ウイリー沖山
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ウイリー沖山(ウイリーおきやま、本名:沖山 宇礼雄(おきやま うれお)、1933年(昭和8年)2月25日 - 2020年6月28日)は、昭和・平成期の歌手。神奈川県横浜市生まれ。ヨーデル歌手、カントリー歌手として活動してきた。
経歴[編集]
セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジ在学中よりプロとして活躍。カントリーボーイズ、ウエスタン・ランブラーズ、チャック・ワゴンボーイズを経て、自身のバンド、ブルーレンジャーズ結成。
抜群の歌唱力と発音の良さを買われて、ビクターよりヨーデルの曲「スイスの娘」でレコードデビュー。キャンプ、クラブ、ラジオ、テレビで活躍しポピュラーシンガーとしての地位を固める。低音から高音までの音域の広さを生かし、ジャズ、カントリー、ポピュラー、シャンソン、ハワイアン、とレパートリーは多岐に渡る。
読売テレビ『全日本歌謡選手権』では10週勝ち抜き、更に、グランドチャンピオンとなる。長野オリンピック時は、Willy・Oとして、五輪応援ソングをリリースする。低音での見事な声の張り、超高音ファルセットまでこなせる稀有な歌手である。
長らく横浜にあったバンドホテルのシェルルーム支配人を務め、歌手としてもシェルルームのステージに立っていた。
長良じゅんとは、長年兄弟のような親交があった。
2014年8月に膠原病を患い、一時は体を動かすこともできず咀嚼機能障害の状態になったが、2018年6月には復活コンサートを開くなど、晩年までディナーショーやライブを精力的に行っていた[1]。
2020年に入ると誤嚥性肺炎のため入退院を繰り返していたが、同年6月28日11時18分、老衰のため、横浜市内の病院で死去[2]。87歳没。
名前について[編集]
公式HPでは「ウイリー」となっており、各メディアでも「ウイリー」と表記される。しかし、長野オリンピック時のWillyのスペリングからは「ウィリー」と読む事も出来るが本項目では「ウイリー」に統一した。
出演[編集]
- おれたちひょうきん族(フジテレビ) - 「ひょうきんベストテン」で吉川晃司のネタで準レギュラー出演
- 心はロンリー気持ちは「…」VIII(1989年、フジテレビ)
出典[編集]
- ^ ウイリー沖山さん、老衰で亡くなっていた 87歳 - 日刊スポーツ 2020年7月6日
- ^ “キング・オブ・ヨーデル”ウイリー沖山さん死去、87歳 「ひょうきん族」などでも活躍 - SANSPO.COM 2020年7月6日