皇学

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皇学(すめらまなび・みくにまなび)とは、日本国にとって「天皇とはいかなるものか」という命題を明らかにする学問のことである。また、皇朝学・皇国学の略でもあり、単に前に掲げた命題だけに着目するべきものではないされる。古事記日本書紀などの古典の研究を通じて、日本古来の道を説く国学(こくがく)のことと類似されるが、より専門性の高い学問のことである。純粋に日本独自の学問といえる。

概要[編集]

古事記、日本書紀、万葉集の文献学的な歴史からすると、和学皇朝学古学(古道学)、国学、などの古典研究とされ、儒教、仏教渡来以前の日本固有の文化を研究し明らかにしようとしたものであり、漢学に対していわれる。江戸時代中期に契沖を先駆とし、荷田春満賀茂真淵本居宣長平田篤胤の研究を礎とする鈴木重胤と、その後継の敷田年治や羽田野敬雄らによって確立された。

神学、歌学、有職故実、国語学、国史学、国文学、地政学と幅広く、日本独自の歴史・文化・伝統世界を日本の古典並びに古代から究明する学問である。

継承(明治期)[編集]

1868年(明治元年)12月14日、京都皇学所が開講されたが、翌年廃止され、教務省が設置されると同省が講究にあたる。

1882年(明治15年)4月30日、伊勢信仰である伊勢講を母体とした神宮教は、伊勢神宮として伊勢神宮神宮皇學館)を設置する。 ※現皇學館大学では、全学共通科目に皇学入門の科目を置いている。

1883年(明治16年)4月28日、皇學館開校となり、皇学は以後継承されることとなる。

関連文献[編集]

外部リンク[編集]