習甦

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習甦(しゅうそ)は、コンピュータ将棋プログラムプロ棋士平手で勝利した事がある強豪ソフトの一つ。

概要[編集]

開発者は竹内章愛媛県出身。2006年頃から趣味で将棋ソフトを開発する[1]

プログラム名の由来は「評価関数群最適化」を意味する「Shogi using evaluation function swarm optimizer」の略「Shueso」に漢字を当てたもの。また、"習" "甦"をそれぞれ分解すると"羽" "生"の文字が入っており、羽生善治を倒すことを目標に開発された事を表すダブル・ミーニングとなっている[2]

世界コンピュータ将棋選手権では準優勝を果たした事がある他、コンピュータオリンピアードの将棋部門で優勝した事もある。

プロ棋士との対局[編集]

2013年に出場した第2回将棋電王戦において阿部光瑠四段(当時)と対局を行い、113手で敗れた。

2014年に出場した第3回将棋電王戦において菅井竜也五段(当時)と対局を行い、98手で破った。ニコニコ生放送の視聴者からの投票によるMVPに選ばれた[3]。同年に行われたリベンジマッチも144手で勝利。

競技会成績[編集]

大会/年 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
世界コンピュータ将棋選手権 10 8 2 3 5 7 14 19 18 17 15
将棋電王トーナメント 5 F F F 17
コンピュータオリンピアード 2 1

脚注[編集]

関連項目[編集]

出典・参考[編集]