石田美也

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石田 美也 / Miya Ishida
出身地 日本の旗 日本, 東京都杉並区
ジャンル カントリー・ミュージック
職業 歌手
担当楽器 ボーカル
活動期間 1996年
事務所 シティライツ音楽事務所
共同作業者 石田新太郎とシティライツ
公式サイト 石田美也公式

石田 美也(いしだ みや / Miya Ishida)は、日本のカントリー・ミュージック歌手[1]作詞家音楽プロデューサー立教女学院小学校立教女学院中学校・高等学校立教女学院短期大学英語専攻科卒業。東京都杉並区出身。


来歴[編集]

スチ-ルギター奏者の父・石田新太郎の影響でカントリーに親しみ、立教女学院中高では聖歌隊で活動。幼少時代より演劇部に所属し、大学時代は早稲田大学演劇倶楽部に参加。学生生活をしながら劇団の舞台活動、テレビ、映画のエキストラに参加し、女優加賀まり子の兄で演劇プロデューサー加賀祥夫の「父親がカントリー音楽の仕事をしているなら、日本では数少ないカントリーミュージック歌手になったら。」との勧めでカントリー活動開始。

1992.93年にTennessee州Nashvilleで開催されたInternational Country Music Fan FairLuncheon Showに出演。 1枚目のアルバム「Country Girl」(1997年)をFEI Recordよりリリース。 LeAnn Rimesの楽曲「Honestly」の日本語版を歌ったことで、同年プロモーションで来日したLeAnn Rimesにインタビューを行う。 オーストラリアの音楽番組に出演。フィンランド、アイルランドのラジオ番組でも紹介される。石田新太郎とシティライツのリードボーカルとしてデイリー読売に特集が掲載。 同時期、カントリー歌手の先輩である宮前ユキから本人がステージで着用していた衣装、ウイリー沖山からブーツをもらうなどし、日本のカントリーミュージック界の新人歌手として話題になる。

2000年にネットアイドルトレーディングカード発売(エポック社)。オンラインマガジン、「HANAKO」、アウトドア雑誌、WEB関連のイベント、テレビ出演、ウエディング雑誌、グラビア出演。同年、写真展も開催。

1996年から2002年まで、湘南ビーチFM水曜日担当(当時)長村光洋の前半「カントリー音楽番組「石田美也のHot Country Wave」担当。CMAのInternational Radio Directoriesとして登録されていた。

2002年1月TBSテレビ「ザ・大接待」いかりや長介ユースケ・サンタマリアらと出演。2枚目のアルバム「HIMAWARI」をリリース[2]。 スポーツ報知、毎日新聞、雑誌「ギターマガジン」で紹介。12月寺内タケシとブルージーンズのコンサートに出演

結婚、2度の出産時期は活動をセーブしていたがティアラこうとうコンサートは継続。アルバム参加等をしていた。

2010年に小坂一也氏のプロデューサー小林氏の依頼でシングルCD「東京カントリーガール/青春サイクリング」発売。同年より始まる小野ヤスシ主催「ジ・オープリー」出演。(その後、一般社団法人日本ポピュラー音楽協会主催となり歌手出演の他に司会進行担当)

2012年フジテレビめざましテレビに3世代(父親でスチールギター奏者石田新太郎、娘美月、美晴)出演

2013年に橋本杜のホールにて音楽劇「高橋和也ハンク・ウィリアムズ物語」を脚本・演出・主演高橋和也で行い、相手役ハンクの妻オードリーを演じた。 2014年新宿文化センターにて音楽劇「ハンク・ウィリアムズ物語」再演[3]。 高橋HANK和也(高橋和也) & The Driving Cowboysメンバーとしても活動し、幼少から親しむカントリー音楽について、高橋和也とインタビューを受けている[4]。 以前より交流があるトミ藤山からラスベガスで活躍していた時代の衣装を託され舞台で着用し、[5]これが縁でトミ藤山の日本コロンビアからリリースした「カントリーヒット」にも収録されている日本語「ボタンとリボン」をレコーディングした。

ラジオ日本はかま満緒の話のタネ」出演。日本のカントリー音楽の歴史を石田新太郎と共に語る。

2016年ディレクターJames Payne「極西部Far Western」ドキュメンタリー映画に出演[6](石田家の撮影もあり子供たちも出演したがのちに別のドキュメンタリーで採用されている)映画は次の受賞とコンペ参加をしている。(Winner Best Documentary Jury Prize San Francisco Independent Film Festival/Official Selection IDFA/Official Selection Full Frame Documentary Film Festival/Official Selection Krakow Film Festival)

