主でもある。初めはタックに「チンチクリン」と言われ、互いにイガミ合っていたが、パン職人として成長していくタックに徐々に心惹かれる。
コソン食品会長。1957年、26歳のときにコソンを設立。インスクとは政略結婚であり、愛情はない。一度はミスンとの結婚を考えたが、母・ホンに反対された。引き取ったタックをひそかに長男として戸籍に入れる。のちに(連れ去られた母を探し出すために)姿を消したタックを探し続けている。
イルチュンの妻、マジュン、ジャギョン、ジャリムの母親。男の子が生まれず姑から執拗な嫌がらせを受けたが、スンジェと不倫の末に出来たマジュンをク家の長男として生む。気品あふれる上流階級夫人に見えるが残酷な心の持ち主だが、思い込みが激しく冷静な判断ができずにパニックに陥りやすく状況が上手く読めないため、いつも事態を悪化させている。タックとユギョンに冷酷な態度を取る。
コソン食品社長室長。インスクの不倫相手。ミスンを殺害し、タックを漁船に売るよう命じた。タックが成人後も姑息な手段を使い幾度も窮地に追い込む。

その他の登場人物[編集]

タックの母。ク家の使用人時代にタックを身ごもるが、インスクから逃れるためク家を去り青山へ。貧しいながらもタックと仲良く暮らしていたが、タックがイルチョンの元へ行くとスンジェの策略により、風車の男により拉致されてしまう。
ク家の長女。コソン食品で働いているが、女であるため父の後継者になれないことを不満に思っている。
ク家の次女。大学で学生運動に夢中になり、ユギョンと友人になる。
イルチョンの母。跡継ぎを生めないインスクに辛く当たる。大雨の夜、マジュンの出自を知ってしまい、インスクともみあいになり足を滑らせて転倒。その後病院で死亡する。
パルボンベーカリー店長。パルボンの娘婿、ミスンの父。職人気質で厳格でまじめすぎる面もある。特にタックに厳しくするが実力は認めている。
パルボンの娘、ミスンの母。非常に優しい人物であり、タックに親切に接する。
パルボンベーカリーを興した伝説的ブーランジェで製パン業界の実力者。幼少期に命を狙われたタックを助けたことがある。タックの実力を誰よりも認めている。
パルボンベーカリーのパン職人、前科がある。タックが探していた風車の刺青の男。ミスンが崖から転落して行方不明だとタックに教える。その後もタックを助ける。
パルボンベーカリーのパン職人。スンジェに買収されてタックに嫌がらせをするが、ジングに見破られる。
医師。視力を失ったミスンを助ける。
パルボンのかつての仲間。
長い間ク家に仕える。
幼いユギョンを虐待していた罪で服役していた。80年代にはコソン食品・青山工場の警備員として雇われていた。
シン・ユギョンのコソン食品での上司。
キム・タックの秘書。のちにパルボンベーカリーに入る。

スタッフ[編集]

受賞[編集]

  • 2010年KBS演技大賞
作家(脚本家)賞:カン・ウンギョン
女性最優秀演技賞:チョン・インファ(インスク役)
男性優秀演技賞:ユン・シユン(タック役)
女性優秀演技賞:ユジン(ユギョン役)
子役演技賞:オ・ジェム(タック子供時代役)
ベストカップル賞:ユン・シユン&イ・ヨンア(ミスン役)
  • 2010年韓国放送作家賞
ドラマ部門:カン・ウンギョン(作家)
  • 2010年コリアドラマアワード
作家(脚本家)賞:カン・ウンギョン
男性新人演技賞:ユン・シユン
演出賞:キム・ギュテ
  • 2010年大韓民国コンテンツアワード
大統領賞:「製パン王 キム・タック」(サムファネットワークス)
国務総理賞:カン・ウンギョン(作家)


脚注[編集]

  1. ^ 製パン王 キム・タックDVD公式サイトより

外部リンク[編集]