2017年「あいつ今何してる?」出演の他、雑誌にコラム掲載、関西、関東、北海道ツアー、芸術鑑賞会、米軍基地(横須賀、厚木、佐世保)出演。
「日本のカントリーミュージャン6選」に選ばれる。小坂一也、ジミー時田、宮前ユキ、ハンバートハンバートについで石田美也が紹介されている。[7]

2018年なぎら健壱「町をすぐる風」アルバムで「天使がいた街」を歌唱。同年配信でシングルリリース(株式会社ルーツ)。

公益財団法人江東区文化コミュニティ財団共催で行う江東区ティアラこうとうのカントリーコンサートは7700人以上の観客動員があり企画制作も行う。

2022年より「うたおと」シリーズとしてボーカル石田美也とギターリスト飯塚直斗の二人を中心に、全国でアコースティックライブを開始。カントリーミュージックを中心にコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック、オリジナルを歌う。1920年代から現在までのアメリカンカントリーと60年代を中心に活躍した日本のカントリーミュージシャンの歌も語り継ぐ。

2023年アルバム「THE CITYLITES」(2020年)に収録している「Jolene(Cover)」がスロベニアで配信1位、ウガンダ、オランダ、スペイン、バーレーン、フランス、ポーランドにもそれぞれチャートインしている。

2023年11月ティアラこうとうで行われる「~舞台芸術をもっと楽しむつどい~サロン・ドゥ・ティアラ」にて初のカントリーミュージックを楽しもう!講座が石田美也講師で行われた。[8] 同年、Country Music Lab (CML)立ち上げ。次世代に日本のカントリーミュージックを伝えるべく、研究、実験していく企画グループを結成。

2024年2月28日J-WAVE"SONAR MUSIC"のゲストコメンテーターとして「カントリーとポップミュージックの現在地」をテーマに、ビヨンセ、テイラー・スウィフトらを取り上げ、約1時間のトークを行なった。[9]


作品[編集]

アルバム[編集]

タイトル レーベル 発売日
1st Album Country Girl Teraon 1997年7月11日
2nd Album HIMAWARI[10][11] Citylites Record 2002年5月12日
3rd Album Western Special Best1(西部劇主題歌アルバム) Teraon 2005年4月1日
4th Album Western Special Best2(カントリーミュージックアルバム) Teraon 2009年4月1日
企画 Single 東京カントリーガール/青春サイクリング(小坂一也 Citylites Record 2010年
5th Album THE CITYLITES Citylites Record 2020年7月11日
6th Album THE ROUTES(日本語カントリーアルバム) Citylites Record 2022年7月11日

配信限定シングル[編集]

  • 天使がいた街(作詞作曲:なぎら健壱(2018年)
  • HIMAWARI(作詞作曲:石田美也(2020年)
  • 行き先なしの汽車(Fred Foster, Kris Kristofferson, Fumiko Okada)(2022年)
  • In The Garden(作詞:石田美也 2022年)
  • Danny Boy(作詞:石田美也 2022年)

出典[編集]

  1. ^ 石田美也”. 一般社団法人日本ポピュラー音楽協会. 2003年8月3日閲覧。
  2. ^ J-POPレビュー(2)MIYA ISHIDA "HIMAWARI"”. KILLER MUSIC. 2003年11月15日閲覧。
  3. ^ 新宿文化センター 2014(平成26)年度の主催公演一覧”. 新宿区立新宿文化センター. 2014年12月1日閲覧。
  4. ^ インタビュー Vol.63僕が憧れていた音楽の源流は、すべてカントリー・ミュージックにあった。それがわかった瞬間から僕らの新しい挑戦がスタートしました。高橋和也|石田美也”. 一般社団法人日本ポピュラー音楽協会. 2018年10月5日閲覧。
  5. ^ カントリーソングの歌姫たち”. トミ藤山のカントリーブログ. 2015年10月1日閲覧。
  6. ^ Far Western Directed by James Payne”. filmmovement. 2018年9月1日閲覧。
  7. ^ 日本のカントリーミュージャン6選 本場アメリカにも絶賛される歌手を紹介”. IndiesMate. 2018年9月1日閲覧。
  8. ^ サロン・ドゥ・ティアラ”. 2023年10月1日閲覧。
  9. ^ SONAR MUSIC”. 2024年2月28日閲覧。
  10. ^ KILLER MUSIC”. KILLER MUSIC. 2003年8月3日閲覧。
  11. ^ B.O.M.Newsletter”. B.O.M.Newsletter #260 2002年5月12日記. 2023年8月3日閲覧。

外部リンク[編集]